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授業科目名 情報処理及び実習
時間割番号 CDS004
担当教員名 鳥山 孝司/杉山 裕文
開講学期・曜日・時限 前期・月・I-2-II-2 単位数 2
<対象学生>
機械工学を学ぶ1・2年次生
<授業の目的>
 本講義では,ディジタル社会の「読み・書き・そろばん」に相当する「Officeソフト及びデータ処理」の基礎知識と基本技能を習得することを目的とする.これらは,現代科学の急速な発展によって,これまでの手作業にとって代わりつつあるものである.また,我々の身の回りにはビッグデータと呼ばれるような多くの情報があり,それらを分析・活用することは,今後,社会で活躍するうえでは必須な能力となる.本講義では,それらを踏まえ,現段階で機械工学科の学生として最低限身につけておくべき情報処理の基礎教養の修得を目標としている.
 具体的には,講義の前半では,実験でのレポート作成や卒業論文の実施に必須となるWindowsおよびOfficeソフトウェアの基本操作について学ぶとともに,演習を通して学術的な文章やグラフなどを作成することで,自らの考えを発信するための能力を身につける.講義の後半では,実験や調査などで得られるデータの活用法としてExcelを用いた基礎的なデータ処理の学習を行う.また,その演習として,流通・金融・サービスなどの中で比較的身近にある事象に関するデータを分析する実習を行うことで,適切な手法でデータを分析するとともに,それを説明できる能力を身につける.
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通汎用能力1・コミュニケーションスキル文章表現力適切な手順を踏んで学術的な文章を書くことができる。
B2・情報リテラシー情報倫理力情報を倫理的、合法的に収集・活用できる。
C3・数量的リテラシーさまざまな情報を統計学的手法などにより、数理的に表現・分析できる。
D4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
工学部>機械工学科向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
ME-A共通汎用能力1・コミュニケーションスキル文章表現力適切な手順を踏んで学術的な文章を書くことができる。
ME-B2・情報リテラシー情報倫理力情報を倫理的、合法的に収集・活用できる。
ME-C3・数量的リテラシーさまざまな情報を統計学的手法などにより、数理的に表現・分析できる。
ME-D4・論理的思考力情報を多面的・客観的にとらえ、筋道を立てて根拠を示しながら説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通ME
1WindowsおよびOfficeソフトの基本操作を身につけること.AME-A
2Officeソフトの課題に取り組み,機械工学科での今後の活用(レポート作成や発表などを指す)に役立てられる能力を身につけること.BME-B
3Excelを用いたデータ処理(統計処理)の基礎を身につけること.CME-C
4データ処理(統計処理)の課題に取り組み,その内容について説明できること.DME-D
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%Officeソフトの演習について十分に理解し,課題に取り組めること.
220%Officeソフトの課題において,収集した情報を学術的かつ適切な表現で作成できること.
330%データ処理(統計処理)の演習について十分に理解し,課題に取り組めること.
430%データ処理(統計処理)の課題において,収集した情報を適切な方法で分析し,説明できること.
合計100% 
<授業の方法>
・毎回,学修の進め方、関連資料、操作例の動画(演習内容),課題などの必要事項は Moodle を通して連絡する.
・学生は動画を見ながら演習を行い,その応用として,課題に取り組む.なお,その成果物は, Moodle を通して提出する.
・演習時間中は Zoom もしくは Teams を通して質問を受けられるようにしているので,操作法が分からないときには,それらの機能を用いてリモートで教員やTAが操作などをすることで,教授する.
・第14回目に各回の課題について再度取り組む回を設定しており,フィードバックで評価の低かった課題に対して修正を行うことで,より高い能力を身につける.
<受講に際して・学生へのメッセージ>
学生実験や卒業論文ではMS Officeの使い方の基礎を熟知しておく必要がある.また,その中で得られたデータを適切に処理する能力は必須であるため,1年次生のうちに本講義でその基礎を学んでおくことが望ましい.
<テキスト>
  1. 杉本くみ子, 大澤栄子著, Office 2021, 実教出版, ISBN:9784407359435,
    (2022年出版 30時間アカデミック)

  2. 米谷学著, 7日間集中講義!Excel統計学入門 : データを見ただけで分析できるようになるために, オーム社, ISBN:9784274218880,
    (2016年出版)
<参考書>
(未登録)
<授業計画の概要>
1タイトルコンピュータの概要および情報リテラシーについて
事前学習
事後学習
事後学習:
 Moodle を通して課題を提出する練習をすること.
 また,第14回目講義までに,情報倫理のオンライン課題に取り組むこと.
授業内容コンピュータの基礎
 ・コンピュータの構成
 ・記憶装置
 ・インターネットの基礎
Windowsの基本操作
 ・フォルダやファイルの管理
 ・文字の入力
ネットワークと情報セキュリティ
情報プレースメントテスト
2タイトルWord の基本操作その1
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容Moodle の操作
 ・課題提出方法
Word の基本操作
 ・文書の作成方法
 ・書式の変更
 ・印刷
 ・表の作成
3タイトルWord の基本操作その2
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容・文書の編集
・表現力をアップする
・長文作成をサポートする
4タイトルExcel の基本操作その1
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容・表の作成
・オートフィル
・関数の使用方法
5タイトルExcel の基本操作その2
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容・グラフと図形
・データの並び替え・抽出
6タイトルPowerPoint の基本操作・レポートの作成方法
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容PowerPoint
 ・プレゼンテーションの作成
 ・図やオブジェクトの挿入と編集
レポート作成方法
 ・文章の階層化
 ・ページ設定・スタイル
 ・目次・索引
7タイトル中間評価と課題解説
事前学習
事後学習
事前学習:
 これまでの演習,課題を再確認すること.
事後学習:
 十分にできなかった問題について復習をすること.
授業内容これまでの演習,課題が十分に理解でき,取り組めるかの確認.
8タイトルWordの応用及びデータ処理の演習その1
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容・Wordによる数式の記述方法
・Excelでの実験データの読み込み及び作図
・基本統計量
9タイトルデータ処理の演習その2
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容・推測統計学の基礎
・検定統計量
10タイトルデータ処理の演習その3
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容・相関・回帰分析の基礎
・無相関の検定
11タイトルデータ処理の演習その4
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容・重回帰分析の基礎
12タイトルデータ処理の演習その5
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容・時系列分析の基礎
・近似
・外挿
13タイトルデータ処理の演習その6
事前学習
事後学習
事前学習:
 演習の動画を視聴し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 完成しなかった課題を完成させ,提出すること.
授業内容・判別分析の基礎
14タイトル情報リテラシーの復習
事前学習
事後学習
事前学習:
 課題のフィードバック結果を確認し,質問が必要と思われる所を明らかにしておくこと.
事後学習:
 講義時間内に完成しなかった修正用の課題を完成させ,提出すること.
授業内容これまでの課題を振り返り,高い完成度の課題に修正する.
15タイトル総括評価・まとめ
事前学習
事後学習
事前学習:
 これまでの演習,課題を再確認すること.
授業内容これまでの演習,課題が十分に理解でき,取り組めるかの確認.
<備考>
(未登録)