授業科目名	教育学概論
時間割番号	EEC117
担当教員名	青柳　宏幸
開講学期・曜日・時限	集中・(未登録)・(未登録)	単位数	2
＜対象学生＞
(未登録)
＜授業の目的＞
現代における教育の理念や課題を思想的・歴史的に理解し、自己の教育観を深めることがこの授業の目的です。そのために、この科目では「教育とは何か」という問題を思想的及び歴史的観点から考察しています。まず、学習、発達、子ども観などの教育の関連する諸概念を検討し教育の理念を明らかにします。次に、そのような教育の理念がどのように形成されてきたのかを、西洋における近代教育の思想の展開を通じて検討します。最後に、それが日本においてどのように受容され制度化されてきたのか、を検討します。これらの考察を通じて教育が社会的・歴史的に規定されながら展開してきたことを明らかにします。
＜本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー＞（能力・資質）
教育学部向け 記号 コンピテンシー（能力・資質）   A 専門 教職への熱意 教育に関する情熱と使命感・倫理観をもっている。 ○ B 教職教養 教職の意義や職務内容、子どもに対する責務を理解している。 ○ C 教育の理念や歴史、思想、制度などについての基礎的な知識を習得している。 ◎
＜到達目標＞  到達目標とは
目標NO 説明 コンピテンシーとの対応 教育 1 教育が人間にとって不可欠な営みであることを理解し、教育現象を思想的、歴史的に分析できるようになる。 A 2 教育学の基礎的な概念を理解し、それらを用いて教育について説明できるようになる。 B 3 教育の理念の普遍性と歴史的展開を理解し、現代の教育課題を思想的・歴史的に考察することができる。 C
＜成績評価の方法＞
目標No 割合 評価の観点 1 50% レポート。基礎的知識を理解しているか。教育現象を教育学の概念を用いて説明できているか。 2 30% 授業内課題。第6回（10％）と第10回（20％）に提出。教育現象を歴史的・思想的に考察しようとしているか。 3 20% リアクションペーパーの内容。教育についての知識を自己の経験と結びつけて理解しようとしているか。 合計 100%
＜授業の方法＞
講義を中心に行う。 毎回、授業終わりにリアクションペーパーの記入を求めます。
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
特になし。
＜テキスト＞
テキストは使用しない。
＜参考書＞
参考書は初回の授業の際に文献リストを配布する。
＜授業計画の概要＞
1 タイトル 教育学の考え方―オリエンテーション 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 教育学の基本的な考え方や隣接学問との関係について学び、本授業の目標・内容を明らかにする。 キーワード：授業の進め方・ルール、教育学の特徴・特性 2 タイトル 教授と学習―教育の概念と目的１ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 教育の定義を説明し、教授・学習関係の特徴を学ぶ。 キーワード：教育の定義、教授・学習、教育関係 3 タイトル 教授と学習―教育の概念と目的２ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 発達及び学習の概念を説明し、その教育的意義について学ぶ。 キーワード：発達、学習の諸形態 4 タイトル 教授と学習―教育の概念と目的３ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 人間学の知見を紹介し、人間と教育の本質について学ぶ。 キーワード：人間存在、教育の本質 5 タイトル 教授と学習―教育の概念と目的４ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 子ども概念とその教育的意義について学ぶ。 キーワード：子ども、教師、教育可能性 6 タイトル ロック―西洋の教育思想１ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 ジョン・ロックの教育思想とその歴史的背景について学ぶ。 キーワード：ジョン・ロック、経験学習、家庭 7 タイトル ルソー―西洋の教育思想２ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 ルソーの教育思想とその歴史的背景について学ぶ。 キーワード：ルソー、子ども概念、近代社会・国家 8 タイトル ペスタロッチ―西洋の教育思想３ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 ペスタロッチの教育思想とその歴史的背景について学ぶ。 キーワード：近代学校制度、教育方法、教師 9 タイトル デューイ―西洋の教育思想４ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 デューイの教育思想とその歴史的背景について学ぶ。 キーワード：民主主義、産業社会、新教育 10 タイトル 江戸時代の教育―日本の教育の歴史１ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 江戸時代の教育と近代以前の教育について学ぶ。 キーワード：学び、寺子屋（手習塾）、学校 11 タイトル 学制と教育勅語―日本の教育の歴史２ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 近代初期（明治時代）の教育と近代学校制度の成立について学ぶ。 キーワード：学制、教育勅語、国民教育 12 タイトル 大正自由教育―日本の教育の歴史３ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 大正自由教育の思想・実践とその歴史的背景について学ぶ。 キーワード：大正自由教育、子ども中心主義、教育家族 13 タイトル 戦前・戦後の学校制度―日本の教育の歴史４ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 日本の近代学校制度の歴史的変遷について学ぶ。 キーワード：複線型学校制度、単線型・学校制度、学制改革 14 タイトル 戦後教育改革―日本の教育の歴史５ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 戦後教育改革の理念と制度の関係について学ぶ。 キーワード：教育基本法、民主主義、大衆教育社会 15 タイトル 総括評価：まとめ 事前学習 事後学習 事前学習：配付資料を熟読する。 事後学習：各自で振り返りを行う。 授業内容 これまでの学習内容を総括しながら全体のまとめを行い、今後の学習課題を明らかにする。 キーワード：全体のまとめ 16 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 17 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 18 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 19 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 20 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 21 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 22 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 23 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 24 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 25 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 26 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 27 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 28 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 29 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容 30 タイトル 事前学習 事後学習 授業内容
＜前年度授業に対する改善要望等への対応＞
アンケート結果確認中
＜備考＞
ただし、受講生の関心等に応じて内容を変更することもあります。