授業科目名
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妊娠期 助産診断技術学
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担当教員
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眞嶋 ゆか
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時間割番号
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単位数
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履修年次
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期別
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DNG307 |
2 |
3 |
後期 |
<授業の概要> |
妊婦と胎児および家族に対する助産ケアを学習する科目である。妊娠期の母子とその家族の健康の保持・増進のために、助産ケアに必要な知識と技術を身につけ、紙上事例を用いて助産診断および援助計画について学習する。また、臨床における具体例を基に、知識と実践を関連させながら学習を深める。 |
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
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医学部>看護学科向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | |
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A | 専門 | 豊かな人間性 | ○ | B | 問題解決力能力 | ○ | C | 看護実践力 | ◎ | D | 連携する力 | ○ | E | 自己研鑽力 | ○ |
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<到達目標> |
目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
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看護 |
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1 | 妊婦の主体性を尊重した妊娠期の継続的支援の必要性と助産師の役割を説明できる。 | C | 2 | 妊婦と胎児の健康に関する助産診断の視点と妊娠経過における正常からの逸脱について説明できる。 | B | 3 | 妊婦健康診査における身体的診察の目的と方法および根拠について説明できる。 | C | 4 | 妊婦と胎児の助産ケアに必要な情報を収集し、根拠に基づくアセスメントから助産診断を表現できる。 | C | 5 | 妊婦と胎児の健康の維持・増進のために個別性のある計画を記述できる。 | C | 6 | 妊婦が望ましい日常生活行動を獲得するために、妊婦と家族のニーズをふまえた健康教育について説明できる。 | C | 7 | 倫理的配慮に基づき、妊婦との関係形成に必要なコミュニケーションスキルと態度について説明できる。 | A | 8 | 母子の支援に必要な多職種・地域との連携の必要性と方法について説明できる。 | D | 9 | 多様な文献を用いて積極的に学習や意見交換を行い、よりよい助産ケアについて考えを深めることができる。 | E |
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<成績評価方法> |
目標No | 割合 | 評価の観点 |
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1 | 5% | 妊婦の支援に対する考え方と助産師の役割について、事前課題の発表と意見交換の内容から評価する。 | 2 | 15% | 母子の健康と妊娠経過に関する助産診断の視点について、事前課題の発表と意見交換の内容から評価する。 | 3 | 15% | 妊婦健康診査における身体的診察の実技の正確性と安全・安楽への配慮、アセスメントの適切性について評価する。 | 4 | 15% | 情報に基づくアセスメントから導いた妊婦と胎児および家族の助産診断の適切性と診断過程について評価する。 | 5 | 15% | 妊婦と胎児および家族に対する援助計画の内容の適切性を評価する。 | 6 | 15% | 望ましい日常生活行動の獲得に向けた保健指導案について発表と記録内容の適切性を評価する。 | 7 | 5% | 妊婦との関係形成に必要な倫理的配慮に基づく態度や行動について講義と演習を通して評価する。 | 8 | 5% | 多職種・地域との連携の必要性と方法について、事前課題の発表内容から評価する。 | 9 | 10% | よりよい助産ケアを追求する姿勢と考え方について、記録と学習の内容、意見交換での発言から評価する。 | 合計 | 100% | |
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<授業計画> |
2月3日-28日の期間に授業を行う。授業日程の詳細は履修学生に事前に説明する。 時限 担当 内容 1 3限 眞嶋 授業の進め方、妊娠期の助産ケアに求められる能力、妊娠・出産をめぐる問題 2 4限 眞嶋 妊娠経過と妊婦と胎児の変化 3 3限 眞嶋 妊娠期の助産診断とアセスメント(身体面) 4 4限 眞嶋 妊婦のフィジカルイグザミネーション、周産期の検査法、薬物療法 5 3限 眞嶋 妊娠期の助産診断とアセスメント(日常生活行動、妊婦と家族の心理・社会面) 6 4限 眞嶋 妊娠初期事例の看護展開(母児の経過、妊婦健康診査、保健指導、起こりやすい異常と看護) 7 3限 眞嶋 妊娠中期事例の看護展開(母児の経過、妊婦健康診査、保健指導) 8 4限 眞嶋 妊娠中期事例の看護展開(起こりやすい異常と看護) 9 3限 眞嶋 妊娠後期事例の看護展開(母児の経過、妊婦健康診査、保健指導) 10 4限 眞嶋 妊娠後期事例の看護展開(起こりやすい異常と看護) 11 3限 眞嶋 妊婦の健康教育 12 4限 眞嶋 事例の保健指導案の作成(栄養、運動、育児・出産準備、マイナートラブル) 13 3限 眞嶋 事例の保健指導案の発表 14 4限 眞嶋 心理・社会的にハイリスクな妊婦の支援 15 3限 眞嶋 助産診断技術演習(臨地実習)の発表とまとめ |
<教科書>
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- 我部山キヨ子, 武谷雄二, 藤井知行編集, 母子の基礎科学 第6版, 医学書院, ISBN:9784260042048,
(2021年出版 助産学講座, 2 . 基礎助産学)
- 我部山キヨ子編 ; 欅田尚樹 [ほか] 執筆, 母子の健康科学 第6版, 医学書院, ISBN:9784260049917,
(2023年出版 助産学講座, 3 . 基礎助産学)
- 我部山キヨ子, 菅原ますみ編集 ; 菅原ますみ [ほか] 執筆, 母子の心理・社会学 第6版, 医学書院, ISBN:9784260050036,
(2023年出版 助産学講座, 4 . 基礎助産学)
- 堀内成子, 片岡弥恵子編集, 助産診断・技術学 1 第6版, 医学書院, ISBN:9784260042260,
(2021年出版 助産学講座, 5)
- 我部山キヨ子, 武谷雄二編集 ; 我部山キヨ子 [ほか] 執筆, 助産診断・技術学 2-1: 妊娠期 第6版, 医学書院, ISBN:9784260042086,
(2021年出版 助産学講座, 6)
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<参考書> |
- 医療情報科学研究所編, 産科 第4版, Medic Media, ISBN:9784896327137,
(2018年出版 病気がみえる / 医療情報科学研究所編, vol. 10)
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[実務経験のある教員による授業科目の概要] |
助産師、看護師の実務経験のある教員が講義を行う。 |
[前年度授業に対する改善要望等への対応] |
アンケート結果確認中。 |