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授業科目名
内科学2 BCC実習
担当教員
佐藤 明/副島 研造
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMG526 1 4,5 通期
<授業の概要>
一般学習目標(GIO)
医学部卒業直後から上級医の指導の下で独立して診療ができるようになるために、知識、技能、態度にわたる広範、かつ、基本的な臨床能力を修得する。
学習行動目標(SBO)
1.問題解決の基本的プロセスを説明できる。
2.患者とその関係者との良好な人間関係を確立できる。
3.問題解決に必要な情報を適切に収集できる。
4.収集した情報から問題点を抽出できる。
5.各問題解決のための診断、治療、教育計画を立案できる。
6.立案した計画を必要に応じて修正発展させることができる。
7.POMR形式で診療録を記載できる。
8.医師以外の医療担当者の役割を理解し、協調できる。
9.問題解決に必要な医療資源、コンサルテーション、文献検索などを積極的に活用することができる。
10.患者情報を適切に要約し場面に応じて提示できる。(回診時、検討会、検査依頼、紹介状、サマリーなど)
11.自己の臨床能力を評価できる。
12.他から臨床能力評価を受け入れることができる。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシー未選択
1呼吸器疾患および循環器疾患の病態・診断・治療に関して充分な知識を持ち、患者の病歴聴取,身体診察,診断治療計画立案ができること。
2国内外における心疾患/呼吸器疾患の発生頻度を説明できる。
3問題解決力、研究推進能力、課題に対応できる能力を身につけることができる。
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
150%各病態の基礎知識に加えて、患者さんの面接、診療を通して正しい診断と治療計画を立てられるか。
210%呼吸器内科における代表的な疾患の発生頻度や死亡率を理解しているか。
340%個々の患者さんにおける問題点を抽出し解決に向けた提案を行えるか。
合計100% 
<授業計画>
1.病棟実習
・各学生は第1日目に各々主治医グループに割り振られる。
・各学生は第1週に主治医グループに入った原則として最初の新入院患者の担当医となり、病歴聴取、身体診察、初期の診断治療計画を立案する。
・学生は担当患者を毎日回診し、学生用の診療録に記載する。
・担当患者が入院するまでの間、担当患者が入院してからも時間がある限り主治医グループの診療を見学補佐する。

2.シミュレーション実習
・火曜日に気管支鏡や聴診音に関するシミュレーション機器を用いて、気管支鏡手技や聴診の訓練を受ける。

3.ミニレクチャー、検査見学
・スケジュールに沿ってミニレクチャーを受け、検査を見学する。
<教科書>
  1. editor-in-chief, V. Courtney Broaddus ; editors, Joel D. Ernst ... [et al.] ; thoracic imaging editor, Michael B. Gotway, Murray & Nadel's textbook of respiratory medicine 7th ed, Elsevier, ISBN:9780323655873,
    (2022年出版)
<参考書>
  1. 日本肺癌学会編, 肺癌診療ガイドライン : 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む 2022年版 第7版, 金原出版, ISBN:9784307204569,
    (2022年出版)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
医師として実務経験のある教員が、実践的教育を行っている。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
アンケート結果からは時間的制約のある中、学生の満足度は比較的高く大きな変更は不要と考えられるが、可能であればロールプレイを導入し、循環器、呼吸器疾患の診断、治療方針決定に関するスキル向上を図ることを検討する。