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授業科目名
看護倫理学
担当教員
坂井 郁恵/飯塚 恵美
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DND209 1 2 通期
<授業の概要>
人間の生命や尊厳に深くかかわる看護職は、日々の看護実践の中で、対象の尊厳を尊重し権利を擁護するための倫理的判断と行動が求められる。本授業では、生命倫理・看護倫理の基本概念を理解し、看護の対象となる人々の尊厳と権利を擁護する基礎的能力を養うことを目的に、看護の基盤となる人々の基本的人権を理解し、擁護する必要性を学ぶとともに、看護実践における倫理の重要性、倫理に関する理論や倫理原則、職業倫理規定について学ぶ。
また、事例分析や事例への倫理的考察を通して、看護職が遭遇する倫理的問題・ジレンマや、異なる価値観に対する思考方法・態度を養い、看護職としての責務を理解する。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門豊かな人間性
B問題解決力能力
C連携する力
D地域ケアに貢献する力
E自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1人の尊厳及び人権の意味を理解し、人権擁護に向けた行動について説明することができる。A
2生命倫理・看護倫理の原則と看護実践に必要な倫理的概念(インフォームドコンセント、アドボカシー、協働、ケアリング)について説明できる。B
3臨床現場で看護職が遭遇する倫理的問題・ジレンマにおいて、対象を中心とした協働のあり方について説明することができる。C
4医療の進歩や社会の変化に合わせて生じる倫理的問題と、看護職の役割について説明することができる。D
5看護専門職として、健康・時間を管理し、生涯にわたり学習し続けることができるよう、自己を省察・評価する習慣を身につけることが必要な理由を説明することができる。E
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
130%参加状況および課題に取り組む姿勢、課題や筆記試験で自らの言葉で適切な内容を具体的に説明できたか否か評価する
225%参加状況および課題に取り組む姿勢、課題や筆記試験で正しく説明できたか否か評価する
320%参加状況および課題に取り組む姿勢、課題や筆記試験で自らの言葉で適切な内容を説明できたか否か評価する
415%参加状況および課題に取り組む姿勢、課題や筆記試験で自らの言葉で適切な内容を具体的に説明できたか否か評価する
510%参加状況および課題に取り組む姿勢、課題や筆記試験で自らの言葉で具体的に説明できたか否か評価する
合計100% 
<授業計画>
1. 6月19日(水) 10:40-12:10 倫理の基礎、生命倫理学の基本概念(生命倫理の起源、倫理原則)(坂井)
2. 6月26日(水) 10:40-12:10 看護倫理(看護倫理の理論と概念)(阿久澤)
3. 7月 3日(水) 10:40-12:10 看護専門職倫理(看護職の倫理綱領、保健師助産師看護師法)(宮田)
4. 7月10日(水) 10:40-12:10 看護実践における倫理的問題・ジレンマ、チーム医療における看護職の責務(坂井)
5.12月18日(水) 10:40-12:10 倫理的問題へのアプローチ①(基本ルール、方法論)(坂井)
6. 1月 8日(水) 10:40-12:10 倫理的問題へのアプローチ②(倫理的意思決定のプロセス)(坂井)
7. 1月15日(水) 10:40-12:10 倫理的問題へのアプローチ③(尊厳死/安楽死)(坂井) 
8. 1月22日(水) 10:40-12:10 倫理的問題へのアプローチ④(看護職として求められるもの)(坂井) 
9. 1月29日(水) 10:40-12:10 総括評価(坂井他)
<教科書>
(未登録)
<参考書>
  1. 志自岐康子, 松尾ミヨ子, 習田明裕編, 看護学概論 第7版, メディカ出版, ISBN:4840475350,
    (2022年出版 ナーシング・グラフィカ, . 基礎看護学)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
看護師の実務経験のある教員が講義を行う。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
アンケート結果確認中