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授業科目名
臨床看護技術
担当教員
山田 章子/才川 恵/赤池 大貴/中込 由紀代/倉本 直樹
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DND205 2 2 前期
<授業の概要>
 基礎看護技術に引き続き、看護技術に必要な、知識・技術・態度を習得する。臨床看護技術では、日常生活援助技術、診療にかかわる技術技術を習得する。基本的知識をもとに、看護の視点でのアセスメント、科学的根拠に基づく援助方法を考え、学生同士で対象者役・看護師役を交代しながら実施し、対象者の反応をとらえて安全・安楽・自立に配慮した援助を行う。講義と演習を通して、今後の学習につなげられるよう自己の課題を見出だし、看護師の役割について考える。
 具体的には、身体の清潔に関わる技術、薬物療法、検査にかかわる看護、呼吸を整える看護、創傷治癒、罨法について学ぶ。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>看護学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門豊かな人間性
B問題解決力能力
C看護実践力
D連携する力
E自己研鑽力
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
看護
1看護の対象となる人々の健康や生活の基盤となる援助技術、診療に伴う援助技術に関する基本的な知識について説明することができるB
2対象者にわかりやすい説明を行い、プライバシーに配慮した援助方法を実施することができるA
3健康上のニーズを捉えアセスメントするために必要な視点を説明することができるB
4対象者のニーズを満たすための援助方法と科学的根拠、留意点について説明することができるB
5対象者の安全・安楽・自立に配慮して実施することができるC
6多職種と連携する中での看護の役割を述べることができるD
7学習内容と実施した看護技術の振り返りと評価を行い、自己の課題を述べることができるE
8演習に必要な学習の進め方を理解し、主体的に技術演習に参加することができるE
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
120%定期試験で看護の対象となる人々の健康や生活の基盤となる援助技術、診療に伴う援助技術に関する基本的な知識について説明できたか否か評価する
25%技術演習で対象者に対し分かりやすい説明を行い、プライバシーに配慮した援助方法を実施できたか否か、演習用紙の記載内容で評価する
315%定期試験で、対象者の健康上のニーズをとらえアセスメントするために必要な視点について説明できたか否かを評価する
415%定期試験や課題で、対象者のニーズを満たすための援助方法と科学的根拠、留意点について説明できたか否かを評価する
510%技術演習や課題で、対象者の安全・安楽・自立に配慮した援助方法を実施できたか否かを評価する
615%課題で、チーム医療の中での看護師の役割を説明できたか否かを評価する
715%定期試験や課題で学習した内容と実施した援助を振り返り、看護師の役割や自己の課題を述べる事ができたか否かを評価する
85%事前および演習後の課題の内容で自己学習の状況を評価する
合計100% 
<授業計画>
4月10日 3,4限【講義】排泄にかかわる看護
4月17日 3,4限【A演習/B講義・演習】床上排泄/創傷処置・包帯法
4月23日 4限【講義】栄養に関わる看護
4月24日 3,4限【A講義・B演習/演習】創傷処置・包帯法/床上排泄
4月30日 1,2限【演習】経鼻経管栄養
5月 8日 3,4限【A演習/B講義】一時的導尿/薬物療法にかかわる看護
5月15日 3,4限【A講義/B演習】薬物療法にかかわる看護/一時的導尿
5月22日 3,4限【A演習/B講義】注射薬の準備・筋肉内注射/検査にかかわる看護
5月29日 3,4限【A講義/B演習】検査にかかわる看護/注射薬の準備・筋肉内注射
5月30日 3,4限【講義】呼吸を整える看護
6月 5日 3,4限【演習】注射薬の準備・点滴静脈内注射の管理
6月12日 2限 中間のまとめ
3,4限【演習】酸素療法・気道加湿法
6月19日 3,4限【A演習/B課題学習】口腔内吸引・気管吸引/(後日提示)
6月26日 3,4限【A課題学習/B演習】(後日提示) /口腔内吸引・気管吸引
7月 3日 3,4限【演習】静脈血採血
7月10日 3限 統括

注1)基本的にAグループとBグループに分かれて講義・演習を行う。(上記でA・Bの記載がないところはA・B一緒に行う)
注2)講義に関するお知らせは、CNSもしくはMoodleを用いて行う。
<教科書>
  1. 松尾ミヨ子 [ほか] 編, コミュニケーション/看護の展開/ヘルスアセスメント, メディカ出版, ISBN:9784840475365,
    (2022年出版 ナーシング・グラフィカ, . 基礎看護学)

  2. 松尾ミヨ子 [ほか] 編, 看護実践のための援助技術, メディカ出版, ISBN:9784840475372,
    (2022年出版 ナーシング・グラフィカ, . 基礎看護学)

  3. 高橋照子, 芳賀佐和子, 佐藤冨美子編集, 実践!フィジカル・アセスメント : 看護者としての基礎技術 改訂第3版, 金原出版, ISBN:9784307701884,
    (2008年出版)
<参考書>
  1. 深井喜代子編集, 基礎看護技術 1 第6版, メヂカルフレンド社, ISBN:9784839233815,
    (2021年出版 新体系看護学全書, . 基礎看護学)

  2. 深井喜代子編集, 基礎看護技術 2 第5版, メヂカルフレンド社, ISBN:9784839233822,
    (2021年出版 新体系看護学全書, . 基礎看護学)

  3. 有田清子[ほか著], 基礎看護技術Ⅰ 第19版, 医学書院, ISBN:9784260049924,
    (2023年出版 系統看護学講座, 専門分野 ; 1 . 基礎看護学)

  4. 任和子著者代表, 基礎看護技術 2 第18版, 医学書院, ISBN:9784260042123,
    (2021年出版 系統看護学講座, 専門分野 ; 1 . 基礎看護学)

  5. 村中陽子, 玉木ミヨ子, 川西千恵美編著, 看護ケアの根拠と技術 : 学ぶ・活かす・共有する 第3版, 医歯薬出版, ISBN:9784263237205,
    (2019年出版)

  6. Carol Taylor, Pamela Lynn, Jennifer L. Bartlett, Fundamentals of nursing : the art and science of person-centered care : hbk 9th ed, Wolters Kluwer, ISBN:9781496362179,
    (2019年出版)

  7. 深井喜代子監修, ケア技術のエビデンス : 実践へのフィードバックで活かす 3, へるす出版, ISBN:9784892698545,
    (2015年出版)

  8. 藤野彰子, 長谷部佳子, 間瀬由記編著, 看護技術ベーシックス 新訂版 第2版, サイオ出版, ISBN:9784907176570,
    (2017年出版)

  9. 竹尾惠子監修, 看護技術プラクティス 第4版, 学研メディカル秀潤社,学研プラス (発売), ISBN:9784780913231,
    (2019年出版)

  10. 大吉三千代 [ほか] 執筆, ビジュアル基礎看護技術ガイド : 写真でわかる!根拠がわかる!, 照林社, ISBN:9784796521413,
    (2007年出版)

  11. 基礎看護技術, メディックメディア, ISBN:9784896327335,
    (2018年出版 看護がみえる / 医療情報科学研究所編集, vol. 1)

  12. 臨床看護技術, メディックメディア, ISBN:9784896327342,
    (2018年出版 看護がみえる / 医療情報科学研究所編集, vol. 2)

  13. 坪井良子, 松田たみこ編集, 看護技術の基本 第3版, ヌーヴェルヒロカワ, ISBN:9784902085099,
    (2005年出版 基礎看護学, . 考える基礎看護技術 / 坪井良子, 松田たみ子編集)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
看護師として実務経験のある教員が、実務経験を授業に活かし実践的教育を行っている。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
・技術演習が繰り返しできるよう、環境を整える。
・技術によっては、細かい指導が必要であったり、学生が演習中に教員に質問ができるよう、教員の配置を工夫する。
・事前学習では、演習する技術のイメージが付くよう、動画の視聴を学生に促す。