山梨大学電子シラバス−授業データ

授業科目名

高齢者看護実践の基礎

担当教員

谷口　珠実／牧野　公美子／野口　彩花

時間割番号

単位数

履修年次

期別

DNI301

前期

＜授業の概要＞

健康維持と介護予防、要介護高齢者とその家族に対する基礎的な看護実践能力を習得するために、高齢者を取り巻く社会状況を理解して、高齢者に特有な疾患や症候、障害など高齢者の健康問題の発生機序、症状、治療及び看護を説明できる。

＜本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー＞（能力・資質）

医学部>看護学科向け

記号	コンピテンシー（能力・資質）
A	専門	豊かな人間性	○
B		問題解決力能力	◎
C		看護実践力	○
D		連携する力	○
E		自己研鑽力	○

＜到達目標＞

目標NO	説明	コンピテンシーとの対応
目標NO	説明	看護
1	高齢者看護の対象である高齢者とその家族に対して、看護者の倫理綱領に則って、対象の生活を尊重したケアについて考え、説明することができる。	A
2	高齢者に特有な症候・疾患・障害の発生機序、症状、治療を理解した看護支援が説明できる。	B
3	健康問題が生じた高齢者の看護実践事例の展開を通して、高齢者看護の知識と技術を用いて記述できる。	C
4	地域で生活する高齢者とその家族に対する、医療と地域資源が連携した健康支援について説明することができる。	D
5	高齢者の特性の理解や特有な症候・疾患・障害を理解するために、主体的に学習し、自己の課題を明確に表現することができる。	E

＜成績評価方法＞

目標No	割合	評価の観点
1	17%	小テスト、演習・グループワークへの参加状況
2	50%	小テスト
3	10%	演習・グループワークへの参加状況
4	15%	小テスト
5	8%	課題レポート
合計	100%

＜授業計画＞

＜授業内容＞
1. ガイダンス　高齢者看護の特徴　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
2. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：疼痛　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
3. 慢性期の高齢者への看護：慢性閉塞性肺疾患　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト　
4. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：認知症1　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
5. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：感染症（肺炎・インフルエンザ）　　　　　　　　　　　事後小テスト
6. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：認知症2　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
7. 急性期の高齢者への看護：前立腺肥大症　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
8. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：せん妄・うつ状態　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
9. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：廃用症候群　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
10. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：褥瘡　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
11. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：循環器系疾患（高血圧・脳卒中・不整脈・心不全）　　事後小テスト
12. 回復期の高齢者への看護：脳卒中　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
13. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：パーキンソン症候群　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
14. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：神経難病　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後課題有
15. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：高齢がん患者1 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
16. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：高齢がん患者2　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後課題有
17.【演習】看護過程の展開1　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事前課題有
18.【演習】看護過程の展開2　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事前課題有
19. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：認知症3
20. 高齢者に特有な症候障害と看護：骨粗鬆症・骨折　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
21.【演習】看護過程の展開3　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事前課題有
22.【演習】看護過程の展開4　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事前課題有
23. 健康状態や受療状況に応じた高齢者の看護1：外来・検査　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
24. 健康状態や受療状況に応じた高齢者の看護2：薬物療法　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
25. 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護：脱水・熱中症　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
26. 高齢者の倫理1：差別と虐待・身体拘束　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
27. 高齢者施設における看護　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
28. エンド・オブ・ライフ・ケア　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事後小テスト
29. 高齢者の倫理2：権利擁護・意思決定支援　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
30. 多様な生活の場で高齢者と家族の健康を支える看護総括

　実施形態：面接授業
　　　　　　感染症の状況により、以下の対策を講じることがある。
　　　　　　・定期的に窓を開けて、換気を行う。
　　　　　　・授業前後に手洗い、手指消毒を徹底する。

＜教科書＞

＜参考書＞

(未登録)

［実務経験のある教員による授業科目の概要］

看護師の実務経験のある教員が講義を行う。

［前年度授業に対する改善要望等への対応］

新規開設科目につき該当しない