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授業科目名
担当教員
教育課程論
高橋 英児/小野田 亮介/小畑 文也/吉井 勘人/松下 浩之/永田 真吾/奥村 直史/相澤 康隆/尾藤 章雄/中村 宗敬/福地 龍郎/山際 基/加藤 朋之/木島 章文/安藤 大輔/金沢 翔一/手塚 芳一/阪根 英人/居島 薫/佐藤 哲也/東海林 篤
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TPT306 2 教員免許状関係科目 2,3,4 前期 I
[概要]
 学校教育における教育課程の編成および実現プロセスに関する学校臨床的な課題を取り上げつつ、教育課程とはなにか、教育課程の意義および編成の方法についての理解を得る。学校教育の実際を考察することで、学生自身の高校までの学校教育体験を再考する機会とする。
[具体的な達成目標]
 学校教育における教育課程の編成および実現プロセスについて具体的に理解し、自己の教育体験を振り返ると共に、教育課程の意義および編成の方法について、教育をする側の視点から考察することができる。
[必要知識・準備]
 学校教育における教育課程についての基礎的事項、学習指導要領の内容と特徴、戦後の日本社会の変遷と学習指導要領の関係、学校における教育課程の編制および実現に関わる具体的な課題など
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1小テスト/レポート 50  %理解度、論理性など 
2発表/表現等 50  %積極的な意見表明、他者との応答などのコミュニケーション 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
各回の概要:
[1回目〜6回目]全体講義(担当:高橋)
1回目‐オリエンテーション、教育課程の基礎概念
2回目‐教育課程と学習指導要領
3回目‐戦後の教育課程はどう変化してきたか(1)‐学習指導要領の変遷と日本社会
4回目‐戦後の教育課程はどう変化してきたか(2)‐学習指導要領の変遷と日本社会
5回目‐教育課程の今日的課題
6回目−−幼児期から小学校低学年期へとつながる子どもの育ちと教育課程
   

[7回目〜15回目]5つのクラスにて講義とリフレクション(担当:各コース教員)

7〜8回目:作品1『みんなの学校』(60分)
−学校に関わる現代的課題について知り、現代の学校のあり方について考えグループで討議する。
9〜10回目:作品2『35歳、新米教師の熱血』(NNNドキュメント、55分)
−教員であることが難しい時代にどう対処していくか−教員を取り巻く現状を知り、教師を支える情熱や使命感をどう育んでいくかを考える。そして、教員として職能開発をどのように進めていくのかを多角的に考察する。
11〜12回目:作品3『涙と笑いのハッピークラス』(NHK、50分程度)
−教師が児童・生徒と「向き合う」ということを理解する。
13〜14回目:作品4『自閉っ子、学校へ−父が撮った240日』(NHK、30分程度)
−自閉症が感じる世界の魅力,その世界に教師から歩み寄り重なり合うことの大切さ,「75条学級」の経営の在り方について考える。
15回目:まとめ−4つの作品を通じた教育臨床の諸問題や課題をふり返るとともに、それらに対する理解や態度の幅を広げることができたかを確かめる。
[教育方法]
 前半は全体講義、後半は、受講者数が20〜25名程度の少人数でゼミを行う。ビデオによる学校教育の実際などを視聴し、それらをもとに、テーマについての意見発表、意見交換などを行う。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
・この科目の位置づけは、「学校」という場で生じていることへの省察を深め、教師の仕事の実際と意味を考えさせることを主眼としています。みなさんには、これまで受けてきた教育を再考し、教育をする側からも考えられるようになることを望みます。
・2/3以上の出席が前提です。忌引き、教育実習、介護等体験実習のみ公欠として認めますが、それ以外の欠席は公欠とは認めません。また、虚偽の出席申告は厳格に対処します。
・全体の講義(第1回目〜6回目)は、M-12教室で行う予定ですが、感染症対策の関係からオンライン講義になる可能性もあります。
・後半は、コースごとに分かれての演習形式の学習となります。積極的な交流を望みます。
・演習形式の講義では、4つのテーマについて調査・討論などの活動を行い、各テーマごとにまとめとしてレポートを作成してもらいます。