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授業科目名 肢体不自由児心理学
時間割番号 EEH203
担当教員名 川池 順也
開講学期・曜日・時限 後期・金・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
肢体不自由児の発達の遅れや歪みを引き起こす病理性および心理学的な特性に関する基本的事項および肢体不自由児に対する心理学的アプローチの基本的な留意事項の理解を図る。さらに,その観点から受講者一人一人のこれまでの知識の再構築を図る。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門子ども理解子ども理解のために必要な様々な発達理論を習得している。
Bいじめや不登校、特別支援教育などについての基礎的な知識を習得している。
C子どもたちの発達段階や生活年齢を考慮して、適切に接することができる。
D子どもの意思を真摯に受けとめ、受容的な態度で接することができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1平成19年4月1日施行の「特別支援学校教諭免許状」にかかわる教育職員免許法の関係別表に記載された事項についての専門知識・技能等の獲得B
2肢体不自由特別支援学校に在籍する児童生徒が学ぶ教育課程を整理して、それぞれの教育課程における心理教育的援助の特色について説明することができる。C
3特別支援学校学習指導要領および解説より、肢体不自由児・者に対する心理教育的支援について捉えることができる。A
4災害時の肢体不自由児・者が直面する困難について知り、適切な支援の在り方について省察することができる。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%事前課題
210%講義内での掲示板への意見の投稿
350%総括テスト
410%講義への意欲
合計100% 
<授業の方法>
面接授業を基本とする。
1.毎時間掲示板への自分の考えを投稿し、出席している全員の意見を共有できるようにする。
2.各講義の最後に次回の事前学習の内容について説明し、次回の講義前日までに自分で調べたことや疑問点について提出することを必須とする。
3.複数回のグループディスカッションを設定する。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
事前学習に際しては、自分が記述した内容の根拠となる参考引用先を明らかにして説明すること。
<テキスト>
  1. 文部科学省 [著], 特別支援学校幼稚部教育要領 ; 特別支援学校小学部・中学部学習指導要領, 海文堂出版, ISBN:9784303124243,
    (2018年出版)
<参考書>
  1. 文部科学省 [編], 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 総則編(幼稚部・小学部・中学部), 開隆堂出版, ISBN:9784304042294,
    (2018年出版)

  2. 文部科学省 [編], 特別支援学校学習指導要領解説 各教科等編(小学部・中学部), 開隆堂, ISBN:9784304042300,
    (2018年出版)

  3. 文部科学省 [編], 特別支援学校教育要領・学習指導要領解説 自立活動編(幼稚部・小学部・中学部), 開隆堂出版, ISBN:9784304042317,
    (2018年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル実務経験のある教員による肢体不自由特別支援学校における教育課程別の心理教育的援助についての説明
事前学習
事後学習
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容実務経験のある教員による肢体不自由特別支援学校における教育課程を説明し、実際にどのような学習に取り組み、教員やセラピストによる心理教育的援助が行われているかについて説明する。
2タイトル山梨県内にある肢体不自由部門を設置している特別支援学校における心理教育的援助の取り組みの実際
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容山梨県内にある肢体不自由部門を設置している特別支援学校を整理して、教育の特色を表していると考える教育目標や教育課程について知る。
3タイトル学習指導要領(総則・各教科)における心理教育的援助の在り方について
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容特別支援学校学習指導要領および解説より、肢体不自由特別支援学校に求められている心理教育的支援について捉える。
4タイトル学習指導要領(自立活動)における心理教育的援助の在り方について
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容特別支援学校学習指導要領および解説「自立活動編」より、肢体不自由児に求められている心理教育的支援について捉える。
5タイトル肢体不自由教育におけるアシスティブ・テクノロジーと心理教育的支援について
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容アシスティブ・テクノロジーの有効に活用することで肢体不自由のある児童生徒の学習活動における心理的支援について
検討する。
6タイトル肢体不自由教育における自立活動の6区分27項目の指導の実際について①
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容肢体不自由特別支援学校の自立活動における「心理的安定」についての概説から、その特色について捉えることができる。
7タイトル肢体不自由教育における自立活動の6区分27項目と指導の実際について②
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容肢体不自由特別支援学校の自立活動における「健康の保持」についての概説から、その特色について捉えることができる。
8タイトル肢体不自由教育における自立活動を主とする教育課程の実際について①
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容肢体不自由特別支援学校の自立活動を主とする教育課程で学ぶ児童生徒への心理教育的支援の実際について知り、自ら支援の在り方を考察する。
9タイトル肢体不自由教育における自立活動を主とする教育課程の実際について②
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容肢体不自由特別支援学校の自立活動を主とする教育課程で学ぶ児童生徒への心理教育的支援の実際について知り、自ら支援の在り方を考察する。
10タイトルALSの子どもへの心理教育的援助の実際について
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容ALSの児童生徒に対する指導の実際から理解を深め、ALSの子どもへの心理教育的援助について考察することができる。
11タイトル脳性まひ(脳性疾患)の子どもへの心理教育的援助の実際について
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容脳性まひの児童生徒に対する指導の実際から理解を深め、脳性まひの子どもへの心理教育的援助について考察することができる。
12タイトル筋ジストロフィー(筋原性疾患)の子どもへの心理教育的援助の実際について
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容筋ジストロフィーの児童生徒に対する指導の実際から理解を深め、筋ジストロフィーの子どもへの心理教育的援助について考察することができる。
13タイトル筋炎・ミオパチーの子どもへの心理教育的援助の実際について
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容筋炎・ミオパチーの児童生徒に対する指導の実際から理解を深め、筋炎・ミオパチーの子どもへの心理教育的援助について考察することができる。
14タイトル重度重複障害の子どもへの心理教育的援助の実際について
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】次回の講義前日までに調べ提出するテーマについて参考・引用元を明らかにしてレポートを提出する。
授業内容重度重複障害の子どもに対する指導の実際から理解を深め、重度重複障害の子どもへの心理教育的援助について考察することができる。
15タイトル災害時における肢体不自由の子どもが置かれる困難さと総括テスト
事前学習
事後学習
【事前学習】前回の講義で説明したレポートを提出する。
【事後学習】授業評価アンケートの提出を行う。
授業内容直近の災害時における肢体不自由の子どもが直面する困難について知り、心理教育的援助について考察することができる。これまでの授業のまとめとして総括テストを実施する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
肢体不自由特別支援学校の教員として、実際に学校に登校してくる児童生徒のみならず、家庭や病院等の施設に訪問教育を行う授業にも携わってきました。実際の場面を例示して、皆さんの知見を深められるようにします。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
・講義で使用した資料は、毎回ポイントを集約してTeams上にアップロードするように改善します。
・掲示板を活用した意見交換が活発になったら、実際にグループワークに取り組む時間を講義内で設定するようにします。
・先方が可能な場合、肢体不自由の当事者の方や支援者の方の話をオンラインで繋ぐなどの方法で聴講できる機会を設定するようにします。
・各回の講義における参考となる資料や文献を紹介するようにします。
・課題の提出は設定でき次第、Moodle上で提出できるようにします。
<備考>
(未登録)