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授業科目名 | 実践遺伝カウンセリング特論 | ||||||||||||||
時間割番号 | GLB516 | ||||||||||||||
担当教員名 | 笠井 慎也/笠島 道子/杉本 岳/堀内 泰江/玉井 真理子/石黒 浩毅/古里 咲綺乃 | ||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 前期・木・IV | 単位数 | 1 | ||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||
(未登録) | |||||||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||||||
遺伝カウンセリングの基本的な考え方、モデル、現状などの総論的な講義を行う。また、代表的な疾患について、チーム医療としての遺伝医療に参加することのできるレベルの知識と考え方を身につけ、遺伝医療の現場で行われている問題を解決するため、臨床遺伝学の講義を行うとともに家族関係やチーム医療としての遺伝カウンセリングにもフォーカスをおく。各論として、習慣性流産、染色体異常、単一遺伝性疾患、多発奇形、神経変性疾患、家族性腫瘍などについて講義する。 | |||||||||||||||
<到達目標> | |||||||||||||||
遺伝カウンセリングの基本的な考え方、主な留意点について説明できる。また、遺伝カウンセリングに関わる遺伝性疾患の病態、原因、遺伝形式、遺伝的問題について議論し、説明できる。 | |||||||||||||||
<授業の方法> | |||||||||||||||
主に対面により講義を行う。 | |||||||||||||||
<成績評価の方法> | |||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||
実際に、胚培養士や臨床遺伝専門医、遺伝カウンセラーとして活躍している講師が講義を行います。胚培養士あるいは遺伝カウンセラーに興味のある学生はぜひ受講ください。 | |||||||||||||||
<テキスト> | |||||||||||||||
<参考書> | |||||||||||||||
<授業計画の概要> | |||||||||||||||
1. 遺伝カウンセリングの総論: 遺伝カウンセリングの現状・具体的技術・法的規制・倫理問題について学ぶ。 2. 不妊症・生殖補助医療: 不妊症、生殖補助技術に関する歴史的背景・現状・具体的技術(各論を除く)・法的規制・倫理問題について学ぶ。 3. 不育症(習慣流産)・着床前遺伝学的検査・出生前検査: 習慣流産について、概念・病態・原因・治療について学ぶ。さらに、着床前遺伝学的検査・出生前検査の現状・具体的技術・法的規制・倫理問題やその遺伝カウンセリングについて学ぶ。 4. 遺伝カウンセリングと心理支援: 遺伝カウンセリングに必要なコミュニケーション技術や心理臨床実践、遺伝カウンセリングの実際について学ぶ。 5. 生殖・周産期の遺伝カウンセリング(各論): 不妊症や習慣流産に関連する染色体異常について細胞遺伝学的知識と遺伝カウンセリングを学ぶ。出生前検査の特性や現状および遺伝カウンセリングについて学ぶ。 6. 小児医療における遺伝カウンセリング(各論): ダウン症や22q11.2欠失症候群などの常染色体異常、ターナー症候群やクラインフェルター症候群などの性染色体異常、その他の遺伝性疾患の診断・療育や遺伝カウンセリングを学ぶ。 7. 成人期医療における遺伝カウンセリング(各論): ファブリー病、ドゥシャンヌ/ベッカー型筋ジストロフィーなど成人期に発症する遺伝性疾患、ならびに小児期に発症して成人期に移行したクライエントについて、病態・遺伝形式・診断・治療、および遺伝カウンセリングについて学ぶ。 8. がんゲノム医療(各論): 日本におけるゲノム医療体制の現状、二次的所見遺伝性腫瘍などの病態・遺伝形式・診断・治療、および遺伝カウンセリングについて学ぶ。 |
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<前年度授業に対する改善要望等への対応> | |||||||||||||||
新規開設科目につき該当しない。 |