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授業科目名 | 英語科の本質と目標・内容構成 | ||||||||||||||||||
時間割番号 | KSU509 | ||||||||||||||||||
担当教員名 | 古家 貴雄/田中 武夫/奥村 直史/堀田 誠/加藤 千晶/磯部 美和 | ||||||||||||||||||
開講学期・曜日・時限 | 前期・月・III | 単位数 | 2 | ||||||||||||||||
<対象学生> | |||||||||||||||||||
1・2年 | |||||||||||||||||||
<授業の目的および概要> | |||||||||||||||||||
自己のこれまでの被教育体験・指導経験を振り返った上で,英語科の目標・目的と授業内容の関係の視点から実際の授業を分析する。そうして把握した具体的レベルの英語の授業実践の多面な面を関連学問領域を含めた英語科に関わる研究・理論から検討する中で,実践知・経験知・理論知との融合や往還を図る。 | |||||||||||||||||||
<到達目標> | |||||||||||||||||||
英語科の教育目的・目標について,英語科に関連した学問領域,自己の過去の教育経験や実践経験,さらには英語科教育の教科に対する過去から現代までの時代的要請の変遷を鑑みながら認識し,英語科の有るべき姿を考え,自己の英語教育観を育てながら,教育の目的・目標の授業実践の方法・内容への反映のさせ方を模索する。それを踏まえて,自他の授業実践を論理的,原理的,分析的に解釈し,改善していく力の基礎を養う。また、関連学問領域の学びを通じ、 英語科教育に必須の異文化理解を深める ・英語科の教育目的・目標の背後にある教科に関する基本的な思想や原理や関連学問領域と内容構成の関係を理解する。 ・英語科の教育目的・目標の背後にある思想や原理や関連学問領域と内容構成の間の関係を視点に,自他の授業実践を分析し,その特質を説明しながら自己の授業を改善することができる(現職教員)。 ・英語科の教育目的・目標の背後にある思想や原理や関連学問領域と内容構成の間の関係を視点に,自他の授業実践を自分の経験を踏まえながら理論的,分析的に位置づけ,より理想的な姿をイメージすることができる(ストレートマスター)。 |
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<授業の方法> | |||||||||||||||||||
講義・演習 前半は、時間毎のテーマに関する理論的な講義、その後、テーマに関するレポートを行ってもらい、その後、議論や演習を行う。授業は研究者教員と実務家教員とのティーム・ティーチングで行う。 |
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<成績評価の方法> | |||||||||||||||||||
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<受講に際して・学生へのメッセージ> | |||||||||||||||||||
毎回の授業テーマについての知識をまずは深めてもらいたい。次に、理論をどのように実践に生かすかをよく考えて学んでもらいたい。また、実践に関する自己のアイディアを大切にしてもらいたい。授業改善の方法も学んでもらいたい。 | |||||||||||||||||||
<テキスト> | |||||||||||||||||||
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<参考書> | |||||||||||||||||||
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<授業計画の概要> | |||||||||||||||||||
1回:イントロダクション(英語科の授業の特長とは何か):これまで受けてきた/指導してきた英語科教育(古家・小川・実務家教員(ゲストスピーカ)) 第2回:英語科は何のために学ばれ,どのような資質や能力が育成されるべきか(英語科の目的・目標と到達度):英語教育の目的論と到達度の指標について学び,小・中・高でどのような内容が学ばれるべきかを議論する(古家・田中・小川) 第3回:英語科に関わる関連学問領域(1)(言語学・英語学):英語科における言語学や英語学との関連を考え、それが文法指導に関連した授業内容をどのように下支えするかを考える(松岡・田中・小川))。 第4回:英語科に関わる関連学問領域(2)(英米文学):言語表現や異文化への根本的理解を涵養する授業作りのために,英語科における英米文学との関連を考え,それがテキスト選択の検討やテキスト理解に関連した授業内容をどのように下支えするのかを考える(沢田・奥村・小川)。 第5回:英語科に関わる専門的学問領域(1)(第二言語習得):英語学習におけるインプット・アウトプット・インターラクションの特長等,英語の習得プロセスについて学び,それらを促進させる指導方法や活動内容を考える(古家・松岡・小川)。 第6回:英語科に関わる専門的学問領域(2)(学習者要因・学習者論):学習者を積極的にコミュニケーションに関与させる教室作りや教材、教師の姿勢や態度について学び,議論する(古家・田中・小川))。 第7回:英語科に関わる専門的学問領域(3)(評価論):英語科の英語能力や学力論から始まり、授業目標に合った評価法やテスティングについて理解し、評価規準やテスト作成方法を検討する(田中・小川・実務家教員(ゲストスピーカ))。 第8回:教材論と教材分析(1):特に文法指導のための教材を取り上げる(田中・松岡・小川)。 第9回:教材論と教材分析(2):特に読み物教材を取り上げる(沢田・奥村・小川)。 第10回:授業改善の理論と方法:授業分析の視点を提示し,授業リフレクションの方法を学び,ケーススタディを行う(古家・田中・小川)。 第11回:授業の評価と授業改善(1):他者の授業を分析・評価し,改善の提案をする(古家・小川・実務家教員(ゲストスピーカ))。 第12回:授業の評価と授業改善(2):他者の授業を分析・評価し,改善の提案をする(田中・小川・実務家教員(ゲストスピーカ))。 第13回:授業の評価と授業改善(3):各自が作った授業指導案を分析・評価し,授業の改善を検討する(古家・小川・実務家教員(ゲストスピーカ))。 第14回:授業の評価と授業改善(4):各自が作った授業指導案を分析・評価し,授業の改善を検討する(古家・小川・実務家教員(ゲストスピーカ))。 第15回:総括:教育目的や目標をどのように年間指導計画や実際の授業に反映させるか,その総括的議論を全員で行う(古家・田中・沢田・奥村・松岡・小川・実務家教員(ゲストスピーカ)。 |