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授業科目名
周産期疾病論
担当教員
小林 康江
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DNG4014 1 3,4 通期
<授業の概要>
本科目は、助産ケアに必要な異常妊娠・分娩・産褥、ハイリスク新生児に対する医学的な知識を身につける。周産期に生じやすい正常からの逸脱および異常な症状・状態・疾患について説明できる。臨床判断に必要な情報収集の視点や情報が説明できる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門問題解決力能力
B看護実践力
C自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1妊娠期に生じる異常の病態が説明できる。A
2ハイリスクな状態にある妊婦の医学的管理について説明できる。                                                                 A. 知識A
3分娩期・産褥早期に生じる異常の病態が説明できる。A
4ハイリスクな状態にある産婦の医学的管理について説明できる。B
5リスクアセスメントに必要な情報収集ができる。B
6自己管理の能力:自らを律して行動できる。C
7チームワーク、リーダーシップ:他者と協調・協働して行動できる。他者に方向性を示し、目標の実現のために力を集めることができるC
8倫理観:自己の良心や社会の規範やルールに則って行動できるC
9専門職としての社会的責任:助産学生としての意識を持ち、社会の発展のために将来助産師として積極的に関与できる力を養う。C
10生涯学習力:卒後も自律・自立して学習できる力を養う。C
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
120%プレテストで8割以上の成績を獲得できるか否かで評価する
220%プレテストで8割以上の成績を獲得できるか否かで評価する
310%プレテストで8割以上の成績を獲得できるか否かで評価する
410%プレテストで8割以上の成績を獲得できるか否かで評価する
510%リスクアセスメントに必要な情報について説明できたか否かで評価する
610%毎回の授業開始前のプレテストで8割以上を取得できるかで評価する
75%討議において自分の役割を遂行し、グループメンバーと協力して授業に参加できたか否かを評価する
85%遅刻、欠席の有無で評価する
95%授業中に発言するか否かを評価する
105%事前課題を発展させて自己学習できているか否かを評価する
合計100% 
<授業計画>
本科目は、反転授業を導入している。事前視聴課題による準備を行い、自発的・積極的に取り組むことを強く要求する。

1.妊娠期の異常(初期の異常):妊娠悪阻、流産、胞状奇胎、異所性妊娠、超音波画像所見、妊娠初期の異常に対する診断と治療 (産婦人科医)
2.妊娠期の異常(妊娠期間の異常):切迫早産、早産、前期破水、管理と治療 (産婦人科医)
3.妊娠合併症:HDP、GDM (産婦人科医)
4.妊娠後期の異常(出血を伴う異常):前置胎盤、胎盤早期剥離、子宮破裂、前置血管
5.胎児心拍モニタリング:CTG (産婦人科医)
6.分娩時の異常:遷延分娩、回旋異常、分娩誘発、分娩促進 (産婦人科医)
7.分娩時の異常:回旋異常、分娩停止、急速遂娩(破膜、鉗子分娩、吸引分娩、会陰切開、帝王切開術)会陰縫合の基礎 (産婦人科医)
8.分娩時の異常(分娩時大量出血):弛緩出血、産科ショックの対処
9.胎児期から新生児期への移行 呼吸/循環動態から考える生じやすい異常 新生児蘇生の基礎 (新生児科医)
<教科書>
  1. 医療情報科学研究所編, 産科 第4版, Medic Media, ISBN:9784896327137,
    (2018年出版 病気がみえる / 医療情報科学研究所編, v. 10)

  2. 小林康江責任編集, ハイリスク妊産褥婦・新生児へのケア 2024年版, 日本看護協会出版会, ISBN:9784818026179,
    (助産師基礎教育テキスト, 第7巻)
<参考書>
  1. 荒木勤, 鈴木俊治著, 最新産科学 正常編 第23版, 文光堂, ISBN:9784830631269,
    (2023年出版)

  2. 荒木勤, 鈴木俊治著, 最新産科学 異常編 第23版, 文光堂, ISBN:9784830631276,
    (2023年出版)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
産婦人科医師、助産師の実務経験のある教員が講義を行う。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
前年度と同様に実施