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授業科目名 国際看護学特論
時間割番号 GSN516 A
担当教員名 宮本 和子
開講学期・曜日・時限 前期・月・IV 単位数 2
<対象学生>
医工農学看護学専攻
<授業の目的および概要>
世界に広がる「容認できない健康格差」を対象とし、その解決のために看護が果たす役割と課題について考える。
<到達目標>
1.国際保健活動の取組みの概要と課題を述べることができる。
2.国際保健活動の中で看護が果たす役割と課題を記述できる。
3.国際保健上の課題解決のために必要な国際協調の重要性を理解できる。
4.国際的な課題に主体的に取り組み、自ら思考しながら学修できる。
<授業の方法>
講義およびワークシート等を用いた参加型学習や参加者の討議によって構成する。
授業実施形態:対面もしくはオンラインによるライブ授業を実施する。状況により適宜両者を調整する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %授業内で実施するワークシートの提出・内容、小レポートの提出・内容を評価する 
2受講態度 20  %授業内の討議への参加状況を評価する 
3発表/表現等 30  %授業内の各種ワークや討議での発表・発言内容を評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
具体的な活動事例等を元に、国際看護に直接かかわっていない方にもわかりやすく講義を展開したいと思っています。国際看護に関わる様々な課題の多くは日本国内の課題とも関連しています。また、日本で実施されている看護活動と国際看護活動との基本は共通なものであると考えています。看護の様々な可能性を考えていただける場になればと願っています。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 丸井英二, 森口育子, 李節子編, 国際看護・国際保健, 弘文堂, ISBN:9784335760167,
    (2012年出版)

  2. 日本国際保健医療学会編, 国際保健医療学 第3版, 杏林書院, ISBN:9784764405318,
    (2013年出版)

  3. by David Werner with Carol Thuman and Jane Maxwell ; with drawings by David Werner, Where there is no doctor : a village health care handbook Rev. ed., updated 2011, Macmillan, ISBN:9780333516515,
    (2011年出版)

  4. FASID, PCM Participatory Planning, FASID
<授業計画の概要>
第1回 ガイダンス、国際看護とは何か
第2~10回 国際看護研究に必要な基礎知識
 第2回 国際保健の主な対象課題 感染症
 第3回 同 母子保健(リプロダクティブヘルス・ライツ)
 第4回 異文化について考える
 第5回 異文化と看護
 第6回 国際保健におけるプロジェクトマネジメントを考える
 第7回 プロジェクトマネジメント事例を検証する
 第8回 フィールド研究の方法
 第9回 フィールド研究の実際
 第10回 国際保健・看護における研究計画
第11・12回 在日外国人の保健医療
 第11回 現状分析
 第12回 実践活動報告からの学び 
第13~14回 国際保健における看護の役割:その可能性と課題
第15回 全体まとめ
※ 講義内容や順番は適宜変更することがある。受講生の事前準備性や国際看護に関する経験に沿って、随時内容等を調整することがある。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
自発的に行った変更点:
・社会人院生の受講の可能性が高いため、各受講生の経験や関心に応じて、授業内容や方法を工夫する。