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授業科目名 国際看護学演習
時間割番号 GSN517 A
担当教員名 宮本 和子
開講学期・曜日・時限 後期・火・III-V 単位数 6
<対象学生>
医工農学看護学専攻
<授業の目的および概要>
世界に広がる「容認できない健康格差」を解消するために、看護が求められていることは何かを、国際看護に関わる事例報告や研究報告、様々なデータを検討し、考察する。
<到達目標>
1.発展途上国の健康課題に関わる様々なデータを読み取ることができる。
2.国際看護実践の対象、方法、具体的な実施内容、評価と課題を整理する。
3.先行研究から、国際看護における近年の研究動向を整理する。
4.各自の関心に沿って研究課題を発見する。
5.取組む研究課題を絞り込み、研究方法等を検討、研究計画書の形に整理する。
<授業の方法>
参加学生のプレゼンテーションと討議により授業を展開する。
授業実施形態:面接型を中心に実施するが、状況により適宜、オンラインによるライブ型を実施する可能性がある。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1受講態度 40  %討議への参加姿勢 
2発表/表現等 60  %プレゼンテーション内容と討議での発言 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
国際看護に関わる様々な研究を一緒に読み解いていきましょう。フィールドワークやアクションリサーチなど、日本の看護研究ではまだあまりなじみがない研究手法を事例を元に学んでみましょう。国際看護研究のダイナミズムを体感できる授業としたいと願っています。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 武井丈, 参加型アクションリサーチの理論と実践, 世界思想社, ISBN:9784790716587
  2. 佐藤郁也, フィールドワーク 増訂版, 新曜社, ISBN:9784788510302
<授業計画の概要>
第1~5回 活動事例の検討
 国際看護・国際保健の活動事例を元に、国際看護・保健活動の現状と課題を討議する。
 各自の研究テーマを検討する。
第6~12回 研究方法の検討
 国際看護または国際保健の先行研究参考に、各自の研究課題に沿った研究方法を検討する。

第13~15回 研究計画作成
 各自の研究テーマに沿って研究計画を作成する。
 研究計画を発表し、相互評価・助言を行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
自発的に行った変更点:
・社会人院生の受講の可能性が高いため、各受講生の経験や関心に応じて、授業内容や方法を工夫する。