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授業科目名
担当教員
機器分析特論IIIC
武井 貴弘/阪根 英人/勝又 まさ代/河村 隆之介
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
GTI513 1 (未登録) 1 集中 (未登録) (未登録)
[概要と目標]
無機成分の分析装置である誘導結合プラズマ発光分析装置 (ICP-OES) 及び蛍光X線分析装置 (XRF) の原理、構造、応用法について学ぶとともに、分析のための試料の前処理法、分析操作などの実習を行なう。
[到達目標]
・ICP-OES、XRFの原理と構造を理解する。
・試料、目的成分、濃度等に応じて適切な分析装置を選択できるようになる。
・試料、目的成分、濃度等に応じて適切な前処理、濃縮法などを選択し、実施できるようになる。
・装置の操作法を習得する。
[必要知識・準備]
・基礎的な化学及び試薬に関する知識
・測定したい試料に関する知識 (組成、物性等)
・溶液の調製、希釈等、基本的な化学実験の経験
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 80  %実習の結果をレポートとしてまとめて提出する。操作が可能なレベルにあるかどうかを判断する。 
2受講態度 20  %講義、実習に集中して参加しているかどうかを評価する。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 大谷肇編著; 梅村知也, 金子聡, 伊藤彰英 外 著, 機器分析, 講談社, ISBN:9784061568075,
    (2015年出版 エキスパート応用化学テキストシリーズ)
[講義項目]
1. 誘導結合プラズマ発光分析装置 (ICP-OES) の構造と原理
 原子スペクトル分析法に関する概説も含み、構造や原理を解説する。
2. 蛍光X線分析装置 (XRF) の原理と構造
 他のX線分析法に関する概説も含み、構造や原理を解説する。
3. 標準溶液の調製法
 検量線作成に必要な標準溶液の調製法について解説する。
4. 酸分解などの溶液試料調製法
 主に、ICP-OESで測定する際に必要となる、固体試料の溶液化の方法として広く用いられる、過塩素酸分解、フッ化水素酸分解、マイクロ波分解法などを解説する。
5. 固体試料の調製法
 XRF分析のための試料調製法として、粉末試料を固化させるためのガラスビード法や高圧プレス法について解説する。
6. 試料調製
 受講者の研究で用いる試料を自身で前処理するとともに、測定に必要な標準溶液を調製する。(実習)
7. 測定
 6で調製した試料を用い、実際に測定する。
8. まとめ
 6, 7 の結果をレポートしてまとめる。
※状況によりzoomやMicrosoft Stream等のオンライン方式を組み合せる可能性がある。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
前年度と同様に実施