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授業科目名 音楽科教育演習I
時間割番号 EEC291
担当教員名 河野 久寿
開講学期・曜日・時限 前期・木・III 単位数 2
<対象学生>
2022年度開講
<授業の目的>
音楽科教育における諸分野のうち、特に創作指導を中心に研究する。教材研究を中心に、即興伴奏、楽器法、スコアリーディング、編曲、様式研究等教育現場で必要な能力を身につけることを目標とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門授業力・実践的技能教材研究や教材開発を進んで行うことができる。
B教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1音楽教育現場で必要な専門実技能力(音楽理論分野)を総合的にマスターし、実際の授業現場で生かすことができる。B
2創作分野における学習した諸要素を、実際の教材に応用することができる。A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%各種実習の内容と理解度(表現力、発想力、応用力)を評価する。
250%提出課題における習熟度、音楽表現力、独創性、楽譜表記の状態を評価する。
合計100% 
<授業の方法>
[面接授業]
概説と確認→演習・実習→発表の形式で授業を進める。
相当程度の自宅学習(練習・演習)を必須とする。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
段階を追ってマスターしてゆく授業であるので、できるだけ欠席しないように望む。
<テキスト>
  1. 中島克磨, スコア・リーディングを始める前に, ドレミ楽譜出版社, ISBN:4810899322
<参考書>
  1. 芥川也寸志著, 音楽の基礎, 岩波書店, ISBN:9784004140573,
    (2015年出版 岩波新書, 青版795, E57)

  2. 千蔵八郎著, 音楽史 : 作曲家とその作品, 教育芸術社, ISBN:4905700388,
    (1983年出版)

  3. 石澤眞紀夫 [ほか] 著, 人間・音・響き, 教育芸術社, ISBN:4877881719,
    (2002年出版 21世紀の音楽入門 = The music guide on 21st century, 1)

  4. 有賀誠門 [ほか] 著, リズム : 音楽に生命 (いのち) を与えるもの, 教育芸術社, ISBN:4877881794,
    (2003年出版 21世紀の音楽入門 = The music guide on 21st century, 2)

  5. 島岡譲 [ほか] 執筆, 総合和声 : 実技・分析・原理 [1], 音楽之友社, ISBN:4276102332,
    (1998年出版)
<授業計画の概要>
1タイトル基礎音楽能力の確認
事前学習
事後学習
楽典の基礎を確認しておく。
未修事項を復習する。
授業内容音楽科において必要な基礎音楽理論事項を確認する。
2タイトルハ音記号の概説
事前学習
事後学習
ハ音記号について調べておく。
授業で使用した譜面をよく弾く。
授業内容ハ音記号の歴史的成り立ちと必要性を理解し、読譜練習を行う。
3タイトルハ音記号の実習
事前学習
事後学習
配布教材を試奏してくる。
授業で使用した譜面をよく弾く。
授業内容ハ音記号を使った楽譜の記譜実習を行う。
授業で使用した譜面をよく弾く。
4タイトル楽器法:木管楽器を知る
事前学習
事後学習
知っている木管楽器の奏法を調べておく。
授業で使用した譜面をよく弾く。
授業内容木管楽器の楽器法を習得する。
5タイトル楽器法:金管打楽器を知る
事前学習
事後学習
知っている金管打楽器の奏法を調べておく。
授業で使用した譜面をよく弾く。
授業内容金管楽器、打楽器の楽器法を習得する。
6タイトル楽器法:弦楽器を知る
事前学習
事後学習
知っている弦楽器の奏法を調べておく。
授業で使用した譜面をよく弾く。
授業内容弦楽器の楽器法を習得する。
7タイトル移調楽器の基礎
事前学習
事後学習
第2・3回でのハ音記号の読譜を復習しておく。
特に、クラリネット、ホルンの移調記譜を復習しておく。
授業内容移調楽器の読譜法について電子ピアノ又は作譜ソフトのTranspose機能を使い習得する。
8タイトルスコアリーディング
事前学習
事後学習
前もって配布するスコアを読んでくる。
使用したスコアをよく弾く。
授業内容オーケストラの楽譜を読譜し視奏する(総合的スコアリーディング)。
9タイトルオーケストレーション
事前学習
事後学習
作譜ソフトの基本操作を再確認しておく。
楽譜作成を仕上げておく。
授業内容移調楽器を含む教材研究を行い、作譜ソフトを使った楽譜作成を行う。
10タイトル器楽編曲
事前学習
事後学習
第4~7回で学習した楽器法を再確認しておく。
編曲を仕上げる。
授業内容教科書教材の曲を、移調楽器を含む編曲として作成する。
11タイトルコードネームの概説
事前学習
事後学習
簡単なコードネームを予習しておく。
未修コードネームを復習しておく。
授業内容コードネームの理解と、即興伴奏の実習を行う。
12タイトル即興伴奏実習
事前学習
事後学習
前もって配布した教材に、自分なりの伴奏をつけてくる。
ピアノ伴奏として演奏を仕上げておく。
授業内容教科書教材を即興伴奏により演奏する。
13タイトル教材作成と指導案
事前学習
事後学習
指導案の骨子を準備してくる。
指導案の再検討をしておく。
授業内容楽器法又は編曲法の内容を含む指導案を作成する。
14タイトル模擬授業の準備
事前学習
事後学習
指導案に沿った授業を準備する。
再検討をする。
授業内容指導案の検討を行う。
15タイトル模擬授業
事前学習
事後学習
実際の発表を想定した模擬授業の準備をしておく。
他の受講生や教員の意見や感想をもとに振り返りをしておく。
授業内容指導案に基づいた模擬授業を行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
担当者変更(後任教員の担当となる)
<備考>
学生の能力と関心により、上記授業計画の進度や順を変更することがある。