授業科目名	現代教員論 (本年度非開講)
時間割番号	550010
担当教員名	梶原　郁郎／小川　巌
開講学期・曜日・時限	後期・月・VI	単位数	2
＜対象学生＞
教育実践創成専攻１年
＜授業の目的および概要＞
前期に開講された「現代学校論」の内容を踏まえ、学校教員が今日置かれている状況を理解し、教員の社会的役割、教員に求められている専門的力量のあり方等について理解する。その際、新学習指導要領を含む教育課程行政との関わりにおいて、教師の社会的役割・専門的力量に関して、情報を整理・考察することに留意する。
＜到達目標＞
（ストレートマスター）？将来のリーダーとして学校運営にも関わるための基盤として、教員の社会的役割、教員に求められている専門的力量のあり方等について理解する。？情報を収集・考察して、変化する時代状況の中で教師の社会的役割・力量について検討する。？管理職の意義について理解する。 （現職教員）？中堅リーダーとして、教員の社会的役割、教員に求められている専門的力量のあり方等について、自らの教員経験にひきつけて理解して、自らの現状のリフレクション、および将来への展望を構想する。？情報を収集・考察して、変化する時代状況の中で教師の社会的役割・力量について検討する。？管理職の意義について理解する。
＜授業の方法＞
受講者数14名程度の少人数授業の利点を活かし、講義と演習を組み合わせて行う。特に、現代教員をめぐる諸問題に関する資料を丁寧に読み、考察することを求める。
＜成績評価の方法＞
No 評価項目 割合 評価の観点 1 小テスト／レポート  30  % 振り返りレポート（各週の課題について提出）における知見の整理。  2 受講態度  20  % 授業で提示された情報に対して質問・発言・意見を述べる。  3 発表／表現等  50  % 最終レポート
＜受講に際して・学生へのメッセージ＞
特になし
＜テキスト＞
(未登録)
＜参考書＞
宇野忍編, 『授業に学び授業を創る教育心理学（第二版）』, 中央法規、2002年, (購入を薦めます。) J.S.ブルーナー 著、鈴木 祥蔵・佐藤 三郎訳, 『教育の過程』, 岩波書店、1963年, (購入を薦めます。) 石井英真, 『今求められる学力と学びとは』, 日本標準、2015年, (購入を薦めます。) 市川伸一, 『学力低下論争』, 筑摩書房、2002年, (購入を薦めます。)
＜授業計画の概要＞
現代教員が今日置かれている状況に関する資料、教員の社会的役割、教員に求められている専門的力量のあり方に関する資料等に関する講義、もしくはそれらの資料に関するプレゼンを授業前半に行い、授業後半に、実務家教員が提示する実践・研究例をも踏まえて、論点を整理して討議する。 １　イントロダクション－現代教員論の課題－（梶原・実務家教員（未定）） ２　現代教員をとりまく問題（1）－教員と教育課程行政－（〃） ３　現代教員をとりまく問題（2）－教員と地域社会－（〃） ４　教員の社会的役割－学校の社会的役割との関係－ ５　教員の専門的力量（1）－児童生徒への教科の知識理解の保障－（〃） ６　教員の専門的力量（2）－児童生徒への教科の知識理解の保障－（〃） ７　教員の専門的力量（3）－教科外の授業内容・方法－（〃） ８　教員の専門的力量（4）－教科外の授業内容・方法－（〃） ９　教育課程編成における教師の専門的資質（〃） 10　児童生徒理解における教師の専門的資質（〃） 11　校内研究会の目的・役割－教師の専門的資質形成と同僚性－（〃） 12　教師の倫理（〃） 13　学校管理職システムの現在（〃） 14　地域・保護者と教師（〃） 15　省察（〃）
＜前年度授業に対する改善要望等への対応＞