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授業科目名 異文化理解I
時間割番号 EEL331
担当教員名 加藤 千晶
開講学期・曜日・時限 後期・火・III 単位数 2
<対象学生>
2年生以上
<授業の目的>
西洋の美術(建築・絵画・彫刻)の中世から20世紀にいたるまでの歴史を具体例に即してわかりやすく説明したテキストを用い、西洋文化と日本文化の違いを考察する中で、文化を形成する人間の精神の多様性と共通性についての理解を深め、外国語教育の実践に生かせるような広い視野を獲得する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
B取得見込みの教員免許に対応する学習指導要領の活用の仕方を習得している。
C教育課程編成に関する基礎的な知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1英語で書かれたテクストを読み、英語圏の人々と交流を図る際には欠かせない、言語や意思疎通の土台となる文化的背景を理解することにより、異文化交流の課題と現状について、自らの頭と心で考え、反応することができることA
2取得見込みの教員免許に対応する学習指導要領の内容を念頭に置きつつ、異文化を理解する感受性を育むことができることB
3教育課程編成に関する基礎的な知識をふまえて、異文化の土壌で生まれた作品の鑑賞・理解ができることC
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
180%レポート40%(授業内容の理解、論理性、独自性)、プレゼンテーション30%(準備、内容理解と独創性、発表態度)、受講態度30%(課題提出を含む積極的授業参加)
210%レポート40%(授業内容の理解、論理性、独自性)、プレゼンテーション30%(準備、内容理解と独創性、発表態度)、受講態度30%(課題提出を含む積極的授業参加)
310%レポート40%(授業内容の理解、論理性、独自性)、プレゼンテーション30%(準備、内容理解と独創性、発表態度)、受講態度30%(課題提出を含む積極的授業参加)
合計100% 
<授業の方法>
主に履修者の発表を中心に演習形式ですすめます。

基本的に「面接授業」を行いますが、状況によっては、Teams等のテレビ会議システムによる同時双方向の「ライヴ型」も併用します。「面接授業」では、必要に応じて定期的な換気を行い、消毒を徹底します。「ライヴ型」では、適宜学生の思考の時間、質問等の時間を設けます。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
ディスカッションやプレゼンテーションを交えて授業を行います。必ず予習をして、建設的な批判力と柔軟な発想力を持って、積極的に参加して下さい。
<テキスト>
  1. 配布資料
<参考書>
  1. E.H. ゴンブリッチ [著] ; 天野衛 [ほか] 翻訳, 美術の物語 ポケット版, ファイドン, ISBN:9784864410069,
    (2011年出版)

  2. 岩田靖夫著, ヨーロッパ思想入門, 岩波書店, ISBN:4005004415,
    (2003年出版 岩波ジュニア新書, 441)

  3. カール・ケレーニイ著 ; 植田兼義訳, ギリシアの神話 : 神々の時代, 中央公論社, ISBN:4122012082,
    (1985年出版 中公文庫)

  4. 足立恵子著 ; ジョン・ベスター訳, 英語で話す「キリスト教」Q&A, 講談社インターナショナル, ISBN:9784770023506,
    (2001年出版 Bilingual books, 60)
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
授業前に、これまでに実際に見たことのある(または図版などを見て印象に残っている)西洋美術の作品を思い出す。
授業後にオリエンテーションの内容を確認し、第2回以降の授業の予習に取り組む。
授業内容授業の進め方や成績評価の方法について
グローバル社会における英語圏文化:ヘレニズムとヘブライズム
2タイトル古代
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容ギリシア・ローマ(前7世紀ー4世紀)の美術について
3タイトル中世
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容キリスト教美術の発展について
4タイトルルネサンス1
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容15世紀前半イタリア、北方(ネーデルランド)について
5タイトルルネサンス2
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容15世紀後半イタリア美術について
6タイトルルネサンス3
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容16世紀トスカーナとローマの美術について
7タイトルルネサンス4
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容16世紀ヴェネチアの美術について
8タイトル美術の危機:マニエリスムと宗教改革
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容16世紀イタリア、スペイン、ドイツ、イギリス、ネーデルランドの美術について
9タイトル理性の時代、ロイヤル・アカデミーの誕生:現代に繋がる課題  
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容18世紀イギリスの美術について
10タイトル伝統への反発:現代に繋がる課題
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容18世紀末~19世紀初頭 イギリス・フランスの美術について
11タイトル自然をめぐる革命
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容19世紀イギリス・フランスの美術について
12タイトル退廃から再生へ:現代に繋がる課題
事前学習
事後学習
授業前に、指示された範囲のテクストを読み、わからないことは調べて、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容19世紀末イギリス・フランスの美術について
13タイトル受講者の異文化体験の実践報告
事前学習
事後学習
授業前に、12回までの授業を振り返り、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容この授業で学んだことを受講者が自分の体験と関連させて、報告スピーチを行う。
14タイトルディスカッション
事前学習
事後学習
授業前に、12回までの授業を振り返り、授業内での発言や発表に備える。
授業後に、学んだことを振り返り、Moodleにコメントを投稿し、教員や履修者と共有する。
授業内容受講者のスピーチに基づいて、グループディスカッションを行う。
15タイトルまとめ     
事前学習
事後学習
授業前に、これまで学んだことを振り返り、特に関心を持ったことや疑問点について整理し、発言の準備をする。
授業後に、課題レポートを作成・提出し、シラバスの到達目標の達成度について自己評価する。
授業内容この授業を通して学んだ様々な事柄に関して、特に関心を持ったこと、気づいたことを履修者と教員が共有し、疑問点を解決して、課題レポートに向けて準備をする。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
異文化を創り上げている人間の精神の土台を深く理解することで、自国の文化との差異を認識し、異文化間のコミュニケーションに活かせるように促します。西洋の美術を中心に扱っていますが、履修者が各発表の中で考察するとき、比較する対象は、日本だけでなく世界のどの地域の文化を考えても構いません。授業後にMoodleのディスカッションフォーラムにコメントを投稿していただきますが、前年度同様、自分が投稿した後は、他の人のコメントも見ることができ、全員でコメントを共有できるようにします。
<備考>
履修者の理解度、関心により多少の変更の可能性があります。