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授業科目名 臨床心理学特論
時間割番号 541031
担当教員名 田中 健史朗
開講学期・曜日・時限 前期・火・III 単位数 2
<対象学生>
大学院生
<授業の目的および概要>
 精神障害にはどのようなものがあるのか,それらの発現メカニズムはどこまでわかってきているのかについて,国内外のテキストや研究論文を読み進める。また,ディスカッションを重ねることで,個人が精神障害になるリスク要因を知り,それを支援する教育的な配慮についても理解を深めることを目的とする。
<到達目標>
精神障害についての理解を深め,どのような教育的な支援が必要であるか考えることができる。
<授業の方法>
国内外のテキストおよび研究論文を材料として、学生が自ら興味を持った精神障害について発表する。その発表を基に、各精神障害の発現メカニズムや対応する心理療法などについてディスカッションする。授業形態は,ライブ型のオンライン授業とする。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %授業で学んだことを活かしたレポートになっているか。 
2受講態度 20  %興味・関心を持って取り組んでいるか,他者の発表を聞いているか。 
3発表/表現等 30  %分かりやすい説明であるか,意味のある内容であるか。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
特になし
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 有光興記, 感情制御ハンドブック:基礎から応用そして実践へ, 北大路書房, ISBN:9784762831829
<授業計画の概要>
学生の発表を中心に、ビデオ教材やディスカッションを交えて精神障害の理解を深める。

1 授業の概要
2 精神障害の歴史
3 メンタルヘルス上の問題を測定するアセスメントと研究方法
4 精神障害の知識の獲得:不安障害
5 精神障害の知識の獲得:解離性障害と身体表現性障害
6 精神障害の知識の獲得:心理生理的障害
7 精神障害の知識の獲得:気分障害
8 精神障害の知識の獲得:統合失調症
9 精神障害の知識の獲得:物質関連障害
10 精神障害の知識の獲得:人格障害
11 発達障害の知識の獲得:児童・思春期に特有な情緒的および行動的障害
12 発達障害の知識の獲得:学習障害・自閉性障害
13 精神障害のメカニズムに関するパラダイム理解(精神分析・人間性心理学)
14 精神障害のメカニズムに関するパラダイム理解(学習理論・生物学的理論)
15 まとめ
<前年度授業に対する改善要望等への対応>
前年度非開講