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授業科目名 こころと体の障害の理解と支援
分類・系統健康福祉 社会系
時間割番号 CAH001
担当教員名 松下 浩之
開講学期・曜日・時限 前期・火・I 単位数 2
<対象学生>
障害のある人の教育や福祉、心理に興味のある初学者向け(1~2年生)
<授業の目的>
現在は、個の多様性を認め、尊重し合う共生社会を構築することが国際的に求められている。そのなかで、「障害」の理解は不可欠な要素であり、従来通りのいわゆる「障害者への支援」では不十分になっているのが現状である。授業を通して、「障害」について基本的な知識を得た上で、「特別な存在」でも「みんな一緒」でもなく、価値観の多様化する現代社会の一員としてのあり方について考える。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
C批評力学んだ内容を自らの言葉で的確に論評・伝達できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1各障害について、その特徴や支援の要点を説明できることA
2「障害」について生活機能の観点から説明できることB
3「平等」と「公平」の違いについて、障害児者支援の観点から説明できることC
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%各障害の特徴や支援の要点について、毎回のミニテストおよび小レポート、期末テストによって評価する
230%生活機能の観点から「障害」について理解しているかどうか、毎回のミニテストおよび小レポート、期末テストによって評価する
330%障害児者支援の観点から考えられる「平等」と「公平」について、毎回のミニテストおよび小レポート、期末テストによって評価する
合計100% 
<授業の方法>
毎回、以下のような流れで授業を行います

前半:前回のふり返りと質問やコメントへのリプライ(資料配付に代える場合あり)
中盤以降:講義
授業終了後:Teamsを用いてミニテストに回答し、翌々日正午までに小レポート(質問やコメント)を提出

【受講生に求めること】
・毎回の授業への出席あるいは講義動画の視聴
・授業終了後の復習、翌授業の予習を必須とする
・ノートPCでの受講を推奨します。

【授業の実施形態】
・「面接授業」を基本とし、「オンデマンド型」を補完的に活用します。
・教室での授業の内容について、教室カメラシステムPanoptoを用いてリアルタイムにストリーム配信します。また、録画したものを翌日までにオンデマンド式で視聴できるようにしますが、課題提出の締め切りまでが短くなりますのでご了承ください。
・ストリーム配信およびオンデマンド型での受講は、受講生の事情を勘案して対応しますので、初回授業時に申し出てください。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
可能な限り映像や事例のエピソード等を用いて、はじめての受講生にもイメージしやすいように解説します。
ボランティアなどの経験がある人はもちろん、障害についてまったく知らないという学生も大歓迎です。
しかし、内容はヘビーですので、積極的に受講意欲がある学生の参加を求めます。
原則として、毎回の授業に出席し、レポートを提出してください。
授業や実習等による公欠や、やむを得ない事情による欠席であっても、必ず後日オンデマンド動画を用いて補習し、レポートの提出を求めます。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 柘植雅義(監修), キーワードでわかるはじめての特別支援教育, 学研教育出版, ISBN:978-4-05-406336-5
  2. 伊藤健次(編), 新・障害のある子どもの保育(第3版), みらい, ISBN:978-4-86015-385-4
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
特になし
授業内容この授業で扱う内容と現代の社会情勢などからその位置づけについて概説し、授業の実施方法について説明する
2タイトル障害のとらえ方と考え方の変遷
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:ノーマライゼーション、ICF、共生社会
3タイトル障害のある子どもの教育
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:インクルージョン、障害理解、特別支援教育
4タイトル共生社会と合理的配慮
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:障害者権利条約、障害者差別解消法、合理的配慮、差別
5タイトル肢体不自由の理解と支援
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:脳性まひ、運動機能の発達、アクセシビリティ
6タイトル知的障害の理解と支援
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:遺伝子異常、IQ、アセスメント、適応行動
7タイトル発達障害の理解と支援①
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:自閉症スペクトラム(ASD)
8タイトル発達障害の理解と支援②
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:社会性、コミュニケーション行動
9タイトル発達障害の理解と支援③
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:ADHD、LD、成人の発達障害
10タイトル情緒障害の理解と支援
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:場面緘黙、神経性習癖
11タイトル視覚障害の理解と援助
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:視覚、視力、盲、弱視、斜視
12タイトル聴覚障害の理解と援助
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:ろう、難聴、言語発達、コミュニケーション
13タイトル卒業後の生活と就労支援
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:障害者福祉施策、就労移行支援、法定雇用率
14タイトルパラリンピックと障害者スポーツ
事前学習
事後学習
(事前)資料をみて、知らないことばなどを事前に調べておく。また、必要に応じて前年度の授業動画を視聴できる。
(事後)必要に応じてオンデマンド動画をよく確認し、分からないことは自分で調べながら、小レポートを提出する。
授業内容キーワード:障害者スポーツ、パラリンピック、アダプテッドスポーツ
15タイトル支援と平等、「共生社会」の実現へ
事前学習
事後学習
授業内で指示する。
授業内容期末テストの解説を通して、授業全体のまとめを行う
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
ディスカッション機会や他学生との意見共有を増やすことは検討するが、すでに、すべての学生からのコメントや質問を毎回資料として配布して共有している。
そのことについては他の受講生から肯定的な回答も挙げられており、一定の評価があると認識している。
授業資料の早期公開については、可能な限り実現できるよう努める。
<備考>
(未登録)