山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 中等技術科の教材研究と授業構想
時間割番号 KSU547
担当教員名 山際 基/林 丈晴
開講学期・曜日・時限 後期・水・V 単位数 2
<対象学生>
1・2年
<授業の目的および概要>
 技術科の学習指導理論や、技術科の各分野(材料と加工の技術、生物育成の技術、エネルギー変換の技術、情報の技術)の教材研究の在り方や学習内容における留意点に関する理解を深めていく中で、具体的な授業場面を想定した技術科授業をデザインする能力とそれらを実践し省察する能力を高める。
<到達目標>
(ストレートマスター)
?技術科の学習指導の方法論を理解したうえで、具体的な授業場面を想定した中等技術科授業をデザインし実践することができる。
(現職院生)
 技術科の学習指導の方法論を理解したうえで、具体的な授業場面を想定した技術科授業デザインし実践するだけでなく,省察し改善を図ることで,授業デザインの能力をさらに向上させることができる。
<授業の方法>
 子どもの技術認識・科学的思考・技術科の学力などの実態を視野に入れた技術科授業設計の重要性、教科としての技術科の特性に応じたICT・教材の効果的な活用法、技術科学習指導案の作成により、中等技術科に関わる模擬授業の実施とその振り返りを行い、教材研究と授業構想に関する能力の向上を図る。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %レポート 
2発表/表現等 50  %授業理解度 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
技術科の本質と目標・内容構成を履修済みであることが望ましい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
第1回:オリエンテーションと授業実践について
【講義】授業実践(MT:マイクロティーチング)の意味・意図を説明し,本授業に対する見通しをもつ。
第2回:技術を教えることの意味と中等技術科の授業づくりの視点の確認
【講義】技術を教えることの意味や中等技術科の授業づくりの視点を再確認する。
第3回:「材料と加工の技術」を柱とする学習(設計製図及び実習を含む)の教材研究
【講義・演習】「材料と加工の技術」を柱とする学習における教材研究の在り方を概説し,中等技術科の「材料と加工の技術」分野に関係する工学の学習内容に必要な知識・技能を確認する。
第4回:「生物育成の技術」を柱とする学習(実習を含む)の教材研究
【講義・演習】「生物育成の技術」を柱とする学習における教材研究の在り方を概説し,中等技術科の「生物育成の技術」分野に関係する農学の学習内容に必要な知識・技能を確認する。
第5回:「エネルギー変換の技術」を柱とする学習(実習を含む)の教材研究
【講義・演習】「エネルギー変換の技術」を柱とする学習における教材研究の在り方を概説し,中等技術科の「エネルギー変換の技術」分野に関係する工学の学習内容に必要な知識・技能を確認する。
第6回:「情報の技術」を柱とする学習(実習を含む)の教材研究
【講義・演習】「情報の技術」を柱とする学習における教材研究の在り方を概説し,中等技術科の「情報の技術」分野に関係する工学の学習内容に必要な知識・技能を確認する。
第7回:子どもの技術認識の特徴と技術科の学習論
【講義】子どもの技術認識の特徴と技術科の学習論について概説する。
第8回:技術科学習の評価と授業改善/安全教育
【講義】中等技術科の学習評価とその評価を基にした授業改善や安全教育について概説する。
第9回:授業実践の準備I:単元全体の指導計画を考える
【演習】指定されたテーマを学習するために必要な単元全体の指導計画を考える。
第10回:授業実践の準備II:指定されたテーマ(本時)の指導計画を考える
【演習】指定されたテーマを学習するために必要な本時案の指導計画を考える。
第11回:授業実践の準備III:授業構想についての他者からの助言を得て,改善する
【演習】デザインした単元構想と本時案を発表・協議し,実践に向けた改善点を検討する。
第12回:授業実践の実施I
【演習】デザインした本時案を基に,模擬授業を実施する(ビデオ撮影し,受講者が自由に省察できるようにする)。
第13回:授業実践の実施をふまえた授業改善:ディスカッション
【演習】前回撮影した授業ビデオを再生しながら,授業の改善点について議論する。
第14回:授業実践の実施II
【演習】修正した本時案を基に,模擬授業を実施する(ビデオ撮影し,受講者が自由に省察できるようにする)。
第15回:本講義の振り返りと総括
【演習】本講義の到達目標と照らし合わせて,講義内容を振り返り,成果と課題を明らかにする。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度と同様に実施