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授業科目名
子ども保健看護学実習
担当教員
安藤 晴美/安田 恵美子
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNN304 3 3 後期
<授業の概要>
子どもは常に成長・発達し続ける存在である。一人の人間として尊重されながら家族・地域社会の一員として生活している。社会生活を営んでいるなかで、健康障害や健康問題をもつことにより生じる影響を理解し、様々な問題状況をアセスメントし、子どもと家族のQOLを維持・向上するような具体的看護方法を思考し、実践する。また、小児医療・保健・福祉・教育における多職種の役割や機能を理解し、その中での看護の役割や機能について学ぶ。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門豊かな人間性
B問題解決力能力
C看護実践力
D連携する力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1健康障害や健康問題をもつことによる子どもと家族への影響を理解し、人権や権利を尊重した関わり方の必要性を説明することができるA
2子どもの成長・発達の特徴を捉え、健康障害・健康問題から生じる課題をアセスメントすることができる。B
3健康障害・健康問題をもつ子どもと家族が家庭・地域社会の中の一員としての生活ができるよう地域・施設・病院の連携・協働の中で看護を実践する力を身につける。C
4メンバーシップ・リーダーシップを取りながら日々のカンファレンスを通し、自己の実践の振り返りを行うことができる。D
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
130%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
230%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
330%看護過程の展開、実習に臨む態度を総合的に評価する。
410%レポート、実習に臨む態度を総合的に評価する。
合計100% 
<授業計画>
実習計画 
*行動目標等の詳細は『看護学実習要項』を参照

1.実施時期:3学年・後期(2024年9月~2025年1月)
2.実習期間:3週間
3.実習場所:附属病院、重症心身障害児施設、保育園、学内     
4.主な実習内容:
【附属病院:病棟】
  1)受け持ち児との援助的な対人関係を形成するための基本
  2)受け持ち児とその家族に関わる健康問題の把握とその問題解決的アプローチ
  3)受け持ち児に必要な生活援助(栄養・食事,清潔・衣生活,排泄,遊びと休息等)
  4)小児看護における基礎技術の習得
  5)チーム医療における小児看護の責務と連携
  6)小児科病棟における基本的な看護管理
【重症心身障害児施設】
  1)地域生活する障害のある子どもの日常生活の理解
  2)障害のある子どもをとり巻く多職種の役割と機能の理解
  3)障害のある子どもと家族の家庭・地域生活の充実のための多職種の連携・協働
【保育園】
  1)乳幼児との基礎的なコミュニケーション
  2)乳幼児の成長発達の特性と健康的な生活習慣の確立に向けた基本的な援助法
  3)乳幼児の健康維持・増進と保健管理
  4)乳幼児期に生じやすい事故と安全管理
  5)保育における養育者や地域の人々などとの連携
<教科書>
  1. 中野綾美編, 小児の発達と看護 第7版, メディカ出版, ISBN:9784840478427,
    (2023年出版 ナーシング・グラフィカ, . 小児看護学)

  2. 中野綾美編, 小児看護技術 第5版, メディカ出版, ISBN:9784840478434,
    (2023年出版 ナーシング・グラフィカ, . 小児看護学)

  3. 中村友彦, 西沢博子編, 小児の疾患と看護 第3版, メディカ出版, ISBN:9784840478441,
    (2023年出版 ナーシング・グラフィカ, . 小児看護学)
<参考書>
  1. 菱沼典子著, 看護形態機能学 : 生活行動からみるからだ 第4版, 日本看護協会出版会, ISBN:9784818020610,
    (2017年出版)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
看護師の実務経験のある教員が講義を行う。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
2024年度開講