授業科目名	食品成分分析学特論
時間割番号	GLF501
担当教員名	久本　雅嗣／斉藤　史恵
開講学期・曜日・時限	前期・木・II	単位数	2
＜対象学生＞
生命環境学専攻 食物・ワイン科学コース（必修科目） 生命環境学専攻 バイオサイエンスコース（選択科目）
＜授業の目的および概要＞
食品や飲料の機能を生み出している成分の種類とその最新の分析方法の概念と実際の解析方法を理解する。
＜到達目標＞
食品成分分析を理解するために必要なコミュニケーション・スキル並びに問題解決力を身につけるための到達目標を以下に示す。 1．食品成分の分析に必要な紫外可視吸収、赤外吸収、核磁気共鳴、質量分析などの各種分析法・分析機器の原理や技術を説明できる。 2．各機器を使用して実際に得られるデータから食品の成分の特性を説明できる。
＜授業の方法＞
・配布資料に従って講義を行う。 ・反転授業の形式で授業を進める（授業前に資料を配布し講義内容の確認，理解を深めるための演習問題を実施）
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 試験：期末期  50  % 到達目標の1，2が達成できているか記述試験で評価する  2 発表／表現等  50  % 到達目標の1，2が達成できているかテーマを決めて発表会を行い評価する
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
分光光度計やその他の分析機器に関する知識を必要とする
＜テキスト＞
特に指定しない
＜参考書＞
バイオ機器分析入門, 講談社, ISBN:4061397966 マクマリー, 生物有機化学 有機化学編, 丸善, ISBN:4621082825
＜授業計画の概要＞
第１回：食品製造における成分分析の重要性と食品の安全性 第２回：様々な化合物を含む複雑系における分析精度と分析阻害因子 第３回：紫外可視赤外分光法の原理と特徴 第４回：ガスクロマトグラフィーの原理と特徴 第５回：高速液体クロマトグラフィーの原理と特徴 第６回：質量分析の原理と特徴 第７回：機能性評価法 第８回：機器分析による有機化合物の構造解析 第９回：IR（赤外スペクトル）の原理及び解析方法 第10回：NMR（核磁気共鳴スペクトル）の原理及び解析方法 第11回：2D NMRを利用した化学構造の解析 第12回：複数のスペクトルを組み合わせた有機化合物の解析方法 第13回：食品に含まれる香気成分の分析方法とデータ解析 第14回：食品に含まれる芳香族化合物の分析方法とデータ解析 第15回：まとめ
＜前年度授業に対する改善要望等への対応＞
アンケート結果確認中