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授業科目名 動物解剖生理学
時間割番号 LBT214
担当教員名 若山 照彦
開講学期・曜日・時限 前期・月・I 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
動物解剖生理学は動物の体の作りや形を学ぶことだけが目的ではない。それらを学ぶことで、個体としての生命現象を機能の側面から理解できるようになる学問である。前半は主な臓器についてマクロ解剖学を行い、体を構成する各臓器の形、構造、機能について学ぶ。後半は、発生工学を行う上でもっとも重要な器官である生殖関連の臓器およびホルモンについて生理学的な観点から学んでいく。
なお、本授業は2018年4月以前入学生向けの科目「LBT206 動物解剖学」の振替科目です。「LBT206 動物解剖学」の単位を取得済みの場合、本科目で取得した単位は卒業要件の単位数に含まれませんのでご注意ください。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
生命環境学部>生命工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
BT-A専門知識生命工学分野全般にわたる基礎知識に基づいた専門知識を修得している。
BT-B共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
生命環境学部>地域食物科学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
FS-A共通教養様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
BTFS
1動物解剖生理学では発生工学という学問を学ぶために必須の動物解剖学および生殖生理学や発生学の基礎知識を身につける。この講義によって体を構成する各臓器の種類、機能及びその構造を理解し、それらが血液やホルモン、骨格系とどのように連携して体を維持しているのか学ぶ。とくに生殖関係の器官について詳しく学ぶ。BT-AFS-A
2解剖生理学は日常会話でも使われる、知っていて損のない学問である。この講義では広く浅く紹介するため難しくなく、幅広い知識として役に立つはずである。BT-B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
175%この講義の目的を理解したか、ここで学んだ知識が生活にどう役に立つのか理解した、の2点についての理解度を評価する
225%理解力を高めるため、適時レポート提出を行い、グループディスカッション等で発表させる。
合計100% 
<授業の方法>
PPTを用いた講義が中心だが、適時ビデオなどを利用してわかりやすく紹介する。各項目ごとに課題を出す。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
生物学のもっとも基本となる内容です。後期の発生工学を学びたい人は必須です。
<テキスト>
  1. 坂井建雄、橋本尚嗣詞, ぜんぶわかる人体解剖図, 成美堂出版, ISBN:978-4-415-30619-3
<参考書>
  1. 日本繁殖生物学会編, 繁殖生物学, Interzoo, ISBN:978-4-89995-788-1
  2. 若山三千彦著, リアル・クローン, 小学館, ISBN:9784093895811,
    (2000年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル動物解剖生理学の概要
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容解剖学の歴史と学問としての重要性を学ぶ。すべての哺乳類が同じ臓器を持つことや、医学だけでなく他の分類の研究にも重要であることを理解する。
2タイトル心臓と筋肉
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容 筋肉の構造と筋細胞の種類。心臓や血管の構造について理解する。
3タイトル血液と免疫
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容 血球細胞の種類と、造血系幹細胞から血液が作られる方法を学ぶ。リンパ球にはどの様な種類があり、どこで作られ、どうやって抗原を認識し体を守っているのか理解する。
4タイトル骨と造血
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容骨の形成や骨髄の中で血球細胞が日々新しく更新されている仕組みについて理解する。
5タイトル
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容酸素と二酸化炭素が肺胞の中でどうやって交換されるのか理解する。
6タイトル腎臓
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容 血液から老廃物を取り除き、尿を作り出す仕組みや、腎臓が生産しているホルモンについて理解する。
7タイトル胃と腸
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容胃が食べ物を消化する仕組みや、消化管(食道から大腸まで)の構造と機能について学ぶ。胃や腸が生産するホルモンや消化酵素の役割を理解する。
8タイトル肝臓
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容沈黙の臓器と呼ばれている肝臓の膨大な機能を学ぶ。 
9タイトル膵臓
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容インシュリンなど血糖値をコントロールする仕組みを学ぶ。
10タイトル
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容神経の種類および脳と脊椎の構造と役割を学ぶ。
11タイトル神経
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容。神経細胞による情報伝達の仕組みと伝達経路を理解する。
12タイトルホルモン、性周期
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容 ホルモンの種類と役割を学ぶ。ホルモンを分泌する器官のヒエラルキーとフィードバックを理解する。
13タイトル卵子、卵巣、子宮
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容卵子が卵巣内でどうやって作られているのか、胎児は子宮の中でどうやって栄養をもらって発育するのかを学ぶ。
14タイトル精巣と精子
事前学習
事後学習
事前学習:あらかじめMoodleからPPTおよび課題のWordファイルをダウンロードし読んでおくこと。
事後学習:課題に対し学んだこと、および自分で調べたことや自分の意見を書きこも提出する。
授業内容精巣の構造と精子形成を学ぶ。完成した精子の微細構造、先体酵素、ヒストンからプロタミンへの置き換え、精子の成熟、種差などを理解する。
15タイトルテスト
事前学習
事後学習
事前学習:これまでの課題を読み直し、理解しておくこと
事後学習:わからなかったところを調べなおすこと
授業内容これまでの授業で学んだことを確認する
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
これまで実際に解剖生理学や発生工学の研究を国内外の研究所で行ってきた教員が、最新の成果なども交えながら、スライドで分かりやすく示し、体験談を交えながら本科目の科学における重要性を理解させる
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度と同様に実施
<備考>
(未登録)