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授業科目名 国際保健・看護学特論
時間割番号 PDN708 B
担当教員名 宮本 和子
開講学期・曜日・時限 前期・火・VI 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的および概要>
世界に広がる「容認できない健康格差」を対象とし、その解決のために看護が果たす役割と課題について検証する。
<到達目標>
1.国際保健活動の取組みの概要と課題を述べることができる。
2.国際保健活動の中で看護が果たす役割と課題を記述できる。
3.国際保健上の課題解決のために必要な国際協調の重要性を理解できる。
4.国際的な課題に主体的に取り組み、自ら思考しながら学修できる。
5.国際看護と日本国内での看護実践を比較・考察し、看護質の向上について検討できる。
<授業の方法>
-講義により基本事項を共有
-事前提示資料を基に自己学習し、当日参加者間討議を行う
-受講者自身の疑問・課題を整理し、発表・共有・討議を行う
授業実施形態:面接型とオンラインによるライブ授業を中心に実施する。状況により適宜、両者を調節する。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %授業内に実施するワークシートや小レポート等、最終レポートの内容を評価する。 
2受講態度 30  %授業参加態度、討議参加態度を評価する。 
3発表/表現等 20  %授業内での発言、小プレゼンテーションの内容・方法を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
看護の多様性と可能性に触れていただける授業にしたいと思いっています。
<テキスト>
  1. 日本国際保健医療学会 編, 国際保健医療学 第3版, 杏林書院, ISBN:9784764405318
  2. 丸井英二, 森口育子, 李節子編, 国際看護・国際保健, 弘文堂, ISBN:9784335760167,
    (2012年出版)
<参考書>
  1. David Werner, Where there is no Doctor, Macmillan Education, ISBN:9780333516515
  2. FASID, PCM participatory Planning, FASID
<授業計画の概要>
第1回 ガイダンス
第2回 国際保健を理解する上で必要となる基礎事項
第3・4回 国際保健で重要な健康課題1:母子保健
 第3回 母子保健の基礎知識
 第4回 母子保健の実践活動検討
第5・6回 国際保健で重要な健康課題2:感染症
 第5回 国際保健における感染症の基礎知識
 第6回 感染症の実践活動検討
第7・8回 国際保健で重要な健康課題3:近年のトピック
 第7回 WHO等からの情報収集
 第8回 近年の課題の特徴を検証する
第9・10回 生態人類学からみた国際保健
 第9回 生態人類学とは
 第10回 生体人類学から見た国際保健の課題
第11・12回 在日外国人支援について考える
 第11回 在日外国人の現状
 第12回 保健医療看護の視点から在日外国人支援を考える
第13回 国際保健に関連する国際協調
第14回 国際保健における看護の役割
第15回 全体まとめ

※受講者の国際保健や国際看護に関する事前準備性や実践経験の有無等を確認の上、適宜上記内容を調整する。