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授業科目名 保育内容(絵画造形)
時間割番号 EEI242
担当教員名 伊藤 美輝/新野 貴則
開講学期・曜日・時限 後期・月・V 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
乳幼児期における造形活動の意味・役割について、各発達段階においての表現行為の過程を分析して、そこに含まれるエレメントを理解することを目的とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門教職教養教職の意義や職務内容、子どもに対する責務を理解している。
B子ども理解子どもの意思を真摯に受けとめ、受容的な態度で接することができる。
C授業力・実践的技能教材研究や教材開発を進んで行うことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
11.感性と表現行為の構造理解が出来ること  A
22.各発達段階の表現の特徴とその意味の理解が出来ることB
33.表現技法の基本と応用について理解が出来ることC
44.表現活動の役割と理解が出来ることA
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
125%感性と表現行為の構造理解
225%各発達段階の表現の特徴とその意味の理解
325%表現技法の基本と応用について理解
425%表現活動の役割と理解
合計100% 
<授業の方法>
講義及び演習(画材・技法の体験)
<受講に際して・学生へのメッセージ>
等授業における造形体験を教材化して、造形表現が人の成長においてどの様な意味・役割を持っているかを考えてみましょう。また、造形活動の過程に含まれるエレメントを理解することで、活動における援助の方法・スタンスを学んでください。
<テキスト>
  1. 保育所保育指針及び幼稚園教育要領,
    (出版社は問いません。)
<参考書>
  1. 授業時間内に配布する資料を参考書として使用します。
<授業計画の概要>
1タイトル保育内容「絵画造形」受講する意味・目的について   新野 貴則
事前学習
事後学習
シラバスの授業内容の確認
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容1.保育内容「絵画造形」を受講する意味・目的について   




15. 総括 乳幼児期における造形表現活動の意味
       【造形表現の今日的課題と可能性について」】
2タイトル乳児期の表現活動-1 表現活動の基本過程  伊藤 美輝(以降15回まで)
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容表現活動の基本過程を示し、「環境からの刺激と感性の芽生え」を、実技を通して「感性の意味とその役割」について考え理解する。
3タイトル乳児期の表現活動-2 表現活動における身体的成長「刺激と関わり、感覚器官/脳/筋力」
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容表現活動における身体的成長の観点から、実技を等してその刺激と関わりによる「感覚器官/脳/筋力」の成長を考え理解する。
造形活動と五領域「健康」の関係について理解する。
4タイトル乳児期の表現活動-3 環境へ関心「もてあそび」の持つ意味
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容環境へ関心としての「もてあそび」の行為から表現の芽生え及び造形活動との起源を考察する。実技を通してその意味を理解する。
造形活動と五領域「環境」の関係について理解する。
5タイトル3歳児の造形表現「造形遊び」-1  出会いの時期「物」から「材料・道具へ」
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容3歳未満の「物」との関わり体験から、その物の持つ特性における意味づけにより「材料・道具」へと変わることを、「造形遊び」の活動から考察して理解する。造形活動と五領域「言葉」の関係について理解する。
6タイトル3歳児の造形表現「造形遊び」-2   造形表現の特徴、領域「表現」と他の領域との関わり
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容造形表現の特徴を再度確認して、領域「表現」と他の領域との関わりを考え保育の総合性について考え、実技を通してその意味を理解する。造形活動から領域「表現」と他の領域との関わりを理解する。
7タイトル4歳児の造形表現「表現の喜び」-1 造形の螺旋構造、繰り返しの持つ意味
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容造形における活動内容の繰り返しの持つ意味を考え、造形活動における螺旋構造の理解する。実技を通して、その構造を構成する造形活動の基本的エレメントを考える。
8タイトル8. 4歳児の造形表現「表現の喜び」-2  実験の時期、「こわす」行為の意味について
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容主体性の表れとしての「好奇心から探究心へ」の観点で、「こわす」行為の意味について考え、実技を通してその意味を理解する。
実技を通して素材・材料としての「物」と関わり、造形活動の基本的エレメントを考える。
9タイトル9. 4歳児の造形表現「表現の喜び」-3 造形表現の特徴、五領域の総合としての造形活動
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容造形表現の特徴を五領域の総合としての造形活動の観点で、そこに含まれる各領域の関係について考え、実技を通してその意味を理解する。造形活動の基本的エレメントの理解。
10タイトル10. 4歳児の造形表現「表現の喜び」-4 造形の螺旋構造、繰り返しの持つ意味の再考
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容7回目の内容である【造形の螺旋構造、繰り返しの持つ意味】について確認して、「好奇心から探究心へ」の次への移行としての「応用による理解」について考え、実技を通してその意味を理解する。
11タイトル11. 5歳児の造形表現「表現の拡大」-1 応用の時期、「独創的表現」の出現
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容5歳児の造形表現における変化を「表現の拡大」を応用の時期の表れとして捉え、「独創的表現」の出現を受け止める視点いついて考え、実技を通してその意味を理解する。
12タイトル12. 5歳児の造形表現「表現の拡大」-2  造形表現の特徴、領域「表現」と他の領域との関わり
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容5歳児の造形表現の特徴を、五領域における領域「表現」と他の領域との関わり、特に領域「環境」について考え、実技を通してその意味を理解する。
13タイトル13. 5歳児の造形表現「表現の拡大」-3  生活と表現のテーマ「何を描くのか、作るのか」
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容生活の拡大による関わりと認識による表現のテーマの変化について、「何を描くのか、作るのか」を考え、実技を通してその意味を理解する。
14タイトル14. 作品の受けとめ方、作品への関わり方  「造形表現の過程における指導と援助について」
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込みと画材準備
「受講レポート」の記入による振り返り
授業内容乳幼児期の造形表現に関わる上で、その過程における指導と援助について、この活動を通じて乳幼児の「何を育てるのか」について考え、保育の方法としての「造形活動」について考える。
15タイトル15. 総括 乳幼児期における造形表現活動の意味   造形表現の今日的課題と可能性について
事前学習
事後学習
事前配布資料の読み込み
「総括レポート」の記入による全授業内容の振り返り
授業内容造形表現の今日的課題と可能性について、授業の内容を振り返る。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
山梨県内外の保育・幼児教育の現場において、乳幼児を対象とした造形活動の実践内容を毎時間に取り入れた授業を行います。また、現在の保育・幼児教育の現場における保育者の課題についても話題として授業に取り入れていきます。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
「前年度と同様に実施」
<備考>
授業内で使用する基本的な画材/道具は各自で準備して授業に臨んでください。各自が準備する画材/道具は以下のものになります。
クレヨン16色(推奨 ペンテル図工クレヨン)※16色以上でも可  水彩絵の具(赤、青、黄、白)※セットで以外の色がある物でも可    
ハサミ※折りたたみタイプやコンパクトな物は不可