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授業科目名 世界の中の日本
分類人文科学
時間割番号 CAC053
担当教員名 布村 猛
開講学期・曜日・時限 後期・月・V 単位数 2
<対象学生>
All students
<授業の目的>
This course aims to enable students to understand contemporary Japanese society, including its minute details, by examining social issues from multiple sociological and anthropological perspectives. In particular, we will focus on the following.

From a "social constructionist" framework, students can examine how society (problems) have been discovered, defined, and addressed in postwar Japan.

To examine theories of Japaneseness from various perspectives and to examine frameworks for approaching social issues in Japan.

Specific issues related to family, education, gender, labor, and aging will be discussed.
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養異文化理解と外国語リテラシー自文化と異文化に対する知識と理解を基に、自己や社会のあり方について相対的視点から意見を述べることができる。
「英語」で自らの専攻分野の内容を理解し、その内容について簡単に表現することができる。
「ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語」で基礎的な内容について読み書き、口頭でのやりとり・意思疎通ができる。
B汎用能力1・コミュニケーションスキル討議力他者の意見を的確に捉え、理解の深まりや内省につながる対話ができる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1「社会構築主義」的枠組みから、戦後日本において社会(問題)がどのように発見、定義され、対応されてきたのか考察出来るようになる。A
2日本人論(日本人性にかんする理論)について多角的に考察し、日本の社会問題にアプローチする枠組みについて検討するA
3家族や教育、ジェンダー、労働や高齢化にかかわる日本の社会問題について、具体的に論じるB
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
130%6週目で実施する中間プレゼンテーションのスライドと発表内容
230%14週目で実施する期末プレゼンテーションのスライドと発表内容
340%各授業後の振り返りコメント(10%)中間レポート(10%)期末レポート(20%)
合計100% 
<授業の方法>
There will be the submission of assignments and presentations during the course.
*Depending on the situation of the pandemic, the course may be live type (online class). In that case, ZOOM will be used.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
This class will be conducted in English. Students will need to be able to participate actively in class discussions in English.
<テキスト>
  1. edited by Roger Goodman, Yuki Imoto and Tuukka Toivonen, A sociology of Japanese youth : from returnees to NEETs : pbk, Routledge, ISBN:9780415669276,
    (The Nissan Institute/Routledge Japanese studies series)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトル1週)はじめに:本授業の概要
事前学習
事後学習
なし
自身の関心の内省
授業内容授業内容の説明、授業で使用する社会構築主義的枠組みの解説
2タイトル2週)自己紹介&社会問題への社会学的アプローチ
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーションテーマ候補の選択
授業内容日本にどのような社会問題があるかを共有、社会学的なアプローチの紹介
3タイトル3週)日本社会へのアプローチ:日本人論(日本人の独自性にかんする理論)
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーション準備
授業内容日本社会を捉える視点の一つとして日本人論を導入する
4タイトル4週)日本社会に対する多角的アプローチ:日本人論批判
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーション準備
授業内容日本人論という観点から日本の社会問題をどのように捉えられるかを検討する
5タイトル5週)日本の社会問題の事例研究:若者の「ひきこもり」問題
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーション準備
授業内容「ひきこもり」問題について、「日本人論」的観点からその問題を捉える
6タイトル6週)日本の社会問題にかんする非学術的メディア報道の実例を共有(プレゼンテーション)
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーションに基づく中間レポートの執筆
授業内容日本の社会問題について、メディア報道の実例を「日本人論」的な観点から分析したものをプレゼンテーションする
7タイトル7週)日本の社会問題へのアプローチ:日本の社会問題のメディア報道を多角的に考察
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーションテーマ候補の選択
授業内容各自のプレゼンテーションを振り返り、期末プレゼンテーションに向けてどのような発展可能性があるかを検討する
8タイトル8週)母性・日本の家族のありかたを捉えなおす
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーション準備
授業内容日本の家族観や母性の捉え方から、女性の社会参加の問題を検討する
9タイトル9週)学校に通うことに困難を抱える日本の子どもたち
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーション準備
授業内容不登校が起きるメカニズムを社会学的アプローチから検討する
10タイトル10週)日本における教育と「国際化」
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーション準備
授業内容日本の教育で採用されているアプローチを国際化することのメリットとリスクを検討
11タイトル11週)LGBTQIA+:日本では認められているのか
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーション準備
授業内容LGBTQIA+の社会的受容について、日本においてはどのように実現しているかを課題とともに検討
12タイトル12週)ジェンダーと労働
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーション準備
授業内容日本社会における、ジェンダーと労働という観点からの社会参加の現状と課題を検討
13タイトル13週)高齢化社会日本の課題
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーション準備
授業内容高齢化が日本社会に与える影響を検討
14タイトル14週)日本の社会問題にかんする非学術的メディア報道の実例を共有(プレゼンテーション)
事前学習
事後学習
テキストの予習
プレゼンテーションに基づく期末レポートの執筆
授業内容日本の社会問題について、メディア報道の実例を「日本人論」的な観点から分析したものをプレゼンテーションする
15タイトル15週)まとめ
事前学習
事後学習
プレゼンテーションに基づく期末レポートの執筆
プレゼンテーションに基づく期末レポートの執筆
授業内容各自のプレゼンテーションを振り返り、期末レポートにどのような形でまとめられるか検討する
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
アンケート結果確認中
<備考>
(未登録)