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授業科目名
担当教員
熱工学特論
武田 哲明/鳥山 孝司/舩谷 俊平
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
GTM501 2 (未登録) 1 前期 III-IV
[概要と目標]
様々な工業的分野において除熱・乾燥・空調など、伝熱・熱交換を利用した機器が幅広く利用されている。本講義では、これらの機器の構造を理解するとともにモデル化などを用いた熱設計法について学ぶとともに熱流体計測法を身につける。さらに、現在のエネルギー事情を踏まえ、熱エネルギーの移動、貯蔵、変換方法など、実用化されたシステムを中心に熱エネルギーを有効に利用する手法を理解することを目標とする。
[到達目標]
1.熱交換器・伝熱機器などの構造及び熱設計法を理解すること。
2.伝熱問題のモデル化と設計方法を理解すること。
3.各種エネルギーの特徴と熱エネルギーの生成、変換、利用方法を理解すること。
4.世界及び日本のエネルギー事情を理解し、エネルギーセキュリティの観点から、将来のエネルギー問題を考察できること。
[必要知識・準備]
学部における熱力学、伝熱工学、流体工学等の熱、流体に関する知識を修得していることが望ましい。
[評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 100  %与えられた課題の結果とその理解度 
[教科書]
  1. 日本機械学会, JSMEテキストシリーズ 伝熱工学, 丸善, ISBN:978-4888981200
[参考書]
  1. 日本機械学会, 伝熱工学資料 改定第5版, 丸善, ISBN:978-4-88898-184-2
  2. 日本機械学会, JSMEテキストシリーズ、演習伝熱工学, 日本機械学会, ISBN:978-4-88898-170-5
  3. 日本機械学会, 機械工学便覧基礎編α5 熱工学, 丸善, ISBN:4-88898-151-5
[講義項目]
第1回:講義の概要と目標、伝熱の基礎
第2回:無次元数・次元解析
第3回:熱交換器の基礎及び設計方法
第4回:伝熱問題のモデル化(測定精度・温度推定)
第5回:伝熱問題のモデル化(ふく射・凝縮)
第6回:国内外のエネルギー事情
第7回:熱エネルギー伝達の具体例と効率評価(熱伝導、強制対流、自然対流、熱放射)
第8回:熱エネルギーの変換システム
第9回:具体的な熱エネルギー利用技術(火力、原子力)
第10回:具体的な熱エネルギー利用技術(太陽、風力、地熱、地中熱など)
第11回:具体的な熱エネルギー利用技術(内燃機関)
第12回:具体的な熱エネルギー利用技術(冷暖房機器)
第13回:熱流体の計測と可視化(1)
第14回:熱流体の計測と可視化(2)
第15回:燃費と排ガス問題,総括評価,まとめ