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授業科目名 道徳教育指導論
時間割番号 EEC147 B
担当教員名 梶原 郁郎/河野 瑞穂
開講学期・曜日・時限 後期・水・II 単位数 2
<対象学生>
言・生社・科学の1年生
<授業の目的>
本授業は下記到達目標を目的として、概要は次の通りである。(1)道徳とは何か、道徳教育とはどのような教育か、(2)道徳性の発達や道徳教育の理論や歴史、(3)学校における道徳教育の方針・目標・内容・方法、(4)道徳の学習指導案の作成方法、(5)教科教育と道徳教育。なお道徳教育とは、各教科を通した道徳教育を含むもので、道徳副読本・教科書による道徳の時間における「道徳教育」のみを指すものではない。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
教育学部向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門授業力・実践的技能教材研究や教材開発を進んで行うことができる。
B教科等の専門教養道徳教育など、各教科以外の指導領域に関する知識を習得している。
C教育課程編成に関する基礎的な知識を習得している。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
教育
1本授業は、小学校・中学校の教員免許状を取得するための必修科目である。以下の諸点を理解でき、道徳教育の指導力を身につける。(1)道徳とは何か、道徳教育とはどのような教育か、(2)道徳性の発達や道徳教育の理論や歴史。B
2以下の諸点も理解でき、道徳教育の指導力を身につける。(3)学校における道徳教育の方針・目標・内容・方法、(4)道徳の学習指導案の作成方法。A
3以下の点も理解でき、道徳教育の指導力を身につける。(5)教科教育と道徳教育との関係。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%WS
240%試験
320%受講状況
合計100% 
<授業の方法>
本授業は講義を基本として進める。授業資料とWS(ワークシート)を準備・配布して、講義内容を理解するための問題を五問程用意するので、受講生はそれを思考してWSに回答する(WSは15回目の授業時に回収するので、受講生はそれまで各自保管しておくこと)。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
・成績評価はレポートに変える可能性があります。
・通信機器の電源は切って受講して下さい。
・テキスト2冊は授業開始前に必ず購入しておいて下さい。
・授業2回目までに『君たちはどう生きるか』の第四章までを読んでおいて下さい。
・新小学校学習指導要領(200円程度)は購入しておいて下さい。
・授業の順番は変わる場合がありますが、15回分の授業内容を減じるものではありません。
<テキスト>
  1. 吉野源三郎, 『君たちはどう生きるか』, 岩波文庫,
    (漫画版は不可)

  2. 高史明, 『生きることの意味』, ちくま文庫
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル授業のガイダンス-道徳の本質、私たちの道徳教育観-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容・私たちの日常の行動の省察を通して道徳の本質について考える。
・「「道徳教育」=道徳教育」という私たちの道徳教育観を省察する。
2タイトル道徳教育の基礎的・基本的知識(1)-道徳教育とは何か・道徳性とは何か-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容私たちの小中時代の授業を振り返り、道徳教育とは何か・道徳性とは何か考える。
3タイトル道徳教育の基礎的・基本的知識(2)-戦前戦後の道徳教育-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容テキストを使って戦前と戦後の道徳教育について考える。
4タイトル道徳教育の基礎的・基本的知識(3)-学習指導要領の変遷-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容学習指導要領の変遷を振り返り、評価基準の変遷等を学習して、道徳教育に関わるその意味を学習する。
5タイトル指導要領における道徳教育の基礎的事項
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容指導要領における各教科等による道徳教育に関する記述を読み、それはどのような授業を指しているのか等学習する。
6タイトル「道徳教育」の教科書教材と社会認識形成
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容「道徳教育」の教科書教材を取り上げて、それは社会認識形成を可能とするのかどうか考える。
7タイトル「道徳教育」の指導案-現場の課題・指導方針-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容現場の課題・指導方針等を踏まえて、「道徳教育」の指導案作りに入る。
8タイトル「道徳教育」の指導案-教材解釈と指導案作成-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容教材解釈と指導案作成を踏まえて、「道徳教育」の指導案を作る。
9タイトル「道徳教育」の指導案-実践と評価-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容実践と評価における留意点を踏まえて、「道徳教育」の指導案を作る。
10タイトル教科教育と道徳教育(1)-文学教育の道徳主義化の問題と代案-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容文学教材の事例を取り上げて、文学教育の道徳主義化について考える。
11タイトル教科教育と道徳教育(2)-自然認識形成と道徳教育-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容自然認識形成における道徳教育の局面について考える。
12タイトル教科教育と道徳教育(3)-他者形成の課題-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容道徳教育と他者形成について考える。
13タイトル教科教育と道徳教育(4)-社会認識形成と道徳教育-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容テキストを使って社会認識形成と道徳教育について考える。
14タイトル教科教育と道徳教育(5)-潜在的カリキュラムの問題-
事前学習
事後学習
事前学習:次回の授業内容に必要な課題を(1時間程度の課題)を指示する。
事後学習:WSにおいて各授業時の要点を確認して、事後学習について指示する。
授業内容潜在的カリキュラムの問題を道徳教育の問題として考える。
15タイトル講義の総括と試験
事前学習
事後学習
事後学習:道徳教育・教科学習に関する今後の参考図書等を紹介して、読書を推奨する。
授業内容これまでのWSを振り返り授業を総括する。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
7・8・9回目が「実務経験のある教員による」授業です。小学校で退職まで勤務された先生に授業していただきます。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
・『アンケート結果確認中』
<備考>
(未登録)