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授業科目名 キャリアデザインI(自己理解)
時間割番号 CBC031 A
担当教員名 山本 和美
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
すべての学生が履修可能であるが、主に1年次の学生を対象とする。
<授業の目的>
本学のキャリア形成科目の一環として、キャリア形成の重要さを学ぶことで、学生生活を主体的に捉え、自らの活動領域を広げて能動的に行動できることを目的とする。「自分らしい納得のいく人生」を送るためには、「自分らしさとは何か」といった自分自身の興味・関心・価値観を探索することや、目指す人生に向けて目標を明確化し、その実現のために大学生活をどのように過ごすべきかを考え、実践していくことが重要である。本授業では、自己理解を多面的に深める過程で、自身の良さに気付いて自己効力感に繋げていくことや、学びを他者と共有するなかで、相互理解のための態度や姿勢を身につけていく。地方から社会に出て活躍する社会人の話を聴くことで、自分の生き方を考えるきっかけを獲得する。
※本科目は、令和3年度以前の入学者に対しては「地域課題解決人材育成プログラム対象科目」です。
※本科目は、令和3年度以前の入学者に対しては「やまなし未来創造教育プログラム対象科目」です。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B汎用能力1・コミュニケーションスキル文章表現力適切な手順を踏んで学術的な文章を書くことができる。
C口頭発表力自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく話すことができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1講義を通じてキャリア形成に関する基礎知識を獲得する。A
2講義の学びを、自らの言葉で具体的かつ論理的に表現できる。B
3自身の考えをまとめ、根拠を伴って、他者にわかりやすく説明できる。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%一定の時期区分ごと、テーマごとに学習レポート(振り返りシート)を課し、キャリア形成の必要性を理解し、自らの言葉で具体的に表現できたかを評価する
230%授業での学びをもとに発表用レポートを課し、適切な手順を踏んで学術的な文章を書けているかを評価する(文章表現力)
330%個人発表およびグループ発表の際に、自分の意見を、一定の論理的根拠を伴って、わかりやすく発表できているかを評価する(口頭発表力)
合計100% 
<授業の方法>
「面接授業」
教室において、対面による授業を行う。授業は講義とグループワークで構成する。社会人(NHK元英語チーフアナウンサーほか)の話を2回聴く。

●教育方法・授業方法等
 -テキストを中心に自己理解を深めていく
 -毎回小グループによるディスカッションを行う
 -最終回授業では、全員が全員の前で発表を行う(個人発表に特段の配慮が必要な方は申し出てください)
<受講に際して・学生へのメッセージ>
1.レポート(振り返りシートおよび「将来ビジョン」レポート)提出は、単位取得の要件となります。
2.各回のテーマに沿って、段階的に自己理解を深めます。
3.グループワークを通して、短所も含めた「自分らしさ」をポジティブに受け入れられるような授業を目指します。
*毎回の授業で、グループで意見交換を行います。グループでの意見交換や個人の意見の発表は、どのような専攻分野においても不可欠になっています。苦手な場合でも支援しますので、ぜひ挑戦してみてください。
*テキストは履修前に入手しておいてください。「自己理解」は後の進路選択や就職活動で役立ちます。自己理解のワークを進めていく過程では、授業内で気づいたことなどをテキスト内に書き込みをしていくことで、後で役立つ「自分史」にもなります。ぜひ、頭のなかで漠然とイメージするだけでなく、授業を通して言語化し、自己理解を深めていきましょう。
*授業内でちょっとした疑問などがあった場合には、ご質問は大歓迎です。誰かがわからないことは、他の人もわからないことも多いです。ぜひ授業内での積極的なご質問ご発言のご協力をお願いします。
<テキスト>
  1. 山本和美、高橋 浩, 未来社会を展望するキャリアデザイン, 学術図書出版社, ISBN:9784780612592,
    (2024 年 3 月 15 日 第 1 版第 1 刷発行)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス
事前学習
事後学習
事前学習として、moodleからプレポストアンケートに答える(10分程度)
テキスト第1章を読んでおく
授業内容「そもそも、キャリアとは?」を考えてもらい、「仕事を中心とした人生」を踏まえた上で、自己理解を深める重要性を気付かせることを目標とする。その他、今後のスケジュールや受講に際しての注意などを説明する。
2タイトル自己理解:個性はどう作られる?その1 -「私は誰?」から自分を知る-
事前学習
事後学習
事前学習として第2章を読んでおく
事後学習として第3章のワークを行っておく(授業内およびCNSでアナウンスします)
授業内容「自分らしさ」がどう形成されるか、心理学テストから理解を深める
3タイトル自己理解:個性はどう作られる? その2 -経験から自分を知る-
事前学習
事後学習
事前学習として第3章の個人ワーク1をやっておく(授業内およびCNSでアナウンスします)
事後学習として第4章の個人ワーク1をやっておく(授業内およびCNSでアナウンスします)
授業内容過去の経験をライフラインチャートを用いて客観視することで,自己理解を深める
4タイトル自己理解:自分が自分を一番理解している? -自覚できていない自分自身を知る-
事前学習
事後学習
事前学習として第4章の個人ワーク1をやっておく(授業内およびCNSでアナウンスします)
事前学習として授業内容を予告し、必要な情報収集・整理をしておく
授業内容「他己評価」および「ジョハリの窓」という人間関係モデルから自己理解を深める。
5タイトル社会人の話(予定)
事前学習
事後学習
事前学習として授業内容を予告し、必要な情報収集・整理をしておく
事後学習として、授業内容を振り返り、振り返りレポートを作成・提出する(成績評価の対象)
授業内容NHK元英語チーフアナウンサーのお話をお聞きする(予定)。お話のなかから「高い目標を諦めずに達成するには、何が必要なのか」を考える。※講師都合により他の回に変更になる可能性があります。
6タイトル自己理解:人生を充実させる強みは? -能力や強みの明確化-
事前学習
事後学習
事前学習として授業内容を予告し、必要な情報収集・整理をしておく
事後学習として、授業内容を振り返る
授業内容身体的、精神的、社会的に満たされている状態であるウェルビーイング(well-being)を目指すために、個人の特性「強み」を自覚する
7タイトル他者との関係づくり:アサーションー対人関係における自己表現を知る-
事前学習
事後学習
事前学習として授業内容を予告し、必要な情報収集・整理をしておく
事後学習として、授業内容を振り返る
授業内容コミュニケーションの本質を理解し,他者とより良い関係を作っていくためのヒントとして「アサーション」と「傾聴」を学ぶ
8タイトル社会人の話(予定)
事前学習
事後学習
事前学習として授業内容を予告し、必要な情報収集・整理をしておく
事後学習として、授業内容を振り返り、振り返りレポートを作成・提出する(成績評価の対象)
授業内容教職大学院の客員教授のお話をお聞きする(予定)。「きっかけ」「価値観」などのお話から、人との関わりや自分自身の姿勢などを考える。※講師都合により他の回に変更になる可能性があります。
9タイトル自己理解:職業興味の明確化 ー熱中できる仕事とは?ー
事前学習
事後学習
事前学習として授業内容を予告し、必要な情報収集・整理をしておく
事後学習として、授業内容を振り返る
授業内容職業興味の視点から自己理解を深める。職業選択と仕事の満足感の関係性を理解する
10タイトル自己理解:働きがいって何だろう?
事前学習
事後学習
事前学習として授業内容を予告し、必要な情報収集・整理をしておく
事後学習として、テキスト第9章の「事後課題」を行う
授業内容仕事に対する自身の価値観(自己認識力とキャリア・アンカー)から自己理解を深め、自分にとっての「働きがい」を考える
11タイトル自己をコントロールする:レジリエンス
事前学習
事後学習
事前学習として授業内容を予告し、必要な情報収集・整理をしておく
事後学習として、授業内容を振り返る
授業内容移り変わる環境に対して,変幻自在(プロティアン)に適応していくキャリアのあり方(プロティアン・キャリア)を学び、変化に対応するための力を考える
12タイトル自己理解の総まとめ ありたい姿を現実に -未来のビジョンとプランを考える-
事前学習
事後学習
事前学習としてテキスト第1章~第10章を振り返っておく
事後課題として、「将来ビジョン」を作成し、次週以降の発表に備える
授業内容これまでの授業を振り返ったうえで、ワークを通して、未来のビジョンを描き、その実現のためのプランを考えていく
13タイトル「将来ビジョン」の発表①
事前学習
事後学習
これまでの授業を振り返り、将来ビジョンを作成、作成した発表用レポートをmoodleから提出する
授業内容これまでの講義内容を踏まえ、「将来ビジョン(自分の目指す将来)」を作成し、発表する
14タイトル「将来ビジョン」の発表②
事前学習
事後学習
これまでの授業を振り返り、将来ビジョンを作成、作成した発表用レポートをmoodleから提出する
授業内容これまでの講義内容を踏まえ、「将来ビジョン(自分の目指す将来)」を作成し、発表する
15タイトルまとめ
事前学習
事後学習
アンケートの実施
授業内容授業全体の総括、授業アンケートの実施などを行う
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
大学生から社会人向けのキャリアカウンセリングおよびキャリアデザイン講師のほか、学校コンサルテーション、企業向け新人社員教育と、幅広い層のカウンセリングおよびコンサルティングに尽力してきました。皆さんの可能性を広げるきっかけを、一緒に学ぶなかで作っていきたいと思います。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度と同様に実施
<備考>
(未登録)