授業科目名
|
国際協力
|
分類 | |
時間割番号
|
CASK07
|
担当教員名
|
川元 克秀/吉田 均
|
開講学期・曜日・時限
|
前期・月・III
|
単位数
|
1
|
<対象学生>
|
全学部生
|
<授業の目的>
|
この科目は「連携開設科目(主幹大学:山梨県立大学)」です。
国際協力に関する基本概念を学び、地球市民という視点から、貧困問題・環境破壊・人権問題・格差問題など地球規模の課題について理解を深める。また、幅広い国際協力活動の展開に必要な、具体的方法論を習得する。
|
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
|
全学共通教育科目向け | 記号 | コンピテンシー(能力・資質) | 説明 | |
---|
A | 共通 | 教養 | 批評力 | 学んだ内容を自らの言葉で的確に論評・伝達できる。 | ○ | B | 異文化理解と外国語リテラシー | 自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。 | ◎ | C | 汎用能力 | 5・問題解決力 | 課題設定力 | 課題を明らかにし、解決すべき「問い」を立てることができる。 | ○ | D | 構想力 | 多様な解決方法を案出・検討し、適切な方法を選択できる。 | ○ |
|
|
<到達目標> 到達目標とは
|
目標NO | 説明 | コンピテンシーとの対応 |
---|
共通 |
---|
1 | 地球市民という視点から、今日的な貧困問題・環境破壊・人権問題・格差問題の概略を、説明できるようになる。 | B | 2 | 地球規模の課題と対峙した時、その課題解決への一人の市民の非力さについての指摘へ、臆さないでいられる価値の前提を、説明できるようになる。 | A | 3 | 個別の社会問題の課題性について、個人要因を越え社会構造の観点から分析し、その課題の根源要素を発見できるようになる。 | C | 4 | 幅広い国際協力活動の展開に必要な具体的方法論を基に、現実的な問題解決の道筋を、見通せるようになる。 | D |
|
<成績評価の方法>
|
目標No | 割合 | 評価の観点 |
---|
1 | 25% | 課されたレポート内の論述に於いて、今日的な貧困問題・環境破壊・人権問題・格差問題の概略を、具体的に説明できたか否かを、評価する。 | 2 | 25% | 課されたレポート内の論述に於いて、地球規模の課題解決への一人の市民の非力さについての指摘へ臆さないでいられる価値の前提を、説明できたか否かを、評価する。 | 3 | 25% | ペアワークなど演習での在り方に於いて、個別の社会問題の課題性について、個人要因を越え社会構造の観点から分析し、その課題の根源要素を発見できるようになったか否かを、評価する。 | 4 | 25% | ペアワークなど演習での在り方に於いて、幅広い国際協力活動の展開に必要な具体的方法論を基に、現実的な問題解決の道筋を見通せるようになったか否かを、評価する。 | 合計 | 100% | |
---|
|
<授業の方法>
|
本科目は全て、対面形式の授業形態により実施します。遠隔形式での学習の実施計画はありません。 具体的には、受講生が、自身の国際協力実践をイノヴェイティブに「探求する力」と、多様な立場の人と「協働する力」の、2つの「態度・志向性」を獲得することを重視する立場から、受講生の主体的学習を強く求める学び方として、ディープ・アクティブラーニングの手法の1つである『ロールプレイを含むペアワークとリフレクションの相乗的繰り返し』を用い、学習を構成します。
【授業外の学修】 1.予習(第4~5回と第6~7回の分):学習内容に関連したキーワードを事前に提示しますので、提示されたキーワードについて、図書館やネット等で事前に調べてきてください。ただしこのキーワード内容の探索は、単に新たな知識を得るに止まることなく、そのキーワードに関連した自己の前提・立脚点を確認してくることを求める内容です。 2.振り返り(第1回・第2回・第3回の分):授業後には、振り返りメモを提出することを求めます。 3.授業を契機とした実践の試行:授業中に紹介した活動の内、関心を持ったボランティア活動や行事等があった場合には、任意にて参加することを求めます。 4.復習(第4~5回と第6~7回の分):その授業回で提示した題材を、教員が提供した論点から振り返り、自己の前提・立脚点の源泉を言語化する作業に取り組んでもらいます。尚、この結果は、毎回「題材振り返り小レポート」として、次回授業回の冒頭に提出を求めます。
|
<受講に際して・学生へのメッセージ>
|
途上国の健康、貧困、私たちの身近にある「いのち」の格差について、講義開始前までにじっくり考えてきてください。 なお、対面形式の授業実施にあたっては、新コロナウイルス対策が十全に図られるよう、手指の消毒やマスク着用など、受講生の皆さんも感染拡大防止へ、積極的・能動的に協働をお願いします。
授業内容などへの質問がある場合には、以下、それぞれの教員宛てにお願いします。 ◆ 吉田 均(第1回~第3回の講義について、質問は随時その都度に) : huiyoshida@yahoo.co.jp : 飯田キャンパス B210研究室 (研究室への来室には事前のアポイントを) ◆ 川元 克秀(第4回~第8回の講義について、質問は随時その都度に) : k-kawamoto@yamanashi-ken.ac.jp : 池田キャンパス 125研究室 (研究室への来室には事前のアポイントを)
|
<テキスト>
|
- 使用しません。
|
<参考書>
|
- 山本一・山形辰史, 『国際協力の現場から 開発にたずさわる若き専門家たち』, 岩波書店, ISBN:4005005640,
(2007)
- 『国際保健医療学 第3版』, 杏林書院, ISBN:4764405318,2013
- 川野雅資監修, 『看護学実践 -Science of Nursing-国際看護学』, 日本放射線技師会出版会, ISBN:4861570255,
(2007)
- 阿藤 誠 日本語版監修, 『UNFPA世界人口白書 2015』, ジョイセフ
- アーヴイン・ウエルシュ他 角田光代訳, 『Because I am a Girl 』, 英治出版, ISBN:4862761186,
(2012)
- 佐原隆幸・徳永達己, 国際協力 アクティブ・ラーニング, 弘文堂, ISBN:978-4-335-55176-5,
(2016)
- 下村恭民ほか, 国際協力, 有斐閣,
(2004)
- 後藤一美・大野泉・渡辺利夫(編), シリーズ国際開発第4巻 日本の国際開発協力, 日本評論, ISBN:978-4535553767,
(2005)
- 毛受敏浩(編著), 国際交流・協力活動入門講座i 草の根の国際交流と国際協力, 明石書店, ISBN:9784750317489,
(2003)
- 目加田説子, 国境を越える市民ネットワーク, 東洋経済新報社, ISBN:9784492211359,
(2003)
|
<授業計画の概要>
|
1 | タイトル | 国際理解教育の方法を使った実習 (吉田 均) |
---|
事前学習 事後学習 | 教員が提示する論点から、『今回の授業を通じて理解し説明できるようになったこと(授業の振り返り)』を、小レポートとして論述します(45分) |
---|
授業内容 | 国際理解教育という分野を理解し、実際に国際理解教育のキットを利用して、世界の状況を体験する。それにより現在の自分の生活を改め考える。 |
---|
2 | タイトル | 地方都市における国際協力体制 (吉田 均) |
---|
事前学習 事後学習 | 教員が提示する論点から、『今回の学習では理解が足りなかったところ(授業の振り返り)』を、小レポートとして論述します(45分) |
---|
授業内容 | 「知的インフラ」をキーワードに、山梨県内の国際化と国際交流機関の現状について考える。あわせて過去に本学学生が実施した国際協力事業やインターンの事例を紹介する。 |
---|
3 | タイトル | 山梨県立大学の国際協力 (吉田 均) |
---|
事前学習 事後学習 | 教員が提示する論点から、『今回の学習を通し新たな展開として自分自身で調べ深めたい課題は何なのか(授業の振り返り)』を、小レポートとして論述します(45分) |
---|
授業内容 | 山梨県立大学の教員が実施した中国成都市での震災復興事業を事例に、国際協力の地域振興効果や課題を考える。あわせて国際協力における山梨県立大学の可能性を問う。 |
---|
4 | タイトル | お父さんは「働かない」のか、「働き口がなくて働けない」のか? (川元 克秀) |
---|
事前学習 事後学習 | 教員が提示する論点から、『今回の授業を通じて理解し説明できるようになったこと(授業の振り返り)』を、小レポートとして論述します(45分) |
---|
授業内容 | 「子どもになら、仕事がある」という途上国の社会構造と「外部」としての先進国民が口にする「児童労働」「子どもの人権」の本質 |
---|
5 | タイトル | 専制的でも「平等に飢えが少ない」社会と、民主制でも「格差」が大きい社会とでは、市民はどちらでこそ生活し易いのか? (川元 克秀) |
---|
事前学習 事後学習 | 教員が提示する論点から、『今回の学習では理解が足りなかったところ(授業の振り返り)』を、小レポートとして論述します(45分) |
---|
授業内容 | 「アメリカンドリーム」のような、平等な競争機会の存在「幻想」は、どのような装置として、誰の何を隠蔽し正当化しやすいのか |
---|
6 | タイトル | 「教育」を手段とした大国による途上国への「介入」は、現地の庶民に対し西洋化や物質主義的豊かさと共に、何をもたらし易いのか? (川元 克秀) |
---|
事前学習 事後学習 | 教員が提示する論点から、『今回の授業を通じて理解し説明できるようになったこと(授業の振り返り)』を、小レポートとして論述します(45分) |
---|
授業内容 | 農村部から都市部への人口移動による副次作用とは |
---|
7 | タイトル | 平和や民主化を実現するための暴力・戦争を否定しない「民主主義」は、何を目指す社会の市民にとって、有益なのか? (川元 克秀) |
---|
事前学習 事後学習 | 教員が提示する論点から、『今回の学習では理解が足りなかったところ(授業の振り返り)』を、小レポートとして論述します(45分) |
---|
授業内容 | 万能薬としての民主制メカニズムは存在するか |
---|
8 | タイトル | 遠く離れた途上国の貧困・飢え・痛みに、先進国に住む庶民は、手を差し出す「義務」があるのか? (川元 克秀) |
---|
事前学習 事後学習 | 教員が提示する論点から、『今回の学習を通し新たな展開として自分自身で調べ深めたい課題は何なのか(授業の振り返り)』を、小レポートとして論述します(45分) |
---|
授業内容 | グローバルジャスティスと一人一人の国際協力に向けて(学習のまとめ) |
---|
9 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
10 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
11 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
12 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
13 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
14 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
15 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
16 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
17 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
18 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
19 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
20 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
21 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
22 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
23 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
24 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
25 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
26 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
27 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
28 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
29 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
30 | タイトル | |
---|
事前学習 事後学習 | |
---|
授業内容 | |
---|
|
<実務経験のある教員による授業科目の概要> |
講義の一部を担当する吉田均の職業・実務経験 : 笹川平和財団プログラムオフィサー、外務省専門調査員、東京財団研究員、環日本海経済研究所客員研究員として、国際交流や国際協力を企画実施、関連政策を研究してきました。これらの実務経験を活かし、関連するキャリアの現状や準備方法について教授します。 |
<前年度授業に対する改善要望等への対応> |
授業評価アンケート対象外 |
<備考>
|
(未登録)
|