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授業科目名 多文化共生特論
時間割番号 GLR543
担当教員名 伊藤 孝恵/江崎 哲也
開講学期・曜日・時限 後期・水・III 単位数 2
<対象学生>
生命環境学専攻1~2年次生
<授業の目的および概要>
「多文化共生」は、生き方や価値観などの異なる人々が互いの立場を認め合い、相互に発展的な変容を遂げながら、共に支え合って生きていくという、人間のつながり方を示す重要なテーマである。本特論では、持続可能な社会の未来を考える上において、「国境を越えた人の移動」という現象と社会の関わりを、文化、言語など多角的な視点から分析する。
<到達目標>
1. 異なる生き方や習慣をもつ人々が共に作る社会の現状を知ることができる。
2. 多文化共生社会のために、我々が取り組まなければならない課題について理解し、いかに協働するかを自ら考え、示唆できる力を養うことができる。
<授業の方法>
前半:文献に基づく発表とディスカッション
後半:文献に基づく発表とディスカッション
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 35  %後半の授業内容の理解とプレゼンテーションを評価する 
2試験:中間期 35  %前半の授業内容の理解とプレゼンテーションを評価する 
3受講態度 30  %ディスカッションと課題への質的・量的貢献度を評価する 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
  1. 指定なし
<参考書>
  1. 庵功雄著, やさしい日本語 : 多文化共生社会へ, 岩波書店, ISBN:4004316170,
    (2016年出版 岩波新書, 新赤版 1617)
<授業計画の概要>
第1回: オリエンテーション―文化とはなにか、異文化とはなにか
第2回: 多文化共生社会の日本の現状(1)
第3回: 多文化共生社会の日本の現状(2)
第4回: 大学で学ぶ留学生
第5回: 外国人労働者
第6回: 日本における国際結婚
第7回: 異文化にルーツをもつ児童・生徒
第8回: 前半のまとめ
第9回: 多文化共生と「ことば」
第10回: 日本語非母語話者に対する情報提供
第11回: 「やさしい日本語」の条件
第12回: 人材育成と「やさしい日本語」
第13回: 障がいと「やさしい日本語」
第14回: 日本語母語話者と「やさしい日本語」
第15回: 多文化共生社会の実現に向けて、後半のまとめ


* 授業の内容は受講者の理解度などにより変更する可能性があります。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度は受講生が非常に少数で、だれが回答したか特定される可能性があったため、アンケートは実施していませんが、受講生からの要望は随時聞き、それに応えるようにしています。