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授業科目名 教養としてのジェンダー
分類・系統健康福祉 社会系
時間割番号 CAH026
担当教員名 角田 聡美
開講学期・曜日・時限 前期・金・III 単位数 2
<対象学生>
(未登録)
<授業の目的>
 近年、性の多様性が叫ばれています。また、SDGsの17目標の1つにジェンダー平等が掲げられています。こうした社会の動きを自分の言葉で説明できることを授業の目的としています。
 ジェンダーは、現代社会に生きる私たちに必要な基本的な概念です。自分の考えを作るためには知識の習得とともに、異なる価値観をもつ人びとへの傾聴力が必要となります。グループディスカッションを通して、性に関する事項を幅広く理解していきます。
<本授業科目による獲得・涵養が特に期待されるコンピテンシー>(能力・資質)
全学共通教育科目向け
記号コンピテンシー(能力・資質)説明 
A共通教養多様な知識の獲得単位を取得した教養教育科目の概要と、重要な基礎的事項を説明できる。
B汎用能力1・コミュニケーションスキル傾聴力相手の意見を丁寧に聴き、その意味・意図を自分自身で表現できる。
<到達目標>  到達目標とは
目標NO説明コンピテンシーとの対応
共通
1多様な知識の獲得をするための基礎として、ジェンダー概念を活用できることを目標とします。A
2 ジェンダー概念を基礎として、他者理解の態度を示すことができること。B
<成績評価の方法>
目標No割合評価の観点
160%テスト・リアクションペーパーから、自らの言葉で具体的に説明できたか否かを評価する。
240%グループディスカッションへの参加態度、グループ発表における発表内容で評価する。
合計100% 
<授業の方法>
毎回、リアクションペーパーの提出を行います(授業内容の確認と質疑応答のため)。
複数回、グループディスカッションと発表を求めます(到達目標確認のため)。
ライブ型で行います。学生間でグループディスカッションを行いますので、声の出せる場所で受講して下さい。
<受講に際して・学生へのメッセージ>
(未登録)
<テキスト>
(未登録)
<参考書>
  1. 伊藤公雄, ジェンダーの社会学, NHK出版, ISBN:978-4-595-30851-2
<授業計画の概要>
1タイトルオリエンテーション
事前学習
事後学習
・授業の振り返りをリアクションペーパーで提出します。
授業内容・授業の目的、進め方などの説明をします。
・「ジェンダー」という言葉の成り立ちについて講義し、自分の言葉で説明ができるようにします。
2タイトルジェンダーと生物学的な性差
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・ジェンダー概念の理解と性別の線引きについて考えます。
・「生物学的に2つの性別」から多様性へと変化してきた経緯を講義します。
3タイトル文化の中のジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・文化的・歴史的に異なるジェンダーを学習します。
・国や時代によって「男らしさ」と「女らしさ」に違いがあることを講義します。
4タイトルセクシュアリティとジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・セクシュアル・ライツを理解します。
・性の視点はいくつかありますが、セクシュアリティに焦点を絞って講義します。
5タイトル子どものジェンダー化
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・子どもの発達におけるジェンダーの影響を考えます。
・子どもたち同士、またその周囲からの影響について講義します。
6タイトル物語にみるジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・物語と社会との関連性を学習します。
・主人公やその他の登場人物の描かれ方の変化を講義します。
7タイトル女らしさ、男らしさ
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・らしさが構築される過程を考えます。
・近代的な男女のらしさが構築された過程を講義します。
8タイトル性暴力とジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・DVの現状把握と予防方法について学習します。
・セクシュアル・ライツと関連しながら、DVの種類などについて講義します。予防・相談方法についても説明します。
9タイトル摂食障害とジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・摂食障害において、女性患者が多い理由を考えます。
・社会的に見られる美しさと身体について講義します。
10タイトル教育とジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・教育におけるジェンダー・バイアスを認識します。
・ジェンダー・トラッキングやその是正について講義します。
11タイトルキャリアと労働のジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・ワーク・ライフ・バランスが目指される理由を考えます。
・ライフデザインの観点から、職業について講義します。
12タイトルスポーツとジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・スポーツに見られるジェンダー問題を明らかにします。
・身体活動であるスポーツの場面に焦点を絞り、ジェンダーの問題を講義します。
13タイトル結婚とジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・結婚が社会的なものであることを認識します。
・ライフデザインの観点から、結婚について講義します。
14タイトル家族と家事のジェンダー
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容・近代家族の成立と現代社会への影響を学習します。
・家族とは何か、結婚と関連づけて講義します。
15タイトル総括評価・まとめ
事前学習
事後学習
・講義終了後、リアクションペーパーを提出します。
授業内容これまでの授業についてのまとめを行います。
<JABEEプログラムの学習・教育目標との対応>
《土木環境工学科》
(A) 技術者の責務の自覚
 様々な知識を修得し、技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者の社会に対する責任を理解して、これを説明することができる。
<備考>
講義のタイトルは、学習順序を示すものではありません。様子を見ながら適宜変更します。