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授業科目名
担当教員
原子力工学
武田 哲明
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TME323 2 (未登録) 3 後期 IV
[概要]
原子力工学について、軽水炉(沸騰水型原子炉及び加圧水型原子炉)の特徴と安全性、新型炉(高温ガス炉、ナトリウム冷却高速炉)の特徴と安全性、核融合炉及び熱利用技術について解説する。
[具体的な達成目標]
授業の到達目標及びテーマ
1. 軽水炉発電システムを理解する。
2. 軽水炉の除熱方法を修得し、その安全性を理解する。
3. 新型炉による発電・熱利用システムを理解する。
4. 核融合炉システムを理解する。
[必要知識・準備]
基礎専門として、熱力学、流体力学、材料力学、機械力学、の4力学はもとより、制御も含めた総合的な工学知識について、基礎的事項を理解しておくこと。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:中間期 10  %原子力に関する内容(前半の講義内容)の理解度を評価。 
2小テスト/レポート 90  %各テーマ、課題の理解度及び予習・復習への取り組みを評価。 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. 神田誠、他, 原子力プラント工学, オーム社
  2. 秋本肇、他, 原子力熱流動工学, オーム社
[講義項目]
授業計画
第1回 原子力エネルギーの概要(国内外のエネルギー事情)
第2回 核エネルギー(核反応)
第3回 次世代原子力システム(第四世代原子力システム)
第4回 高温ガス炉の概要(エネルギー事情)
第5回 高温ガス炉の概要(原子炉工学1)
第6回 高温ガス炉の概要(原子炉工学2)
第7回 高温ガス炉の概要(熱利用システム)
第8回 核融合炉の概要(トカマク型核融合炉)
第9回 高速増殖炉の概要(システム概要)
第10回 軽水炉の概要(加圧水型原子炉1)
第11回 軽水炉の概要(加圧水型原子炉2)
第12回 軽水炉の概要(加圧水型原子炉3)
第13回 軽水炉の概要(沸騰水型原子炉1)
第14回 軽水炉の概要(沸騰水型原子炉2)
第15回 軽水炉の概要(沸騰水型原子炉3)
[教育方法]
前半では、次世代原子炉システムや核融合炉に関する内容について講義し、レポート課題を課す。後半では、軽水炉に関する概要と安全性について講義し、レポート課題を課す。各テーマに対し、必要に応じて、小テストを行うことがある。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
26年間、国の研究所において研究員及び室長を務めてきた経験から、特に研究への取組み方や手法、成果の活用方法、など、さらには国際協力研究の進め方など、最先端研究における専門知識の重要さなどを解説する。また、日本原子力研究開発機構や日本原子力発電株式会社から講師を招いて講義を行っている。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
軽水炉、新型炉についてはテーマごとに集中講義とする。集中講義は3,4,5(1)時限とし、軽水炉、新型炉とも各2回ずつ行う。