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授業科目名 植物学
時間割番号 EEN222
担当教員名 芹澤 如比古
開講学期・曜日・時限 前期・月・II 単位数 2
<対象学生>
科学教育コース理科教育系の2~4年生
<授業の目的>
植物を「酸素発生型光合成生物」と定義し,植物の系統・分類・生態について理解する。また,植物の進化の根幹をなす”藻類”の無性生殖,有性生殖,生活史,世代交代などを,陸上植物と対比させて理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
C持続的変態力教師として学び続ける意志と課題探求力を身につけている。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1植物を例として生物または生命現象の一様性と多様性を理解する。B
2植物の分類と系統の概要を理解する。A
3植物の多様性と生態の概要を理解する。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
134%定期試験及び毎回のレポートにおいて,論理的思考能力,科学的考察力,日常的学習力,情報収集・整理能力を評価する
233%定期試験及び毎回のレポートにおいて,論理的思考能力,科学的考察力,日常的学習力,情報収集・整理能力を評価する
333%定期試験及び毎回のレポートにおいて,論理的思考能力,科学的考察力,日常的学習力,情報収集・整理能力を評価する
合計100% 
<授業の方法>
毎回,小レポートを課す。講義中心。5回以上欠席した場合または小レポートの未提出回数が5回以上となった場合は,定期試験の受験資格なしとする。各自が2~3回程,1回あたり2~3種の学内の植物を紹介するプレゼンを課す。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
幅広い内容を扱うので,プロジェクターの映写によりできるだけ多くの植物の写真を交えて授業を進めます。少し早く感じるかもしれませんが,しっかりとついてきてください。復習は欠かさず行うこと。レポートは必ず全て提出すること。
<テキスト>
  1. 加藤雅啓(編), 植物の多様性と系統, 裳華房, ISBN:978-4785358259
<参考書>
  1. 田中法生著, 異端の植物「水草」を科学する : 水草はなぜ水中を生きるのか?, ベレ出版, ISBN:9784860643287,
    (2012年出版 Beret science)

  2. 井上勲著, 藻類30億年の自然史 : 藻類から見る生物進化・地球・環境 第2版, 東海大学出版会, ISBN:9784486017776,
    (2007年出版)

  3. ルース・カッシンガー著 ; 井上勲訳, 藻類 : 生命進化と地球環境を支えてきた奇妙な生き物, 築地書館, ISBN:9784806716051,
    (2020年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル1.植物とは?
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容植物の定義,生物の分類階級と大分類,生物学的種概念などを概説する,
2タイトル2.葉緑体の元になった原核生物(藍藻類)
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容藍藻類の分類,生態,利用について概説する。
3タイトル3. 一次共生と二次共生
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容細胞小器官の成り立ち,葉緑体の一次共生と二次共生について概説する。
4タイトル4. 海藻1-紅藻類の分類,生態,生活史
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容紅藻類の分類,生態,利用について概説する。
5タイトル5. 海藻2-褐藻類の分類,生態,生活史
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容褐藻類の分類,生態,利用について概説する。
6タイトル6. 海藻3-緑藻類の分類,生態,生活史
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容緑藻類の分類,生態,利用について概説する。
7タイトル7.微細藻1-雲の核となるハプト藻
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容ハプト藻の分類と生態について概説する。
8タイトル8.微細藻2-貝毒など毒をもつ渦鞭毛藻類
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容渦鞭毛藻類の分類と生態について概説する。
9タイトル9.微細藻4-葉緑体?共生藍藻を持つ灰色藻,紅藻を取り込んだクリプト藻
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容クリプト藻の分類と生態について概説する。
10タイトル10.微細藻5-植物?動物?ミドリムシ・クロララクニオン
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容ユーグレナ植物とクロララクニオン植物の分類と生態について概説する。
11タイトル11.コケ植物の分類,生態,生活史
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容コケ植物の分類,生態,利用について概説する。
12タイトル12.シダ植物の分類,生態,生活史
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容シダ植物の分類,生態,利用について概説する。
13タイトル13.裸子植物の分類,生態,生活史
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容裸子植物の分類,生態,利用について概説する。
14タイトル14.被子植物の分類,生態,生活史
事前学習
事後学習
毎回小レポート課題を掲示します。小レポートの作成による事前学習および事後学習を必須とします。
授業内容被子植物の分類,生態,利用について概説する。
15タイトル15.水中や空気中を透過する光の質と植物の光合成色素,総括評価,まとめ
事前学習
事後学習
定期試験を実施しますので,本時までの振り返りと,全レポート課題の振り返りによる事前学習を十分行ってください。
授業内容水中や空気中を透過する光の質と植物の光合成色素の概説し,総括評価とまとめを行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
・学生とのやり取りをもっと行い,生徒の主体性を向上させるための授業展開を心がけて欲しいとの要望があったので,毎回の講義での学生への問いかけの量を増やす対応を行う。

・毎回,手書きのレポート課題を課しているが,一部はパソコンのワープロ書きにして欲しいとの要望があったが,学校現場では電子黒板よりもまだ手書きの板書が多い現状を鑑みると,手書きで早く丁寧に文書を作成する訓練が必要であるので,学生のために当面,手書きを継続する。
<備考>
(未登録)