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授業科目名
担当教員
組込みプログラミングII
西崎 博光
時間割番号
単位数
コース
履修年次
期別
曜日
時限
TJM219 2 (未登録) 2 前期 IV
[概要]
「組込みプログラミングI」,「組込みプログラミングI演習」に引き続き,情報処理の幅広い場面で必要となる基本的なデータ構造である木とグラフに関するデータ構造とアルゴリズムを学ぶ.そしてこれらのデータ構造とアルゴリズムをC言語で実装を行い,データ構造の利用法,アルゴリズムの理解,高度なプログラミング能力を習得することが本講義の目的である.
[具体的な達成目標]
本科目を修了者は以下の項目が説明でき,プログラミングができるようになる.
1)木構造(木のなぞり,ヒープソート,2分探索木)
2)深さ優先探索,幅優先探索
3)グラフ
4)最小全域木問題,最短経路問題
5)最短経路問題
6)計算量
[必要知識・準備]
C言語の基礎を習得済みであることが前提で講義をすすめる.組込みプログラミングIおよびその演習で学習した内容を発展・応用するため,履修者は必ずこれら科目とC言語の復習をしておくこと.特に木構造については線形リスト・スタック・キューの応用となるため,よくよく復習しておくこと.
なお,教科書は指定しないが,参考書の内容に関してのプログラミングの課題を課す予定である.
[評価方法・評価基準]
No評価項目割合評価の観点
1試験:期末期 25  %具体的な達成目標で示した3)〜5)についてアルゴリズムを理解しているかどうかを評価する  
2試験:中間期 25  %具体的な達成目標で示した1)〜2)についてアルゴリズムを理解しているかどうかを評価する 
3小テスト/レポート 50  %具体的な達成目標で示した1)〜6)のプログラミングの課題に対してC言語でのコーディングを評価する 
[教科書]
(未登録)
[参考書]
  1. T. コルメン 他, アルゴリズムイントロダクション 第3版 第2巻, 近代科学社, ISBN:4764904071,
    (グラフ関係のアルゴリズムの解説書です。)

  2. 柴田望洋, 新・明解 C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造, SBクリエイティブ, ISBN:4797390522,
    (C言語によるアルゴリズムとデータ構造を学ぶ上では良書だと思います。授業では資料を用意するため必携ではありませんが,自習学習などで役立つと思います。)
[講義項目]
以下のように講義(説明)とプログラミング演習を(ほぼ)交互に行なう予定である.

1.木構造のデータ構造
2.木構造を実現するプログラミング
3.逆ポーランド記法とスタック
4.木構造を用いた逆ポーランド記法とスタックを使った演算プログラミング
5.2分探索木
6.2分探索木構築・探索プログラミング
7.ヒープソート
8.ヒープソートのプログラミング
9.まとめと中間総括評価(中間試験)
10.グラフ表現のためのデータ構造
11.グラフ表現のためのプログラミング
12.最小全域木
13.最小全域木抽出プログラミング
14.最短経路問題とプログラミング
15.まとめと総括評価(期末試験)

※進捗具合等によってテーマが順序が前後することがあります.
[教育方法]
・基本的には実習室で実施するが,感染症対策のためオンライン実施となる可能性も高い。
・プログラミング演習時は課題を課し,時間内に終わらなければ宿題とする。
・「組込みプログラミングI演習」と同様にプログラミングの実技試験(あるいは実技+筆記試験)を行う(全2回の予定)。ただし,感染症の影響によって評価の実施方法を変更する可能性もある。
[JABEEプログラムの学習・教育目標との対応]
(未登録)
[その他]
(未登録)