山梨大学電子シラバス−授業データ

授業科目名

公衆衛生看護活動展開の基礎

担当教員

神崎　由紀／霜越　多麻美／武井　勇介／寺田　あゆみ

時間割番号

単位数

履修年次

期別

DNO204

後期

＜授業の概要＞

公衆衛生看護学の基本的理念や歴史的背景、活動の対象である地域で暮らす個人、家族、集団、組織や場を理解するための基本的な考え方を学習する。

【学習目標】
　公衆衛生看護の対象である地域、生活、集団、個人への支援に必要な地域の特徴や健康課題をアセスメントし、地域特性に合わせた保健計画・保健事業を展開するための知識や技術を習得する。

【注意事項】
※グループワーク、グループ発表を予定しています。
※保健師課程選抜にかかる選択科目となりますが、看護師希望で将来的に地域で活動することに興味のある学生さんの履修も歓迎します。

＜本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー＞（能力・資質）

医学部>看護学科向け

記号	コンピテンシー（能力・資質）
A	専門	豊かな人間性	○
B		問題解決力能力	○
C		看護実践力	○
D		連携する力	○
E		地域ケアに貢献する力	◎
F		自己研鑽力	○

＜到達目標＞

目標NO	説明	コンピテンシーとの対応
目標NO	説明	看護
1	公衆衛生看護活動の対象を理解し、家族関係や倫理的課題を考えることができる	A
2	地域の特徴や課題をアセスメントすることができる	C
3	家族関係や倫理的課題に関する事例を通して、地域での看護職としての役割や使命について説明することができる	B
4	対象者が地域での生活を継続していく上で生じている個人や地域の健康課題をグループで検討することができる	D
5	地域の特徴や課題をアセスメントした上で、地域の社会資源や協働関係にある人々と連携する上で必要なコミュニケーション方法を理解することができる	E
6	能動的に課題に取り組むことができる	F

＜成績評価方法＞

目標No	割合	評価の観点
1	20%	演習への参加状況、態度、課題への取り組み、定期試験により評価する。
2	30%	演習への参加状況、態度、課題への取り組み、定期試験により評価する。
3	20%	演習への参加状況、態度、課題への取り組み、定期試験により評価する。
4	10%	演習への参加状況、態度、課題への取り組みにより評価する。
5	10%	演習への参加状況、態度、課題への取り組みにより評価する。
6	10%	演習への参加状況、態度、課題への取り組みにより評価する。
合計	100%

＜授業計画＞

【講義日程】　　【内容】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【担当者】
10月 7日(月) 3・4時限公衆衛生看護とは（概念・歴史）（神崎）
　　　　　　　　　　　　　公衆衛生看護の実際　　
10月21日(月) 3・4時限　　家族を単位とした公衆衛生看護の展開 (神崎）
　　　　　　　　　　　　　公衆衛生看護活動とコミュニケーション（保健指導）　　　　　　　　　　　　　　　　　　
10月28日(月) 3・4時限　　地域の特徴（地域性）の理解　　　　　　　　　　　　（神崎）
　　　　　　　　　　　　　自分の育った地域について紹介しよう　
11月 1日(金) 3・4時限　【公衆衛生看護活動とアセスメント】（神崎）
　　　　　　　　　　　　　*地域の健康課題と地域保健福祉計画
　　　　　　　　　　　　　*地域のデータを収集する視点：コミュニティ・アズ・パートナーモデル
11月11日(月) 3・4・5時限【公衆衛生看護活動とアセスメント】　　　　　　　　（武井）
　　　　　　　　　　　　　*地域のデータを収集する
　　　　　　　　　　　　　*情報の統合と健康課題の明確化
11月25日(月) 3・4・5時限【公衆衛生看護活動とアセスメント】　　　　　　　　（武井）
　　　　　　　　　　　　　*健康課題に対する保健事業計画の立案
　　　　　　　　　　　　　*グループ発表
12月 2日(月) 3・4時限　　公衆衛生看護活動における倫理　　　　　　　　　　　（神崎）
　　　 ①対象の理解と配慮　
　　　　　　　　　　　　 ②事例から倫理を考える
1月27日(月) 3時限　　　　定期試験　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（神崎/武井)

＜教科書＞

荒賀直子 [ほか] 編集, 公衆衛生看護学.jp 第5版データ更新版, インターメディカル, ISBN:9784900828858,
(2022年出版)

＜参考書＞

［実務経験のある教員による授業科目の概要］

看護師・保健師としての実務経験のある教員が授業を行う。

［前年度授業に対する改善要望等への対応］

グループワークの時間を前年度より長く確保する。