山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 中等国語科教育法I
時間割番号 EEC245
担当教員名 齋藤 知也/那須 正和
開講学期・曜日・時限 前期・火・IV 単位数 2
<対象学生>
2年生以上(2年生で履修することが望ましい。国語教育系の学生は2年生で履修すること。)
<授業の目的>
教育を取り巻く状況や「学習指導要領」について理解し、国語科教育の今日的課題を考察する。必要な理論的教養や、実践的力量を身につけるための教材研究・授業実践の方法について知見を得て、国語科教育の可能性を探究する。単元構成の原理や学習指導案作成法について習得する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門授業力・実践的技能教材研究や教材開発を進んで行うことができる。
B教材研究を生かした授業を構想して、指導案を作成することができる。
C教科等の専門教養取得見込みの教員免許に対応する教科の目標や内容に関する知識を習得している。
D取得見込みの教員免許に対応する学習指導要領の活用の仕方を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1中学校・高等学校の国語科の教材研究や教材開発の方法を獲得し、実践することができること。A
2教材研究を生かした授業を構想し、学習指導案を作成することができること。B
3教育状況を視野に入れ、中学校・高等学校の国語科の目標や国語科教育の目的を自分の言葉で説明することができること。C
4中学校・高等学校の学習指導要領国語を活用することができること。D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%中学校・高等学校の国語科の教材研究や教材開発の方法を獲得し、実践することができているか。(授業中の発言・提出物・学期末レポート)
220%教材研究を生かした授業を構想し、学習指導案を作成することができるか。(授業中の発言・提出物)
320%教育状況を視野に入れ、中学校。高等学校の国語科の目標や国語科教育の目的を自分の言葉で説明することができるか(学期末レポート・授業中の発言・提出物)
420%中学校・高等学校の学習指導要領国語を活用することができるか。(授業中の発言・提出物・学期末レポート)
合計100% 
<授業の方法>
基本的には講義であるが、問答・発表・討論も行う。ときに課題を課し、最終レポートの提出を求める。なお、形態は、対面授業を基本とする。状況と必要に応じて、Teams、GoogleMeet等の同時双方型リアルタイムオンライン授業あるいはオンデマンドで行うこともある。適宜、MoodleやCNSも活用する。なお授業形態については、事前にCNS等を通じて履修者に知らせるので、必ずチェックすること。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
この授業は中学・高校の国語科教免の必修科目となっている。中等とは、「中学・高校」を指す。教師を目指すものとして、まず自分自身が言葉に注目できる力を身につけることが、大切である。毎回の授業に積極的に参加することがその第一歩である。教師として生きていくことに役立つ授業をめざしたい。国語教育系の学生は2年生で履修してほしい。他コースの学生の国語副免希望者も可能な限り2年生での履修が望ましい。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 全国大学国語教育学会, 中学校・高等学校 国語科教育研究, 学芸図書, ISBN:978-4-7616-0424-0
  2. 中学校学習指導要領解説国語編
  3. 高等学校学習指導要領解説国語編
<授業計画の概要>
1タイトル授業内容及び授業の進め方についての包括的な説明と中等国語科についての問題提起
事前学習
事後学習
「中学・高校の国語の授業は何のためにあるのか」について、考えを整理し、授業で発表できるようにしておく。
「中等国語科についての問題提起」を受けて考察したことを、自分の言葉でまとめる。
授業内容「中等国語科についての問題提起」を受け、質疑応答や意見交換に参加し、中学高校の国語の授業の在り方について考察する。
2タイトル「学習指導要領」における国語科の規定について
事前学習
事後学習
中学校・高等学校の学習指導要領に目を通し、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「学習指導要領」における国語科の規定」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容「「学習指導要領」における国語科の規定」についての授業において、質疑応答や意見交換に参加し、学習指導要領についての理解を深め、検討する。
3タイトル「中等教育における国語科の位置づけ」について
事前学習
事後学習
「中等教育における国語科の位置づけ」について、考えを整理し、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「中等教育における国語科の位置づけ」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容「中等教育における国語科の位置づけ」についての授業において、質疑応答や意見交換に参加し、中等教育全体のなかでの国語科教育の役割を考察する。
4タイトル「国語科における「知識及び技能」の内容」について
事前学習
事後学習
「国語科における「知識及び技能」の内容」について、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「国語科における「知識及び技能」の内容」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容「国語科における「知識及び技能」の内容」についての授業において、質疑応答や意見交換に参加し、国語科における「知識及び技能」の位置づけについて考察する。
5タイトル国語科における「思考力・判断力・表現力等」その1 「話すこと・聞くこと」の指導事項と言語活動について
事前学習
事後学習
「「話すこと・聞くこと」の指導事項と言語活動」について、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「「話すこと・聞くこと」の指導事項と言語活動」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容国語科における「思考力・判断力・表現力等」その1 「話すこと・聞くこと」の指導事項と言語活動」についての授業において、質疑応答や意見交換に参加し、「話すこと・聞くこと」の教育の在り方について考察する。
6タイトル国語科における「思考力・判断力・表現力等」その2 「書くこと」の指導事項と言語活動について
事前学習
事後学習
「「書くこと」の指導事項と言語活動」について、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「「書くこと」の指導事項と言語活動」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容国語科における「思考力・判断力・表現力等」その2 「書くこと」の指導事項と言語活動」についての授業において、質疑応答や意見交換に参加し、「書くこと」の教育の在り方について考察する。
7タイトル国語科における「思考力・判断力・表現力等」その3 「読むこと」の指導事項と言語活動について
事前学習
事後学習
「「読むこと」の指導事項と言語活動」について、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「「読むこと」の指導事項と言語活動」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容国語科における「思考力・判断力・表現力等」その3 「読むこと」の指導事項と言語活動」についての授業において、質疑応答や意見交換に参加し、「読むこと」の教育の在り方について考察する。
8タイトル「教材研究の理論と方法(話すこと・聞くこと)」について
事前学習
事後学習
「教材研究の理論と方法(話すこと・聞くこと)」について、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「「教材研究の理論と方法(話すこと・聞くこと)」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容「教材研究の理論と方法について(話すこと・聞くこと)」の授業において、質疑応答や意見交換に参加し、「話すこと・聞くこと」の教材研究の理論と方法について考察する。
9タイトル「教材研究の理論と方法(書くこと)」について
事前学習
事後学習
「教材研究の理論と方法(書くこと)」について、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「「教材研究の理論と方法(書くこと)」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容「教材研究の理論と方法について(書くこと)」の授業において、質疑応答や意見交換に参加し、「書くこと」の教材研究の理論と方法について考察する。
10タイトル「教材研究の理論と方法(読むこと)」について
事前学習
事後学習
「教材研究の理論と方法(読むこと)」について、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「「教材研究の理論と方法(読むこと)」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容「教材研究の理論と方法について(読むこと)」の授業において、質疑応答や意見交換に参加し、「読むこと」の教材研究の理論と方法について考察する。
11タイトル「教材研究の理論と方法(言語事項と言語文化)」について
事前学習
事後学習
「教材研究の理論と方法(言語事項と言語文化)」について、授業で質問や意見表明ができるようにしておく。
「教材研究の理論と方法(言語事項と言語文化)」について、授業を通して考察したことを自分の言葉でまとめる。
授業内容「教材研究の理論と方法について(言語事項と言語文化)」の授業において、質疑応答や意見交換に参加し、「言語事項と言語文化」の教材研究の理論と方法について考察する。
12タイトル国語科教育におけるICTの活用について
事前学習
事後学習
「国語科教育におけるICTの活用」の授業で質問や意見表明ができるよう、考えておく。
「国語科教育におけるICTの活用」の授業を通して考えたことを自分の言葉でまとめる。
授業内容文部科学省が公開している「国語科の指導におけるICTの活用について」を参照しつつ、中学校・高校の国語科の具体的な領域におけるICT活用の事例を示し、ICT活用の意義と方法、留意点について検討する。
13タイトル学習指導案の作成法について
事前学習
事後学習
「学習指導案の作成法について」の授業で質問や意見表明ができるよう、考えておく。
「学習指導案の作成法について」の授業を通して考えたことを、自分の言葉でまとめる。
授業内容「学習指導案の作成法」の授業において、質疑応答や意見交換に参加し、「学習指導案の作成法」について習得する。
14タイトル模擬授業と授業検討会
事前学習
事後学習
「模擬授業と授業検討会」の授業で、模擬授業を担当したり、学習者として意見を出すことができる、考えておく。
「模擬授業と授業検討会」を振り返って「考えたことを、自分の言葉でまとめる。
授業内容「模擬授業と授業検討会」において、授業者と学習者となって、授業における発問や説明の仕方や、検討会の方法を学ぶ。
15タイトル国語科教育の今日的課題と可能性について
事前学習
事後学習
「国語科教育の今日的課題と可能性についての総括」の授業で質問や意見表明ができるよう、考えておく。
「国語科教育の今日的課題と可能性について」の授業を受け、講義全体を振り返り、学期末レポートを提出する。
授業内容「国語科教育の今日的課題と可能性について」の授業において、質疑応答や意見交換に参加し、講義全体を振り返ってまとめを行う。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
国語科の教員として授業を担当した実務経験がある。中等教育では、多様な学習者全てに、言葉とは何かについて考察させ、「言葉の世界」の深さを感じとらせる必要がある。実務経験を生かし、専門性をもった中学・高校の国語科教員の育成のための授業を行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
可能な限り、授業の最後に、振り返りを行う時間を設けていく予定である。
<備考>
(未登録)