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授業科目名 不妊症学特論
時間割番号 GLB517
担当教員名 小川 達之
開講学期・曜日・時限 後期・木・IV 単位数 1
<対象学生>
胚培養士を志す学生
<授業の目的および概要>
妊娠に関わる生理学や、実際に生殖補助医療がどのように臨床現場で活かされているかを学び、これまでとこれから学ぶ発生工学などの理解を深める。培養室での生殖補助医療のみに留まらない、不妊治療に関する広い知識を身につける。
<到達目標>
不妊治療の概要を説明できる。
不妊症をはじめとして、どのような患者にどのように生殖補助医療が適応されているか説明できる。
<授業の方法>
国内外の論文を含めた講義プリントを教材とする。
対面講義、あるいはZOOM等を用いたオンライン講義で行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 70  %不妊治療の概要や、臨床現場における生殖補助医療の理解度を評価する。 
2小テスト/レポート 30  %講義内容から発展する思考力を評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
不妊治療の臨床現場の雰囲気をお伝えしたいと思っています。
参考書は講義の内容を補完あるいは理解を深めるのに役立ちますが、必ずしも購入する必要はありません。
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 医療情報科学研究所編, 病気がみえる 婦人科・乳腺外科 第4版, Medic Media, ISBN:4896327128,
    (2018年出版 病気がみえる / 医療情報科学研究所編, vol. 9)

  2. 医療情報科学研究所編, 病気がみえる 産科 第4版, Medic Media, ISBN:4896327136,
    (2018年出版 病気がみえる / 医療情報科学研究所編, vol. 10)

  3. 日本卵子学会編集, 生殖補助医療(ART) : 胚培養の理論と実際, 近代出版, ISBN:4874022324,
    (2017年出版)

  4. 荒木康久著, 生殖補助医療技術学テキスト, 医歯薬出版, ISBN:4263226720,
    (2015年出版)
<授業計画の概要>
1、 内分泌と月経、プレコンセプションケア、(妊娠から出産含)
2、 不妊症の背景(卵巣予備能のリスク因子、不妊症における検査、PCOS、子宮内膜症など)
3、 実際の一般不妊治療 (不妊治療のスケジュール、人工授精、排卵誘発の理論とプロトコール)
4、 男性不妊症と治療
5、 胚移植の実際と妊娠(生殖補助医療含)
6、 不育症(着床前診断含)
7、 がん生殖医療
8、 不妊治療の今後の課題(また胚培養士に求められるもの)