山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 欧米の国際関係
時間割番号 EEL335
担当教員名 任 君三
開講学期・曜日・時限 後期・木・III 単位数 2
<対象学生>
教育学部2~4年次生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
  連携開設科目の履修や授業の実施日については、大学ホームページ(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/332)に掲載「梨大 履修ガイド」(教養教育連携開設科目履修ガイド)を確認してください。

「欧米の国際関係」では現代アメリカの政治をジェンダー・差別・反グローバリズムの観点から分析・説明・議論
することが目的です。さらに現代ヨーロッパの政治を理解するため、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間に登場
したナチズムと第二次世界大戦、戦後ヨーロップの統合、BREXITが代表するヨーロッパの亀裂、ロシアのウクライ
ナ侵攻について説明・議論します。
*オンライン授業です。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心居住する地域の現状や課題などに関する高い関心をもっている。
B日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
C他者との協働他者の意見を聴き、理解や協力を得て課題に取り組める。
Dチーム内での自らの役割を自覚して、他者と協働できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1アメリカ、EUの国際関係に関する知識を学ぶ。B
2現代アメリカ政治をジェンダー・差別・反グローバリズムの観点から理解・分析できる。A
3現代ヨーロッパの分裂の動きを第二次世界大戦後のヨーロッパの歴史の観点から理解・分析できて、それらを基にグループディスカッションができる。D
4現代アメリカ・ヨーロッパでの国際問題についてその歴史的な背景を理解した上、自分の意見を持ち論理的に議論できて、レポートを作成できる。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%アメリカ、EUの国際関係に関する知識・事実関係を正確に理解しているか。
220%現代アメリカ政治をジェンダー・差別・反グローバリズムの観点から理解・分析できてるか。
320%現代ヨーロッパの分裂の動きを第二次世界大戦後のヨーロッパの歴史の観点から理解・分析できるか。
420%現代アメリカ・ヨーロッパでの国際問題についてその歴史的な背景を理解した上、自分の意見を持ち論理的に議論できて、レポートを作成できるか。
合計100% 
<授業の方法>
・山梨大学との連携開設科目であるため、COVID-19感染状況の如何にかかわらずオンライン(同時双方向型)で授
業を実施します。
・受講生はGoogle Classroomに参加してください(リンクは以下)。
https://classroom.google.com/c/NjY1NTU4MzI1MjIw?cjc=fcdpdhh
・Google Classroomにはニックネームではなく実名で参加してください。
・毎回の講義の前に参考資料とZoomリンクをGoogle Classroomにアップロードします。
・授業ではテーマの背景の説明後、グループディスカッションを行います。各グループではテーマについて事前に
各自で整理した論点をメンバーと共有して議論を行います。議論後には各グループでまとめた内容を他のグループ
にプレゼンして共有します。
・授業の最後には、テーマについての自分の考えを簡単にまとめてGoogle Classroomの課題に提出します。
・オンラインで実施します。
授業ではディスカッションを中心で行いますので事前の準備が必要です。毎回の授業で次回の授業で必要な知識を
得るための課題を課す場合があります。特に映画を事前に感想して授業に参加しなくてはならない場合があります。
授業前まで課題をこなしてその課題に関する自分の論点を整理してください。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
 山梨大学教育学部の学生が連携開設科目(英語系)として履修する場合、履修や授業の実施日については、大学ホームペー
ジ(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/332)に掲載「梨大 履修ガイド」(教養教育連携開設科目履修ガイド)を確
認してください。
連携開設科目として山梨大学・山梨県立大学の双方の学生が交流できるような機会を設けるようにします。
オフィスアワー(メールで予約)
・木曜日の昼、5限
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
必要なし
授業内容授業内容、評価方法などを説明
2タイトルMe Too運動
事前学習
事後学習
参考資料を読み各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容米国で始まったMe Too運動、その米国社会と日本社会への影響などを議論する。
3タイトル映画「ビリーブ、未来への大逆転」:ルース・バイダー・ギンズバーグ
事前学習
事後学習
映画を感想して各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容米国の初の女性連邦最高裁判官であるキンズバーグの人生から米国での女性運動の歴史を勉強する。
4タイトルBlack Lives Matter運動
事前学習
事後学習
参考資料を読み各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容BLM運動を通じて米国社会の構造的な差別について考える。日本社会での差別について議論する。
5タイトル映画「ライビング愛という名前のふたり」:Loving Vs. Virgina
事前学習
事後学習
映画を感想して各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容異人種間の結婚を禁止することを違憲だと判断した米国連邦最高裁判所のLoving Vs. Virginia判決を勉強する。
6タイトル日系アメリカ人の歴史
事前学習
事後学習
参考資料を読み各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容第2次世界大戦中に行った日系アメリカ人の強制収容について勉強する。日本での多文化共生について議論する。
7タイトルTrumpismの登場とその影響
事前学習
事後学習
資料を読み各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容2024年には米国大統領選挙がある。そこで、トランプ前大統領の登場背景と彼が米国をどのように変えたか勉強して、2024年の米国大統領選挙の行方を追う。
8タイトル映画「アメリカン・ヒーストリーX」
事前学習
事後学習
映画を感想して各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容トランプ前大統領の主支持基盤である白人男性労働者層のTrumpismの形成背景を勉強・議論する。
9タイトル映画「ドント・ルックアップ」
事前学習
事後学習
映画を感想して各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容現在のアメリカの反理性主義を議論する。
10タイトル連邦最高裁判所の保守化:妊娠中絶に関する判決
事前学習
事後学習
資料を読んで各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容トランプ前大統領により任命された連邦最高裁判官による米国の保守化について勉強して議論する。
11タイトルナチズムの登場とWWⅡ
事前学習
事後学習
資料を読んで各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容第2次世界対戦前のナチズムの登場の背景を勉強・議論する。
12タイトルホロコースト:映画「シンドラーのリスト」
事前学習
事後学習
映画を感想して各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容「悪の平凡さ」について議論する。
13タイトル杉原千畝:国益 Vs 普遍的な価値
事前学習
事後学習
映画を感想して各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容杉原ケースで、「国益Vs普遍的な価値」について議論する。
14タイトルWWⅡ後のヨーロッパの統合と分裂
事前学習
事後学習
資料を読んで各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容第2次世界大戦後ヨーロッパは統合の方向に向いていたが、最近は分裂の方向に向かっている。その決定的な象徴がイギリスのEUからの脱退である。その背景を勉強する。
15タイトルロシアのウクライナ侵攻
事前学習
事後学習
資料を読んで各自その背景を調査し論点を整理する。
授業での議論後、感想または意見をまとめて課題として提出する。
授業内容ロシアーウクライナ戦争の背景と要因を議論する。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
(未登録)