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授業科目名
行動科学
担当教員
荒神 裕之
時間割番号
単位数
履修年次
期別
DMD403 1 4 前期
<授業の概要>
行動科学は、心理学、精神医学、脳科学、予防医学、臨床医学を基礎学問として、行動にいたる理論と実践を学ぶ学問であり、その基礎的知識の獲得と理解および、実践技術を涵養することを目的とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
医学部>医学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門プロフェッショナリズム
Bコミュニケーション
C医学知識と問題対応能力
D社会における医療の実践
E科学的思考
F生涯にわたってともに学ぶ姿勢
<到達目標>
目標NO説明コンピテンシーとの対応
医学
1行動科学が診療アウトカムに及ぼす効果を説明できるD
2行動科学の実践に必要な理論を概説できるC
3事例検討において、行動科学の理論を活用できるE
4事例検討において、行動科学的介入の実践を説明できるF
5ロールプレイで行動科学に必要なスキルを活用できるB
6行動科学を踏まえた望ましい専門家像を説明できるA
<成績評価方法>
目標No割合評価の観点
110%講義と演習への出席
240%期末テストと授業中に実施する小テスト
315%グループ学習における検討事例についての発表資料の作成
410%グループ学習で行った検討事例に関するレポート
515%ロールプレイの体験
610%授業中に実施する小テスト
合計100% 
<授業計画>
第1回 行動の成り立ち
第2回 動機づけ
第3回 ストレス(心理)
第4回 ストレス(職場)と健康
第5回 生涯発達
第6回 個人差
第7回 対人関係
第8回 行動変容における理論
第9回 行動変容の技法
第10回 ヘルスコミュニケーション
第11回 社会と健康
第12回 演習 ロールプレイ
第13回 演習 ロールプレイ
第14回 試験
第15回 追試験・再試験

症例シナリオの題材例
a. 服薬アドヒアランスの悪い高血圧症例(禁煙指導を含める)
b. 治療意欲はあるというが血糖コントロールのよくない糖尿病患者
c. 癌告知された後,入院治療や外来治療を拒否している癌患者
d.病識に乏しく,治療に抵抗する摂食障害患者
e. 厳しい上司の叱責にあい,動悸,胸部圧迫感,冷汗のため出社できなくなっている高血圧,脂質異常症患者
<教科書>
(未登録)
<参考書>
(未登録)
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
保健師としての実務経験のある教員とキャリアコンサルタント資格を有する教員がそれぞれの経験を踏まえて演習科目を実施する。
[前年度授業に対する改善要望等への対応]
前年のアンケート調査では、教授内容に関する満足度は非常に高く、具体的な要望内容は、演習の増加を求める声が1件だけであった。行動科学において、演習の時間を増やすことは、非常に有意義であると考えられることから、本年度の授業では、演習の時間を増やし、医学生が主体的に考え、課題に取り組む内容を増加させる。