山梨大学電子シラバス>検索結果一覧>授業データ



授業科目名 多文化共生地域課題1(山梨県の多文化化)
時間割番号 CPYK47
担当教員名 長坂 香織
開講学期・曜日・時限 後期・木・VI 単位数 1
<対象学生>
全学部生
<授業の目的>
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
授業の実施日については、大学ホームページ(https://www.yamanashi.ac.jp/campuslife/332)に掲載「教養教育連携開設科目履修ガイド」の令和6年度連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)一覧(PENTAS YAMANASHI)を確認してください。

山梨県には20,000人を超える外国人の方が住んでおり、母国と異なる文化やルールの中で様々な不安や悩みを抱えながら、山梨県民として生活している。こうした中、多文化共生の各分野で活躍されているゲスト講師から各現場の状況と取組みについて学ぶ。
本講義を通して、全ての外国人を孤立させることなく、社会を構成する一員として受入れていくという視点に立ち、多文化共生社会の実現に向けた課題やその解決策等を理解し、考察することを目的とする。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
B異文化理解と外国語リテラシー自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。
C汎用能力5・問題解決力課題設定力課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1多文化共生社会の実現に向け、地域社会の抱える様々な課題を理解できる。A
2地域課題の解決に向け考察することができる。C
3多文化共生の社会づくりに主体的に参画する姿勢を身につけ、自らの行動に反映させることができる。B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
150%振り返り(20%)と課題レポート(30%)により、地域社会の抱える課題を理解できたか評価する
230%振り返り(10%)と課題レポート(20%)により、地域課題の解決に向け考察することができたか評価する
320%授業中の質疑応答、振り返り、課題レポートにより、主体的に参画する姿勢を身につけたか、自らの行動に反映させることができたか評価する
合計100% 
<授業の方法>
パワーポイント等を用いて講義形式で行う。
ゲスト講師による講義に続き、質疑応答、ディスカッションを行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
多文化共生の各分野の最前線で活躍するゲスト講師から、現場の生の声を聴くことができる絶好の機会です。
履修者間のディスカッション、質問や意見、感想など積極的な参加を期待します。
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. 『多文化共生事例集(令和3年度版), https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/chiho/tabunkakyousei_suishin_r03.html
  2. 参考図書、参考資料は随時指示する。
<授業計画の概要>
1タイトル(12/5木) オリエンテーション、多文化共生社会づくりに向けた山梨県の取り組み
事前学習
事後学習
ゲストスピーカーに応じた事前資料の学習
振り返り
授業内容山梨県内で多文化共生に向けた取り組みが、1990年代から今日に至るまでどのように行われてきたか、またその課題の変遷について学ぶ。 ゲストスピーカー:(公財)山梨県国際交流協会
2タイトル(12/12木) 日本で活動する外国人の在留資格
事前学習
事後学習
ゲストスピーカーに応じた事前資料の学習
振り返り
授業内容日本で活動する外国人の在留資格にはどのような在留資格があるか、また在留資格をめぐる様々な課題について学ぶ。 ゲストスピーカー:市川雄資(山梨県行政書士会 国際部部長)
3タイトル(12/19木) 多文化共生社会の最前線~地域日本語教室の現場から~
事前学習
事後学習
ゲストスピーカーに応じた事前資料の学習
振り返り
授業内容現在、文化庁が推進している地域日本語教育の総合的体制づくりと、山梨県内での地域日本語教室の現状と課題について学ぶ。後半では、地域日本語教室パートナーの視点からみた参加教室の状況と課題について聴く。 ゲストスピーカー:古屋玲子(山梨県地域日本語教育総括コーディネーター)、パートナーについては未定
4タイトル(12/26木) 児童福祉領域での外国にルーツをもつ子どもと親への課題と支援
事前学習
事後学習
ゲストスピーカーに応じた事前資料の学習
振り返り
授業内容児童福祉領域に見られる外国にルーツを持つ子どもと親への課題と支援について学ぶ。 ゲストスピーカー:小林真理子(山梨英和大学教授)
5タイトル(1/9木) 医療・介護の現場
事前学習
事後学習
ゲストスピーカーに応じた事前資料の学習
振り返り
授業内容技能実習・特定技能の在留資格の外国人が多く働いている介護分野の状況と課題について、また日本語が十分でない外国人へのサービスとしての医療通訳の状況と課題について学ぶ。 ゲストスピーカー:介護分野は未定、医療通訳については長坂が担当する。
6タイトル(1/16木) 外国人児童生徒支援/外国につながる子どもの学習支援・居場所
事前学習
事後学習
ゲストスピーカーに応じた事前資料の学習
振り返り
授業内容外国人児童生徒支援について教育委員会と学習支援/居場所の運営者、それぞれの立場から現状と課題について学ぶ。 ゲストスピーカー:山田睦子(甲府市教育委員会学校教育課指導主事)、学習支援/居場所運営者は未定
7タイトル(1/23木) 中央市における多文化共生~現状と課題~
事前学習
事後学習
ゲストスピーカーに応じた事前資料の学習
振り返り
授業内容中央市における多文化共生について、行政および国際交流協会の立場から見た、現在までの課題の変遷と対応について学ぶ。 ゲストスピーカー:比志保(中央市国際交流協会会長)、山本由起子(中央市企画課課長)
8タイトル(2/6木) 発表と意見交換(ディスカッション)、まとめ
事前学習
事後学習
ゲストスピーカーに応じた事前資料の学習
最終課題レポート
授業内容発表をめぐって異なる文化を背景に持つ人々と共生する上での様々な課題の解決に向けた意見交換を行う。
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
多文化共生について、行政、医療、福祉、教育、地域社会など各分野で実際の業務に従事するゲスト講師を招へいし、多文化共生の社会づくりに向けた多面的な講義を行う。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
授業評価アンケート対象外
<備考>
・本科目は、18:15~19:45の時間帯に山梨県立大学飯田キャンパスで実施する(他大学の学生・社会人はオンライン可)。
・講義順及びゲスト講師名は現在の予定であり今後変更する可能性がある。
・他大学の学生や社会人等とともに学ぶ「PENTAS YAMANASHI」の科目です。