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授業科目名 障害児教育研究法
時間割番号 STS430
担当教員名 松下 浩之/小畑 文也/永田 真吾
開講学期・曜日・時限 前期・火・III-IV 単位数 1
<対象学生>
特別支援教育特別専攻科Aコース
<授業の目的>
心理学に必要な統計学の基礎を学ぶこと、心理学の基礎的な実験を行い、実験方法の手続き、結果の処理方法、レポートや論文の書き方などを学ぶこと、さらに障害児の診断と治療に必要な知能検査や性格検査など各種の心理検査の成り立ちを学び、心理検査の実習を行うことを通して、障害児に対する心理学的な教育研究の方法や倫理的配慮について概説する。知的障害者,肢体不自由者,病弱者を対象とした教育研究の方法について学ぶための基盤となる授業である。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
特別支援教育特別専攻科向け
記号コンピテンシー(能力・資質) 
A専門知的障害・肢体不自由・病弱児教育知的障害・肢体不自由・病弱児の心理、生理・病理、および知的障害・肢体不自由・病弱児の教育課程および指導法を理解している。
B実践的技能子ども理解に基づき指導計画を作成して、授業を適切に展開できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
支援
1知的障害者,肢体不自由者,病弱者等を対象とした教育研究の方法についての基礎を習得する。。A
2心理検査法やアセスメントの方法,それらに必要な統計学の基礎を習得する。B
3教育研究における倫理的配慮についての知識を習得する。A
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
140%演習内容から総合的に評価する
230%演習内容から総合的に評価する
330%演習内容から総合的に評価する
合計100% 
<授業の方法>
オムニバス形式で行う。担当教員の指導の下、各種心理実験・調査・心理検査などの実習、演習を行う。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
欠席すると演習ができず、レポートにまとめることができないので、注意してください。
本授業は学部学生との合同で実施します。
学部生の教育実習による公欠等に対応するため、一部を集中形式で実施することがあります。
初回授業で調整しますので、実習期間以外の土日の日程(4月中旬~8月上旬)をあけておいてください。
教員採用試験日程については、移動日を含めて重ならないように配慮いたします。
<テキスト>
  1. 松原 達哉(編著), 心理テスト法入門―基礎知識と技法習得のために, 日本文化科学社, ISBN:4821063603
  2. 松原 望, はじめよう!統計学超入門 (知識ゼロでもわかる統計学), 技術評論社, ISBN:4774145203
  3. ダレル・ハフ(著)/高木 秀玄(翻訳), 統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門, 講談社, ISBN:4061177206
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルガイダンス・障害のある子ども(知的障害・肢体不自由・病弱)を対象とした研究方法の概観(松下)
事前学習
事後学習
事前学習:特になし
事後学習:授業内で指示
授業内容15週全30コマの授業計画等の詳細や成績評価の方法について説明する。
障害児教育研究に関連して、研究論文をいくつか紹介し、研究方法を概観する。
2タイトル障害のある子ども(知・肢・病)を対象とした心理・教育研究における倫理的配慮(松下)
事前学習
事後学習
事前学習:授業内で指示
事後学習:授業内で指示
授業内容障害児教育研究における倫理的配慮についてインフォームドコンセントやデータの取り扱い、文献の引用方法などを中心に概説する。
3タイトル障害のある子ども(知・肢・病)を対象とした文献研究の方法(松下)
事前学習
事後学習
事前学習:授業内で指示
事後学習:授業内で指示した課題を提出する
授業内容障害児教育研究を行う際に引用する文献について、その種類や性格、引用の際の留意点から、メタ分析などの研究方法を含めて概説する。また、図書館での資料の入手方法やインターネットジャーナルの使い方について実習する。
4タイトル障害のある子ども(知・肢・病)を対象とした行動データの収集と分析方法(松下)
事前学習
事後学習
事前学習:授業内で指示
事後学習:授業内で指示
授業内容行動観察法として、事象見本法やABC分析、タイムサンプリング法などについて概説し、実習する。
5タイトル障害のある子ども(知・肢・病)を対象とした単一事例研究法とグラフの作成方法(松下)
事前学習
事後学習
事前学習:特になし
事後学習:授業内で指示
授業内容単一事例の実験デザインについて概説し、表計算ソフトを用いた行動データの分析方法、折れ線グラフの作成方法を実習する。
<備考>
(未登録)