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授業科目名 中等国語科の教材研究と授業構想
時間割番号 KSU540
担当教員名 伊崎 孝幸/長谷川 千秋/尾形 大/齋藤 知也/町田 茂
開講学期・曜日・時限 後期・水・I 単位数 2
<対象学生>
1・2年
<授業の目的および概要>
中等国語科の教材研究と授業構想の実践的な力を養うために、教科内容に関する専門的な知見から「これまでの中等国語科教育」のありかたを「読むこと」の授業を中心に問い直し、教科教育の理論との交差のなかで、「これからの中等国語科教育」を拓いていく。
<到達目標>
【ストレートマスター】
・教科内容と教科教育双方の知見に学び、「これからの中等国語科教育」を拓くための教材研究と授業構想をたてることができる。
【現職教員学生】
・教科内容と教科教育双方の知見に学び、自らの実践を振り返り、授業を分析・評価し、「これからの中等国語科教育」を拓く改善案を示すことができる。
<授業の方法>
講義・演習による
中学校・高等学校で扱われる教材を具体的に取り上げ、教室における「これまでの読まれ方・扱われ方」について、教科内容の知見から相対化をはかる。そのことによって見えてきた問題点を、教科教育の理論で受け止め「これからの読み方・扱い方」を拓く教材研究を行い、授業プランを開発、実践する。更に、「読むこと」と連動して言語事項や言語文化についての授業を構想することによって、「言葉の教育」として中等国語科教育を位置づけていく。

状況により、対面授業・zoomによる同期型オンライン授業かを判断します。実施方法は授業前日までにCNSに掲示しますので、確認ください。対面授業の場合は、大学で推奨されている感染症対策を十分に講じ、安全を確保した上で実施します。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 45  %指導案作成。指導案により授業づくりの実践力を評価する。 
2受講態度 10  %積極的参加状況 
3発表/表現等 45  %教材を視点に発表を行い,その内容を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 特に指定しない
<参考書>
  1. 中学校学習指導要領解説 国語編
  2. 高等学校学習指導要領解説 国語編
  3. 田中実・須貝千里他編, 新しい〈作品論〉へ、新しい〈教材論〉へ 小説編 評論編 古典編, 右文書院,
    (その他、授業の進行に応じて指示する。)
<授業計画の概要>
第1回:イントロダクション:これまでの中等国語科教育の振り返り。「教材研究」とは何をすることか(齋藤)
第2回:「読むこと」の教材の扱われ方をめぐって―正解主義と正解主義批判(齋藤)
第3回:小説教材の「読まれ方」を検討する(齋藤・町田)
第4回:小説教材の教材研究(齋藤・町田・尾形)
第5回:小説教材の授業構想(齋藤・尾形)
第6回:古文教材の読まれ方を検討する―中学・高校における読まれ方を検討する(長谷川・尾形)
第7回:古文教材の教材研究―教科内容の視点から(長谷川・伊崎)
第8回:古文教材の授業構想(長谷川・伊崎)
第9回:漢文教材の扱われ方をめぐって―中学・高校における読まれ方を検討する(伊崎・尾形)
第10回:漢文教材の教材研究―教科内容の視点から(伊崎・尾形)
第11回:漢文教材の授業構想(伊崎)
第12回:中学・高校における「言語事項・言語文化」の教育(書写を含む)の在り方の検討(長谷川・町田)
第13回:中学・高校における「言語事項・言語文化」の教育(書写を含む)の教材研究(長谷川・町田)
第14回:中学・高校における「言語事項・言語文化」の教育(書写を含む)の授業構想(長谷川・町田)
第15回:総括 構想・実践した授業と教材研究の振り返り(齋藤)
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度と同様に実施