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授業科目名 英語学概論
時間割番号 EEL301
担当教員名 磯部 美和
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
心理言語学の研究分野である第一言語(母語)獲得・第二言語獲得に着目する。「生成文法」と呼ばれる言語理論では、子どもが生後わずか数年のうちに母語を身につけることができるのは、生まれながらにヒトに備わっている言語機能と、生後受け取る言語経験の相互作用によると仮定されている。本授業では、生成文法に基づいた、英語や日本語を母語・第二言語とする言語獲得研究の成果を概説する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門人や社会への関心日本や世界、自然に関する広い教養を身につけている。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
C持続的変態力教師として学び続ける意志と課題探求力を身につけている。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1自分が身につけている母語や第二言語の知識の豊かさやを知り、ことばについて意識的に考えられるようになる。A
2心理言語学の主要な研究成果を理解する。B
3英語学の基礎的な知識を身につける。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%レポート40点(授業内容の理解度、母語獲得・第二言語獲得・言語理解についての検討)、課題・フォームの提出状況40点、授業内での取り組み、出席・遅刻状況20点
270%レポート40点(授業内容の理解度、母語獲得・第二言語獲得・言語理解についての検討)、課題・フォームの提出状況40点、授業内での取り組み、出席・遅刻状況20点
310%レポート40点(授業内容の理解度、母語獲得・第二言語獲得・言語理解についての検討)、課題・フォームの提出状況40点、授業内での取り組み、出席・遅刻状況20点
合計100% 
<授業の方法>
・実施形態は「面接授業」(教室において対面の授業)であるが、感染症の状況により「ライブ型」や「オンデマンド型」を採用する。
・講義形式を基本とするが、適宜グループでのディスカッションも取り入れる。履修者には毎回の授業前に参考資料を読んでおくこと、授業後に授業内容の要約と意見・質問を記入することが求められる。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
「言語学概論」を履修済であることが望ましい。
<テキスト>
  1. なし。参考資料を配布する。
<参考書>
  1. 鈴木孝明, 白畑知彦著, ことばの習得 : 母語獲得と第二言語習得, くろしお出版, ISBN:9784874245446,
    (2012年出版)

  2. 大津由紀雄編著, はじめて学ぶ言語学 : ことばの世界をさぐる17章, ミネルヴァ書房, ISBN:9784623055807,
    (2009年出版)

  3. 遊佐典昭編 ; 遊佐典昭 [ほか] 著, 言語の獲得・進化・変化 : 心理言語学,進化言語学,歴史言語学, 開拓社, ISBN:9784758913737,
    (2018年出版 言語研究と言語学の進展シリーズ / 西原哲雄 [ほか] 監修, 3)
<授業計画の概要>
1タイトル心理言語学の概要
事前学習
事後学習
授業前に、自分がどのように母語や外国語を身につけてきたのかを考えてみる。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容この授業で扱う内容を概観する。
授業の進め方や成績評価の方法、予習・復習のしかたについて説明を行う。
2タイトル第一言語獲得(1)母語の発達段階
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容母語の発達段階を検討する。
3タイトル第一言語獲得(2)刺激の貧困・構造依存性
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容刺激の貧困とはどのような状況なのかを学ぶ。構造依存性について考える。
4タイトル第一言語獲得(3)代名詞の解釈
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容子どもの代名詞の解釈について考える。
5タイトル第一言語獲得(4)空項
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容子どもの空項の解釈や間違いについて考える。
6タイトル第一言語獲得(5)複合
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容子どもの名詞複合の獲得について考える。
7タイトル第一言語獲得(6)受動文
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容子どもの受動文の獲得について考える。
8タイトル第二言語獲得(1)第二言語とは
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容第二言語の定義を行い、第一言語獲得と第二言語獲得を比較する。
9タイトル第二言語獲得(2)構造依存性
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容第二言語学習者の構造依存性について考える。
10タイトル第二言語獲得(3)代名詞の解釈
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容第二言語学習者の代名詞の解釈について考える。
11タイトル第二言語獲得(4)空項・複合
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容第二言語学習者の空項と複合について考える。
12タイトル第二言語獲得(5)過剰受動化
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容第二言語学習者に見られる過剰受動化について考える。
13タイトルことばへの気づき(1)
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容「ことばへの気づき」について検討する。
14タイトルことばへの気づき(2)
事前学習
事後学習
授業前に、配布された資料を読み、課題に取り組む。
授業後に、授業内容を振り返り、要約と質問を提出する。
授業内容「ことばへの気づき」について検討する。
15タイトルまとめ・質疑応答
事前学習
事後学習
授業前に、この授業を通じて学習したことを振り返り、疑問や関心を持ったことをまとめ、レポートの作成に備える。
授業後に、レポートを作成し、シラバスの到達目標の達成度について自己評価する。
授業内容第1回~第14回までの学習内容を振り返り、疑問点や理解が不足している点を授業内で共有し解決する。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
(未登録)