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授業科目名 地球科学特論演習II
(本年度非開講)
時間割番号 544094
担当教員名 福地 龍郎
開講学期・曜日・時限 後期・火・VI 単位数 2
<対象学生>
1年
<授業の目的および概要>
地球科学特論II の内容を踏まえた上で,地震および断層の物性に関する国内外の論文や教科書を講読し,地震現象に対する理解をさらに深める。また,文献レビューを通じて文献の内容を正しく理解する力を養うと共に,プレゼンテーション能力の向上を図る。
<到達目標>
地震や断層に関する国内外の文献の内容を正確に理解できるようになる。また,英語文献のレビューおよびプレゼンテーションを通じて英語能力の向上を目指す。
<授業の方法>
講義及び演習形式で行う。
<成績評価の方法>
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 40  %課題レポートの内容で評価する。 
2受講態度 20  %議論への参加度により評価する。 
3発表/表現等 40  %発表内容により評価する。 
<受講に際して・学生へのメッセージ>
地震を予測するために何をすれば良いのか共に考えて行こう!
<テキスト>
  1. Aiming Lin, Fossil Earthquakes: The Formation and Preservation of Pseudotachylytes, Springer
  2. S. D’Amico (ed.), Earthquake Research and Analysis: Seismology, Seismotectonic and Earthquake Geology, INTECH
<参考書>
  1. Laboratory for Earthquake Chemistry, Faculty of Science, University of Tokyo (ed.), Earthquake Chemistry: collected papers, The University of Tokyo
  2. J. G. Spray, A physical basis for the frictional melting of some rock-forming minerals (Tectonophysics Vol.203, p.205-221, 1992), Elsevier
<授業計画の概要>
第1回:地震物性学序論
第2回:シュードタキライトの産状と内部組織
第3回:シュードタキライトの成因:溶融説対粉砕説
第4回:摩擦溶融実験によるシュードタキライトの生成
第5回:地震エネルギー配分
第6回:サンアンドレアス断層熱流量パラドックス
第7回:断層摩擦熱による流体熱膨張と流動化
第8回:断層摩擦熱の計測法1:電子スピン共鳴法
第9回:断層摩擦熱の計測法2:ビトリナイト反射率法
第10回:断層摩擦熱の計測法3:流体包有物法
第11回:地震に伴う自然現象1:電磁気現象
第12回:地震に伴う自然現象2:水素発生
第13回:地震に伴う自然現象3:ラドン異常
第14回:地震に関する最近のトピックス
第15回:まとめ