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授業科目名
担当教員
デジタル回路II
小谷 信司
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TJM312 2 (未登録) 3 後期 I
[概要]
電気系科目の基盤科目の1つにデジタル回路があります。この科目ではデジタル回路の実践を広く学びます。具体的には、素子の働き、論理回路、順序回路、A/D変換、D/A変換の基本的な性質とデジタル回路を解析・設計するための方法を演習を交えながら学びます。
[具体的な達成目標]
1.デジタル回路に関する実践的な知識を習得する。
2.素子の働き、論理回路、順序回路、A/D変換、D/A変換について回路の解析、設計の実践を理解する。
[必要知識・準備]
デジタル回路Iの内容と、簡単な数学を復習しておくと授業の理解に役立つでしょう。
C言語やマイコン(Raspberry Pi)に関して復習しておくと、後半の演習に役立つでしょう。
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:中間期 40  %前半の授業の理解度 
2小テスト/レポート 60  %授業中の課題理解度(20%)、後半の授業の理解度・演習(40%) 
[教科書]
  1. 田所 嘉昭, 新インターユニバーシティ:ディジタル回路, オーム社, ISBN:978-4-274-20609-2
[参考書]
(未登録)
[講義項目]
1.オリエンテーション:デジタル回路IIの学び方
2.デジタル回路「I」と「II」の違い:論理レベルと実際の回路レベル
3.回路設計とシミュレーション:HDL、VHDL、ソフトウエアの設計開発過程、ドキュメントの重要性
4.コンピュータの構成:メモリ、CPU、ノイマン型コンピュータ
5.メモリの詳細:SRAM、DRAM、データ読み出し、データ書込み
6.デジタル回路の重要な素子:CCD(Couple Charged Device)
7.A/D変換、D/A変換:量子化誤差、標本化
8.総括評価・まとめ(前半)
9.[実習]Raspberry Pi でデジタル回路実習:環境構築、ネットワーク接続
10.[実習]ポート、High、Low、DI、DO:LEDの点滅、点灯、消灯
11. [実習]ポート、High、Low、DI、DO:スイッチの値読み取り、読み取りデータによるLED制御
12. [実習]A/D変換:温度センサ値の取得
13. [実習]PWM:RCサーボモーター制御
14. [実習]デジタル画像:カメラ入力
15. [実習]デジタル画像で人工知能:Deep Learning実践、発表会
[教育方法]
小さな単元で、「理論の学習・演習・発展項目」を繰り返し、デジタル回路I履修者が、デジタル回路に関する実践知識を身につけられるようにする。
[実務経験のある教員による授業科目の概要]
ハードウエアの性能と特徴を考慮したソフトウエア設計の実務経験を持ち、
その実務経験をデジタル回路IIで修得する項目の実践応用に活かす。
[
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
この科目は、電気系科目の核となる科目です。しっかり勉強してください。演習を多くしてゆっくり授業を進めますので、余力のある人は、演習問題を自分で勉強してほしい。後続科目の学習に必ず役立ちます。