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授業科目名 スペイン語演習I
時間割番号 CSB103 C
担当教員名 田坂 建太
開講学期・曜日・時限 前期・木・I 単位数 2
<対象学生>
スペイン語初級Iと並行して履修して下さい(スペイン語初級Iをすでに履修した人ー2年生以上ーは、受講できません。中級の履修を検討して下さい。
<授業の目的>
スペイン語の基礎を学びます。初等文法を学びながら、様々な単語を覚え、少しでも読んだり書いたり、あるいは会話や聞き取りをしたり、といったことができるようになるのが目標です。特にこの授業は演習として、初級の授業を補うために設けられています。皆さんに実際に練習をしてもらう場をつくると同時に、スペイン語圏についての知識をさらに深めてもらうための場にしたいと思います。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B異文化理解と外国語リテラシー自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。
C汎用能力1・コミュニケーションスキル文章表現力適切な手順を踏んで学術的な文章を書くことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1「異文化理解と外国語リテラシー」語学学習を通して異文化を理解すること。B
2スペイン語の基礎を学ぶと共に、スペイン語圏の文化や社会について知ることで、学生の皆さんに異文化に対する知識や理解を深めていただくことを目指します。A
3外国語学習を通して、自分の考えを伝えることができるようになる。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%期末レポート・小テスト(文法の習得と、スペイン語圏の文化についての知識の習得状況をみる)
230%期末レポート・受講態度(スペイン語文化圏に関する知識を,積極的に得ようとしているかをみる)
330%期末レポート・受講態度(授業で扱った内容について、自分の考えを表現できるよういなったかをみる)
合計100% 
<授業の方法>
到達目標で述べたように、初級の授業でやった文法事項を軸にしながら、比較的簡単な文を読んで単語を覚えたり、映像・音楽資料を通してスペイン語の音を聞いたり意味を調べたり、といったインプット、そして簡単なものでいいので自分で文章を作ったり、それを実際に発音したりする、あるいは単純にスペイン語の発音をまねする、といったアウトプット、その両方を組み合わせてスペイン語を勉強していきたいと思います。また、文法的には初級より多少先行することになりますので、しっかりついてきて下さい。また、GoogleFormなどを用いて毎回の授業後に、リアクションペーパーを提出してもらい、受講態度を判断する材料とします。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
この科目は以前は毎年抽選になっていたので、2020年度からコマ数を増やしました。スペイン語の教員達は、授業というのは教員と学生の皆さんが合同でつくっていく場、だと考えて授業をしています。もちろん皆さんの意見を聞いて、じゃあこう言うことを具体的にやってみよう、という準備をするのは教える側の責任ですが、皆さんにも授業への参加、そしてできればいろいろな発言をを求めたいと思います。そもそもことばを習うというのは、コミュニケーションの仕方を学ぶ、ということです。ですのでそうしたシャイな皆さんも、私やクラスメートたちに、何らかの形で自分の考えていることを伝える努力をして下さるよう、お願いします。

このクラス用の教科書としては、2022年度まで初級で使っていた教科書を使う予定です。古い本ですが、自然なスペイン語と、スペインの文化に触れられるところが気に入っています。また、授業では使いませんが、参考書として、「指差し会話帳」を指定しておきます。楽しい本なので、授業の外でもご自分で積極的に、この本に出てくる単語を覚えていってほしいと思います。初級の教科書も文法の練習などに使いますので、持ってくるようにしてください。
<テキスト>
  1. テジョ・J・マロト著, スペイン語12課, 白水社, ISBN:9784560016565,
    (2022年度まで初級の教科書として使っていた本を、今年は新教科書への切り替えに伴い、演習の教科書とすることにしました。)
<参考書>
  1. 大橋麻里子・永田夕紀子・渡辺暁他, ミカサ・トゥカサ ─よくわかるスペイン語文法への招待─, 朝日出版社, ISBN:978-4-255-55135-7,
    (初級の教科書です。こちらの授業でも使うので、持ってくるようにして下さい。)

  2. 高垣敏博編者代表, ポケットプログレッシブ西和・和西辞典, 小学館, ISBN:9784095061313,
    (辞書はなるべく購入してほしいですが、安くはないので、参考図書としておきます。)

  3. コララテ著, メキシコ : メキシコ(スペイン)語, 情報センター出版局, ISBN:9784795820531,
    (2002年出版 ここ以外のどこかへ!, . 旅の指さし会話帳)

  4. 佐々木直美著, ペルー : ペルー「スペイン」語, 情報センター出版局, ISBN:9784795829138,
    (2005年出版 ここ以外のどこかへ!, . 旅の指さし会話帳)

  5. 佐藤圭著, スペイン : スペイン語 第4版, 情報センター出版局, ISBN:9784795850132,
    (2014年出版 ここ以外のどこかへ!, . 旅の指さし会話帳)
<授業計画の概要>
1タイトル第1回 イントロダクション・スペイン語圏の紹介と発音練習
事前学習
事後学習
事前学習:スペイン語圏の国々について調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容授業ガイダンス、スペイン語とはどのような言語であるかを紹介。
2タイトル第2回 発音と基本的なあいさつ(続)
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容基本的な挨拶を通して、スペイン語圏の文化に触れる。
3タイトル第3回 男性名詞と女性名詞/冠詞の導入/自己紹介
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容名詞の性数変化を理解し、適切な冠詞をつけられるようになる。
4タイトル第4回 定冠詞と不定冠詞の詳しい区別(英語との違い)
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容定冠詞、不定冠詞の特徴を理解し、使い分けができるようになる。
5タイトル第5回 男性名詞/女性名詞と形容詞の使い方の練習
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容名詞の項目で学んだ性数変化を応用し、形容詞で名詞を修飾することができるようになる。
6タイトル第6回 動詞serとestarの詳しい違い/Como estas?
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容英語のbe動詞に相当するser, estarの特徴を理解し、使い分けができるようになる。
7タイトル第7回 動詞tenerの様々な使い方
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容動詞tenerの特徴、熟語表現を理解し、自分の年齢、義務などを表現できるようになる。
8タイトル第8回 Hayとestarの違い
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容動詞hayとestarの特徴を理解し、使い分けができるようになる。
9タイトル第9回 動詞irの様々な使い方
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容動詞irの様々な用法を理解し、表現の幅を広げる。
10タイトル第10回 規則動詞を使ったやりとり(作文と発音練習)1
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容規則動詞の人称に合わせた変化を理解し、動詞活用の規則を理解する。
11タイトル第11回 規則動詞を使ったやりとり(作文と発音練習)2
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容前回に引き続き、規則動詞の活用、それらを用いた作文練習。
12タイトル第12回 規則動詞を使ったやりとり(会話練習)1
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容規則動詞の活用を理解し、会話で使えるようになる。
13タイトル第13回 規則動詞を使ったやりとり(会話練習)2
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容規則動詞の活用を理解し、会話で使えるようになる。
14タイトル第14回 前期に習った表現の総まとめその1
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容これまで習ってきたことをまとめ、後期の学習につなげる。
15タイトル第15回 前期に習った表現の総まとめその1
事前学習
事後学習
事前学習:テキストの指示された箇所の単語を調べておく。
事後学習:授業で扱ったことの復習。
授業内容これまで習ってきたことをまとめ、後期の学習につなげる。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果(授業改善に向けての設問)は概ね好評だったので、引き続き学生の要望に応えつつ、授業を進めていく。
<備考>
(未登録)