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授業科目名 ドイツ語初級I
時間割番号 CGB101 E
担当教員名 寒河江 陽
開講学期・曜日・時限 前期・水・I 単位数 2
<対象学生>
工(総・情・土応)・医
<授業の目的>
母国語や小学生から学ぶ英語とは異なる、言語構造の論理的な理解と実践を軸とする「大人の語学の学び方」に基き、ドイツ語の「読む・聴く・書く・話す」の4技能をバランスよく習得してゆく。具体的な目標の目安は、ドイツ語検定試験、通称「独検」の4級・3級に合格する程度のドイツ語運用技能の獲得である。また、言語についての理解はその言語が使用されている地域の歴史・文化についての理解と表裏一体であるため、ドイツ語圏の歴史・文化についても併せて理解を深めてゆく。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B異文化理解と外国語リテラシー自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1ドイツ語で基礎的な内容について読み書き,口頭でのやりとり・意思疎通ができる。B
2ドイツ語やドイツ語文化圏に関する様々な事象について説明できる。A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
190%期末試験・小テスト/レポート・受講態度(発音・文法・語彙の3要素を,適切に運用できているか)
210%小テスト/レポート・受講態度(外国語やその文化圏に関する知識を,積極的に得ようとしているか)
合計100% 
<授業の方法>
 基本的には面接授業で実施する。学生諸賢としては知るところの事情ではあろうが、感染症等のために遠隔授業を実施することもある。授業においては、文法の基礎を体系的に学んでゆくと同時に、辞書を用いた簡単な文章の読解、ドイツ語の会話やドイツ語演説の聞き取り、自己紹介や基本的なテクストメッセージ程度の作文、日常生活で必要な表現を用いた会話練習を中心に、実践的な学習を進めてゆく。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
復習重視の授業である。文法の習熟度は、学習者の復習如何によるところが大きいからだ。ドイツ語は英語など他の外国語に比べて文法がより煩雑であると感じられるかもしれないが、一度論理構造をつかんでしまえば、かなりシステマティックに運用できるようになる。例えば、名詞の頭文字は常に大文字であるなど、視覚的な親しみやすさを覚える言語でもあろう。語学学習の新たな楽しみを発見しながら、実践的なドイツ語を身に着けてゆこう。質問は随時受け付ける。
<テキスト>
  1. 新倉真矢子 [ほか] 著, ゲナウ! : グラマティック ノイ, 郁文堂, ISBN:9784261012767,
    (2018年出版)
<参考書>
  1. 尾崎盛景, 稲田拓共著, ドイツ語練習問題3000題 改訂新版, 白水社, ISBN:9784560004883,
    (2002年出版)

  2. 中島悠爾, 平尾浩三, 朝倉巧著, 必携ドイツ文法総まとめ 改訂版, 白水社, ISBN:9784560004920,
    (2003年出版)
<授業計画の概要>
1タイトルイントロダクション
事前学習
事後学習
事前学習:特になし                                      
事後学習:アルファベートと発音ルール(6-7頁)をCDを聞きながら覚える
授業内容ドイツ語のアルファベートや発音のルールについて学ぶ
2タイトルLektion 1:動詞の現在人称変化(1)
事前学習
事後学習
事前学習:イントネーションの上げ下げの感覚(9頁)をCDを聞いて確認しておく
事後学習:人称代名詞と動詞の現在人称変化の型(9頁)を覚える
授業内容人称代名詞の種類とそれに対応する動詞の現在人称変化のルールについて学ぶ
3タイトルLektion 1:動詞の現在人称変化(1)
事前学習
事後学習
事前学習:疑問詞の種類(10頁)と読み方をCDを聞いて確認しておく
事後学習:代表的な3つの疑問詞を用いた疑問文の型(10頁)を覚える
授業内容平叙文と疑問文の作り方について学ぶ/歴史・文化紹介(「ドイツ人」とは)
4タイトルLektion 2:動詞の現在人称変化(2)/並列の接続詞
事前学習
事後学習
事前学習:ドイツとドイツ語についての読解問題(18頁)に目を通しておく
事後学習:sein/haben/werdenの特殊な現在人称変化の型(14-15頁)を覚える
授業内容現在人称の特殊変化について学ぶ/歴史・文化紹介(ドイツ映画)
5タイトルLektion 2:動詞の現在人称変化(2)/並列の接続詞
事前学習
事後学習
事前学習:並列の接続詞の種類と発音(16頁)をCDを聞いて確認しておく
事後学習:並列の接続詞の発音と意味(16頁)を覚える
授業内容並列の接続詞について学ぶ/歴史・文化紹介(ドイツ人にとっての労働)
6タイトルLektion 3:定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の変化
事前学習
事後学習
事前学習:冠詞の3つの種類の違い(19-21頁)について確認しておく
事後学習:定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の格変化表(19-21頁)を覚える
授業内容格の違いに対応した冠詞の変化について学ぶ/歴史・文化紹介(ドイツ音楽)
7タイトルLektion 3:定冠詞・不定冠詞・否定冠詞の変化
事前学習
事後学習
事前学習:冠詞の変化について学ぶための読解問題(23頁)に目を通しておく
事後学習:単語による男性名詞・女性名詞・中性名詞の違い(23頁)を覚える
授業内容冠詞の変化についての実践問題に取り組む/歴史・文化紹介(ドイツ政治)
8タイトルLektion 4:名詞の複数形・人称代名詞
事前学習
事後学習
事前学習:名詞の単数形と複数形の発音の違い(24頁)をCDを聞いて確認しておく
事後学習:基本的な複数形の型(24頁)を覚える
授業内容複数形の作り方について学ぶ/歴史・文化紹介(ドイツ哲学)
9タイトルLektion 4:名詞の複数形・人称代名詞
事前学習
事後学習
事前学習:買い物の際に使える表現を用いた読解問題(28頁)に目を通しておく
事後学習:人称代名詞の格による違い(25頁)を覚える
授業内容人称代名詞の種類と格による使い分けについて学ぶ/歴史・文化紹介(ドイツ哲学)
10タイトルLektion 5:不定冠詞類・定冠詞類
事前学習
事後学習
事前学習:曜日と月の表現(31頁)をCDを聞いて確認しておく
事後学習:所有冠詞の種類と格による変化(29頁)を覚える
授業内容不定冠詞の種類についてヴァリエーションを広げる/歴史・文化紹介(ドイツ哲学)
11タイトルLektion 5:不定冠詞類・定冠詞類
事前学習
事後学習
事前学習:家族を紹介する際の表現を用いた読解問題(33頁)に目を通しておく
事後学習:7つの定冠詞の種類と発音(30頁)を覚える
授業内容定冠詞の種類についてヴァリエーションを広げる/歴史・文化紹介(ドイツにとってのEU)
12タイトルLektion 6:動詞の現在人称変化(3)・命令形
事前学習
事後学習
事前学習:物語調の読解問題(38頁)に目を通しておく
事後学習:不規則動詞の2つのパターンの型(34頁)を覚える
授業内容不規則動詞の種類と型について学ぶ/歴史・文化紹介(ドイツ哲学)
13タイトルLektion 6:動詞の現在人称変化(3)・命令形
事前学習
事後学習
事前学習:疑問文と命令文のイントネーション(38頁)をCDを聞いて確認しておく
事後学習:命令文の3つのパターンの型(36頁)を覚える
授業内容命令形の作り方について学ぶ
14タイトルこれまでの文法のまとめ
事前学習
事後学習
事前学習:特になし
事後学習:配布された練習問題を解き、次回授業で提出する
授業内容これまでに学習した文法についての総合的な演習問題に取り組む
15タイトルリスニングと読解の集中トレーニング
事前学習
事後学習
事前学習:ドイツ語の数字の発音(80頁)をCDを聞いて確認しておく
事後学習:特になし
授業内容数字の聞き取りと数字に関する読解問題および期末試験
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
担当者変更
<備考>
(未登録)