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授業科目名 富士山学
分類・系統自然科学 科学系
時間割番号 CAN039
担当教員名 秦 康範/菊地 淑人/中村 高志/吉本 充宏/内山 高/北原 正彦/本多 亮/山本 真也/安田 泰輔/石峯 康浩
開講学期・曜日・時限 後期・月・II 単位数 2
<対象学生>
全学生対象
<授業の目的>
世界遺産富士山をとりまくさまざまな知の体系を学習し、多様な視点を養うことを目的としています。

※本科目は、令和3年度以前の入学者に対しては「地域課題解決人材育成プログラム対象科目」です。
※本科目は、令和3年度以前の入学者に対しては「やまなし未来創造教育プログラム対象科目」です。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B様々な学問分野の考え方当該科目の学問分野(人文・社会・自然・健康科学等)の考え方を説明できる。
C地域理解自らの生活の場である地域の特色・課題を説明できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1富士山について重要な基礎事項を説明できるA
2富士山について自然科学・社会科学・人文科学の各学問分野の考え方を説明できるB
3富士山の魅力を県外の人に具体的に説明することができる。C
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
120%レポート課題で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
260%レポート課題で該当する項目を正しく説明できたか否かを評価する
320%レポート課題で自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する
合計100% 
<授業の方法>
「ライブ型」の授業を基本とするが、場合により「オンデマンド型」で実施することもある。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
世界遺産富士山について、皆さんはどの程度知っていますか? 本講義では、富士山についての自然科学的、社会科学的、人文科学的な知の体系を学ぶことができます。学内教員のみならず、学外から様々な分野の専門家をお呼びします。名付けて富士山学。2018年新設の講義です。皆さんには、富士山の魅力を自分の言葉で発信できる人になってもらいたいと思います。
<テキスト>
  1. なし
<参考書>
  1. 山梨県富士山科学研究所著, 富士山境目図鑑 : 境目だから面白い、五合目の地質と動植物, 丸善出版, ISBN:4621305115,
    (2020年出版)
<授業計画の概要>
1タイトルイントロダクション
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、授業の振り返りをMoodleに記入する
授業内容・この授業全体の到達目標、授業の進め方、課題提出の仕方、成績評価の仕方に関する説明を行う
・富士山に関して知っていることを確認する
2タイトル火山としての富士山
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・富士山の特徴、火山としての富士山、富士山の成り立ち、火成岩、マグマだまり、地震活動、富士山の位置、活火山分布、活動様式、噴火様式、噴火記録、大地震と噴火、噴火回数、噴火の規模、噴火現象、降灰、防災、
3タイトル富士山の火山防災
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・活火山、噴火の歴史、噴火の回数、記録に残る富士山噴火、貞観噴火、宝永噴火、大規模降灰、火山災害の特徴、リスクコミュニケーション、噴火対策、
4タイトル富士山の噴火予測
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・噴火予測、火山災害の特徴、多様な噴火現象、三角点、水準測量、GNSS、地殻変動、電磁気探査、重力、地震観測、火山観測
5タイトル富士山の水
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・流域、桂川流域、地下水の起源、水循環、硝酸イオン
6タイトル富士山と水環境
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・富士山の水、水とは、表層部での水循環、流域、地下水、湧水、ヘキサダイアグラム、地下水・湧水利用、
7タイトル富士五湖の環境
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・富士五湖、名前の由来、貞観噴火、せのうみ、湖の起源、富士五湖から見た富士山、水文科学的特徴、水質
8タイトル富士山の生態系1:植物生態
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・森林、植生、富士山の特徴、富士山の植物の特徴、高山植物、植物群落、森林限界
9タイトル富士山の生態系2:動物生態
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・生態系の特徴、蝶類の調査、ニホンジカ、温暖化、外来種、希少蝶類、健全な生態系
10タイトル富士山と信仰
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・信仰の対象、信仰の歴史、遙拝、登拝、登山、信仰から観光へ、世界文化遺産登録
11タイトル富士山の縄文遺跡、富士講
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・縄文時代と火山活動、富士吉田市の地質、遺跡、土器、富士講、登山口と御師、上吉田の水源
12タイトル富士山と観光・交通
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・富士山エリアと観光客、観光路線、新倉山浅間公園、ロープウェイ、高速バス、インバウンド、富士急ハイランド
13タイトル富士山と世界遺産
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・UNESCO、世界遺産、世界遺産条約、世界遺産委員会、遺産の種類、推薦書、登録基準、マネジメント、保全状態報告、遺産影響評価(HIA)
14タイトル富士山と登山・山岳救助
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、課題レポートを作成しMoodleに提出する
授業内容・山梨百名山、山岳遭難、死者件数、山岳遭難の特徴、遭難発生状況、救助活動の実態、データから見る富士山、位置情報
15タイトルまとめ
事前学習
事後学習
・授業前に、Moodleで配付した資料を確認する
・授業後に、授業の振り返りをMoodleに記入する
授業内容全体総括とまとめを行う
<実務経験のある教員による授業科目の概要>
各分野の専門家を学内のみならず、学外からお呼びし、各分野の実務経験を踏まえた実践的教育を行ってもらいます。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<備考>
(未登録)